「ゴゼパ『ボグデヅン・ヅセギババ』ゴ・ガブニ・ギザ!(俺は『鋼鉄のブレイカー』ゴ・ガブニ・ギだ!)」
データ
身長/不明 体重/不明
登場話:『仮面ライダービルドスペシャルショー』
解説
グロンギで上位の強さを誇るゴ集団に属するカブトガニ種のグロンギ。仮面ライダークウガ本編よりも遥かに遅れて目覚めたグロンギのため、未確認生命体の番号表記は不明。
人間同士が殺しあう姿を見て、普通の人間を狩るゲゲルに面白みを見出せなくなっており、「我らと等しい異形のリントを狩る」ルールを自らに課す。
この「異形のリント」の基準は「ネビュラガスの臭い」に基づいているため、出くわした仮面ライダークローズも「異形のリント」と判断して狩りの対象となった。
なお、ラ集団の生き残りにゲゲルを管理されているものの、ゲリザギバスゲゲルではないためか、対象の殺害方法は素手であった。
また、クウガに対して自身の名を名乗っているが、これはグロンギとしては珍しいケースである。
能力
ゴ集団かつ甲殻類がモチーフの為、非常に頑丈な肉体を持つ。
基本的にはこの屈強な体での肉弾戦を主とするが、クウガとの戦闘で苦戦した際には撤退や剣での応戦を図るなど、柔軟な立ち振る舞いも行う。
活動
ビルドの世界の東都にやってきて人間たちの現状を目の当たりにすると、前述の方針によりスマッシュを狩るゲゲルを開始する。
やがてゲゲルによるスマッシュ狩りが認知され、北都側からストロングスマッシュとガーディアン部隊が東都に送り込まれる。
偵察の途中、ビルドと他の勢力の攻撃を受けて疲弊したストロングスマッシュを発見し、腹部を右腕で風穴を空け殺害。この時点で総殺害数は38体に及んでいた。
そしてその場に偶然居合わせたクローズを見るや、ガスの臭いからゲゲルの殺害対象と認定し襲い掛かる。
「ビガラロ、ガグンビゴギググスバ(貴様も、ガスの臭いがするな)」
『悪いが英語は分かんなくてな、やるってんなら相手になるぞ!』
「ギゲギンギギジャヅザ!(威勢のいいヤツだ!)」
クローズチャージの肉弾戦を意にも介さず、一方的に攻撃してクローズを圧倒。
クローズを狩ろうとした時、グロンギの残党を単身追跡していた五代雄介に見つかり、マイティフォームに変身したクウガと交戦。
本編後の熟練されたクウガとの戦闘では劣勢に陥るが、マイティキックの封印エネルギーを無力化した所で戦闘を離脱。
「ボセグ、ギランクウガバ!(これが、今のクウガか!)」
クウガを撒いた後、ラ・バルバ・デが接触。
自らが行うゲゲルの詳細とクウガの情報の共有を行うと自身のゲゲルを再開する。
「リントゾグギンボソギガ、ギパヅズブ(リント同士の殺し合いは、続く) ゴセパ、ロドドゴギブギデジャス(俺は、もっと追い抜いてやる)」
その後、追跡していたクウガに追いつかれ再戦。
「クウガ!ボセギジョグ、ゲゲルンジャラパガゲン!(クウガ!これ以上、ゲゲルの邪魔はさせん!)」
初戦と同様にマイティフォームに劣勢を強いられるが、モーフィングパワーで剣を生成し有利を取る。
しかし、クウガにタイタンフォームに超変身されると、自身の剣が生体装甲を貫くことができず、逆に剣を奪われてタイタンソードに。
即座に新たに剣を生成し直して剣同士の戦闘にするものの、タイタンフォームの防御力を突破できず、ほぼ一方的に攻撃される。
最後はカラミティタイタンによって封印エネルギーを送り込まれ敗北、爆死した。
他のゴ集団の例に漏れず、ゲブロン由来の爆発は大規模であったが、それもクウガの成長したモーフィングパワーによって「なんとかコントロール」されたため、被害を出すことはなかった。
余談
「ライオもゲラグもクウガに倒された」というバルバの台詞から、時系列は小説版以降の出来事である。
小説版以降故に、五代も強化されているとはいえ、ゴ・ジイノ・ダ同様、ライジングフォームを経ることなく倒されたゴ集団のグロンギである。
ガブニの登場したビルドのヒーローショーはクウガの他にも仮面ライダーアギトが登場するのだが、どちらも原作の再現度が高く、観覧客からは非常に好評である。