『小説 仮面ライダーウィザード』のネタバレに付き閲覧注意‼
「我が名はワーロック……………貴様と同じ魔法使いだ」
概要
『小説 仮面ライダーウィザード』に登場。
本作における真の黒幕にして、仮面ライダーウィザード、ひいては主人公・操真晴人の物語における最後の敵。
その正体は古の魔法使いで、それ故に様々な魔術に関する知識を持つ。
かつて「暗黒魔術」という強大な力を開発(本人が言うには、もし暗黒魔術が開拓されていけば、現代社会そのものが全く異なった価値観に置き換わっていたらしい)した事で、その力を恐れた「科学」を信奉する者たちによって暗殺されてしまったが、死の寸前に自身の魂を鏡の中へと封じ、いつの日か復活するため一縷の望みを抱いて数百年の間眠りについていた。
そして時は流れ、彼の魂が封じられた鏡は紆余曲折を経て笛木奏の手へと渡った。
笛木の死後、事後処理のために警視庁国家安全局0課の木崎の依頼を受け、笛木の秘密研究所を訪れた晴人と彼のアンダーワールドにある「賢者の石」の気配を察知すると、それを使って現世に復活し自身の理想を実現しようと目論む。
その第1段階として、晴人を試すべく大門凛子に邪気を吹きかけ、研究所に放置されていた「ホムンクルス」の封印を解かせて晴人の力を推し量ると同時に、彼の心の中で眠る賢者の石を取り出し、膨大な魔力を得て復活を遂げようと目論むが、石が取り出せない事が分かったため、作戦を変更。
暗黒魔術を用いて晴人の心の闇に働きかけ魂を2つに分割。もう一人の操真晴人を生み出し、2人の晴人を同士討ちさせて共倒れさせる(正確には2人の魔力の源であるドラゴンを共食いさせる)事で得られる莫大な魔力を使って自身の復活の糧にしようとした。
物語の終盤、もう一人の晴人が晴人と同程度の力を身に付けた事を悟ると、もう一人の晴人の誕生の原因を調べるために再び研究所を訪れた凛子の体を乗っ取り、自身の野望を成就させようと行動を開始する。
ワーロック(ファントム態)
2人の晴人を亡き者にしようとグールの一体にワーロックの魂が憑り変貌した、ワーロックの戦闘形態。
「地を這う邪気で紫色に染まった大蛇のような姿」をしている。
巨体に似合わず機動力に優れており、その巨体を存分に生かした圧殺攻撃や体当たりを得意とする。
また、体内の中心に存在するワーロックの魂の周囲には、ワーロック自身の魔力で精製された光球が張り巡らされて彼の身を守っている。
2人の晴人を絶望させるべく凛子を亡き者にしようと襲いかかるが、最後は自身と凛子を護るべく、自身の全てを晴人に託したもう一人の晴人の変貌したホープフレイムウィザードリング(仮称)で変身したウィザードの鉄拳を本体に叩き込まれ、断末魔と共に爆散。滅び去った。