「無敵のハリネズラスだ!」
「どうだ、俺の殺人針の威力は!」
スーツアクター:瀬島達佳
解説
『仮面ライダー』第62話「怪人ハリネズラス殺人どくろ作戦」に登場するアフリカ[支部]]より招かれたハリネズミ型改造人間。鳴き声]は「アヤヤヤ(再生怪人となった時は何故か「プルッ、プルルルッ!」へと変わっている)。
全身に生えた針にそれ自体が爆弾となっている『爆弾針』と人間を一瞬で溶かして白骨化させてしまう殺人ビールスが仕込まれた『毒針』がそなわっており、これを自在に使い分けて戦闘を行う。
また、これ他の針は遠隔操作を行うことが可能であり、地獄大使の命でまずは『爆弾針』を遠隔操作して次々と人々を襲って大混乱を引き起こし、その際には本郷猛=仮面ライダー1号も針で襲った。そして作戦の次の段階として殺人ビールスが仕込まれた毒針を使って人間を白骨化させる「殺人どくろ作戦」を実行しようとした。
その為の要となる「殺人ビールス」をアフリカ支部から取り寄せるものの、それを運んでいた輸送機がエンジントラブルにより三浦半島の某村に不時着した為に急いで回収に向かうが、それを偶然目撃した雪夫少年が「殺人ビールス」が入った箱を宝箱と勘違いして隠してしまった為に探し回る羽目となり、更に村人達の誰かがその箱を隠したと思い込み、子供達を人質にして村人達から所在を聞き出そうと躍起になる。
そして遂に雪夫少年から箱の在りかを聞き出すが、ショッカーの活動を調べていた猛と滝和也が駆けつけ人質は救出されてしまい、箱もライダーによって破壊されて作戦は失敗。
爆弾針や後の強化改造人間の『キック殺し』のように『ライダーキック』を跳ね返すなど善戦するが、ライダーに投げられた衝撃で自身の爆弾針が誤爆。怯んでいる隙に『ライダー稲妻キック』を受けて倒された。
再生個体
『仮面ライダー』第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」において再生怪人軍団の一員として登場し、カミキリキッドの補佐を担当するが、最後はライダーに投げ飛ばされてザンジオーと衝突して爆散した。
この時は再生怪人ではあったものの、爆弾針の能力は健在で、新一号に対してかなり善戦している。
また、映画『仮面ライダー対地獄大使』においても再生怪人軍団の一員として登場している。
派生作品
すがやみつるによる漫画版『新仮面ライダー』ではサイギャングとタッグを組んで登場。
白昼堂々新宿の歩行者天国をバイクで荒らし回り、五郎の担任・甲田先生を拉致して強引に怪人カブトロングに仕立て上げた。
この三人で五郎の通う生田台小学校をショッカースクールに改造し、殴り込んできた本郷をサイギャングとのタッグで迎え撃つが、盾代わりにしていた校舎の壁ごとライダーキックで倒された。