概要
仮面ライダーウィザードの公式外伝小説。著者はきだつよし。
時系列は天下分け目の戦国MOVIE大合戦の後で少なくとも仮面ライダー大戦の前で、MOVIE大戦アルティメイタムの出来事についても触れられる。しかし、インフィニティーウィザードリングの出所から後続の映像作品とはパラレルと見る解釈もある。(後述)
他のシリーズとは異なり、表紙はライダーの顔写真以外に魔法陣がデザインされている。(似たデザインは鎧武まで続いた。)
2014年に講談社キャラクター文庫からリリースされた。
登場人物
主人公。突如現れた黒マントの引き起こす事件に巻き込まれていく。
飯島譲少年を負傷させた犯人を追う為に、晴人達に協力する。
ちなみに戦国MOVIE大合戦のラストでヘルヘイムの森の実を大量に収穫していたが、本作でピンピンしていた為、キマイラが全部食った事で事なきを得たと思われる。よって仮面ライダーブレイブに登場したビーストは本物でない事が窺える。
本作のヒロイン。国安0課の任務で笛木奏の残した事件の残滓を晴人と共に追っていた所を『何か』に遭遇する。
TVシリーズでのヒロイン。作中では既に故人で、晴人のアンダーワールド内でホープウィザードリングを預かっていたのだが…。
とある人物が変身した黒いウィザード。何らかの目的で晴人達に襲いかかるが、その真意は…?
ダークウィザードでも無ければ、瞬平ウィザードでも無い。
余談
- インフィニティーウィザードリングの出所について。
- 魔宝石の世界ではるとに渡して以降の仮面ライダー大戦を始めとした後続作品におけるインフィニティーウィザードリングの出所の解釈が異なっている。
- 本作では再び晴人が自ら生み出したとしている一方で(つまり武神ウィザードのリングは使用後にイエヤスに返却している事になる。)、平成ジェネレーションズの設定では戦国MOVIE大合戦の一件で、武神ウィザードの形見の物を引き継いだとしている。この為、本作が大合戦から分岐したパラレルという意見もあれば、リングの出自が違うだけで平成ジェネレーションズに登場した晴人も本作と似た出来事を経験しているという意見もあり、解釈は分かれる。