オルカロード
おるかろーど
真澄(水のエル)「殺れ」
CV:土屋利秀
登場話:第30話「隠された力」~第33話「現れた敵」
身長 | 211.0cm |
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体重 | 150.0kg |
特色/力 | 剛力、剣術 |
※『仮面ライダーアギト超全集 下巻』p32や「仮面ライダー図鑑」より。テレ朝版公式サイトアーカイブでは「身長:2m 体重:143kg」とあるが、これはオルカロードの前に登場したクラブロード クルスタータ・パレオのものであり、恐らくテレ朝版が誤記と思われる。
『仮面ライダーアギト』に登場する、シャチに似た超越生命体(アンノウン)。
作中ではケトス・オルキヌスのみが登場。個体名の意味は“冥府の神の海獣”。水のエルに仕える近衛兵の役割を担っており、水のエルが憑依した女性・関谷真澄を守るかのように行動する。クラブロードが真澄を殺害しようとした際には制止しており、クラブロードも大人しくその判断に従っている。
高位のアンノウンであることを表すように額には三つのOシグナル型の器官、首元には水のエルのバックルと同じ装飾品がある。
モチーフのシャチ自体が、海の生態系の中でも上位に位置し、水のエルのモチーフであるクジラの仲間であるので上位種とされるのも納得である。
今までのアンノウンとは比べものにならぬ程の剛力を有し、大木をも簡単に折る事ができる。
武器として波状の刀身を持つ剣「因果のフランベルジェ」を使う。装飾的な外見とは裏腹にその波状の刃は傷口を広げるという凶暴な一面を秘め、斬りつけられた者は業火に焼かれたかの様な激痛を味わう事となる。
一度は仮面ライダーアギトをねじ伏せてみせ、続く仮面ライダーギルスや仮面ライダーG3-Xとの戦いでも優位に立つが、一時撤退を選んだ。再戦では武器を弾き飛ばされてしまい、最後はライダーキックを受けて爆散した。
なお、シャチのライダー怪人は彼が初である。
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にも登場。処刑広場の決戦にてアギトを迎撃した。
デザイン担当の草彅琢仁曰く、アンノウンは狂暴であると同時に無垢な聖神性を有しており、それはシャチやイルカにも共通しており、それがやがて水のエルにも繋がっていくイメージ、とのこと(『完全超悪』p139より)。
オルキヌスがなんで「冥界の神」を意味するの?と思われるかもしれないが、これは元々はラテン語で「冥界」を意味するから。
さらに噛み砕いて言うと、古代ローマ神話では冥界の神としてオルクス(ハデスと同一視されるプルートの事ではない)が信仰されており、これがのちに騎士道物語である『狂えるオルランド』に登場し、英雄ロジェロに退治された海の怪物オーク、ひいてはシャチを意味する英名の由来になったという経緯がある。