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「まぁ、暴れるしか能がない奴には分からないだろうけどな」


人間態/CVIZAM


概要編集

第20話に登場したファントム。宿主は指揮者の男性。

そのためか、戦闘中でもタクトを振る仕草や楽団を指揮しているようなポーズをすることも多々ある。


性格卑劣でいやらしい。ゲートの人間をすぐには絶望させず、じわじわと苦しめて絶望させるやり方を好む。人間が絶望していく過程を演出し、見て楽しむことが大好き。

頭脳派でもあり、暴れることが大好きで直ぐに戦いたがるフェニックスとは仲が悪く、完全に見下している。階級上はメデューサやフェニックスの方が偉いはずなのだが、ベルゼバブは普通にタメ口で会話しており暴言も吐いている(その際、上記の台詞をぼやいていた) 。

能力を駆使してウィザードを破ったので、もしかしたらファントムの中でも階級は上なのかもしれない。


ゲートの主婦新井志保が「友達仲間と一緒にいないと心配」というタイプであることを利用し、友人やに使い魔を寄生させていじめ、泣き叫んだところで「お前なんざ周囲からは疎まれるだけの存在だ」と吐き捨てるという非常にイヤラシイ手段で絶望させようとした。


最初は空間移動による攻撃にウィザード、ビーストも歯が立たず、有利にゲートを追い詰めていたが、新たなる力・ドラゴタイマーを手に入れたウィザードの分身によるチームプレイに逆に反撃する暇もなく、あっけなく倒されてしまった。


外見編集

ヘブライ語で「ハエの王」を意味する悪霊(デーモン)がモチーフ。


本来の姿は羽にドクロの模様を持つハエの姿をしてるのだが、こちらのベルゼバブはどちらかといえば虫ではなくに近い外見をしている。

※これは「青髭」ことジル・ド・レが「の姿になるところを目撃した」という証言が由来。因みに元ネタのベルゼブブは悪魔憑きを引き起こすが、『化物語』には似たようなことを引き起こす『障り猫』がいる。


原典とは異なり頭部の側面に悪魔の翼のような部分があり、ハエの顔面のような意匠となっている胴体を持っている。まるでズ・ゴオマ・グである。


能力編集

体から生み出す蟲型の使い魔を、対象となるゲートの周囲に居る人間の体に取り憑かせて操ることが出来る。この使い魔は魔法を流し込むための受信機に過ぎず、一旦支配下に置かれた人間はたとえ使い魔が体から離れても、ベルゼバブ本人が死なない限り操りの洗脳は解けないのでかなり厄介。ただし魔法使いには通用しない。因みに魔法使いでない普通の人間でも使い魔その物は倒せる。

なお、女性に取り憑かれると別の意味で厄介であり、凛子が被害者の衣服を脱がせて使い魔暴き立てる必要があった。


また、ウィザードが使用するコネクトのように空間を操る能力も持ち、どんな攻撃も全てかわすことが可能。但し、強大な魔力を込めた攻撃ならば強引に能力を貫通してダメージを与える事が可能。

戦闘では主にで攻撃する。空間操作能力による死角からの攻撃や瞬間移動、相手の攻撃を利用した同士討ちの誘発も得意で、まともにやり合ってもベルゼバブに攻撃を当てることは非常に難しい。自身の腕から無数の針を飛ばすことで遠距離攻撃も可能。


余談になるが、武器はヘルハウンドの剣と同じ形状であり、戦法も非常に似ている。


モデルについての話編集

ベルゼバブ(ベルゼブブ、ベルゼビュートとも)は、中世悪魔学に於いてサタンルシファーに次ぐ地獄の第二位、もしくは頂点とされる強豪悪魔である(序でに七大罪の暴食または強欲担当とも)。

ファントムのベルゼバブ同様狡猾で卑劣な策士であり、その活動内容から悪魔憑きの主犯、ハエのみならず様々な姿を取ることから無貌の悪魔とも称される。


余談編集

スーツは後に第36話に登場するファントム・ラームに改造された。


関連タグ編集

仮面ライダーウィザード 怪人 ファントム(仮面ライダーウィザード) ベルゼブブ


ソウルサクリファイス:そのままベルゼバブというモンスターと演者が魔物化した姿と言われている「ウサギとカメ」が登場しており、おまけにこの2体の同時討伐ミッションまで存在するあたりもしかしたら製作スタッフがウィザードをオマージュした可能性も考えられる。

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