概要
小説『仮面ライダーウィザード』に登場。
物理学者・笛木奏が失った1人娘の暦を蘇られるために大量に集めた魔道具の収蔵品が収められた研究所の地下施設に置かれた木箱に封印されていた魔法を動力源とする魔道人形の一種。
ある邪悪な存在がある目的で操真晴人の力量を図るべく、大門凛子を利用し封印を解く事で解復活。本能のままに暴れ回る。
押し絵が無い為、具体的な容姿は不明だが、文章によれば晴人よりも二回りも大きい巨体を誇り、赤茶けた体は乾いた土の様にゴツゴツして所々が剥がれ落ちており、その剥がれた部分からは黒い液体が染み出し、赤黒い血管のようなものが前身に浮かび上がっているという、とてつもなくグロテスクな容姿をしており、眼球の無い落ち窪んだ2つの眼に歯が無い口と今にも崩れ落ちそうな鼻、そしてひび割れた顔に小さく書き込まれた白い魔法陣を動力源に動いているようだ。
その正体は笛木が暦の肉体を生み出す過程でその試作として作成された暦の仮初の器で一種のホムンクルスでゴーレムのようなものらしく、所詮試作段階である為に唸り声のみを発するだけで知能らしきものは全く持ち合わせておらず、本能で暴れ回るだけの化け物であるようだ。
凄まじい怪力を誇るが、光に弱いという弱点を持っており、最後はその事を見抜いたウィザードに“ライト”の魔法で光を浴びせかけられ怯んだ所へ魔力を込めたウィザーソードガンで体を真っ二つに切り裂かれると光となって消滅した。