演:松元環季
概要
『仮面ライダー電王』のヒロインであるハナが、なぜか中盤で子供になってしまってからの愛称or通称である。
命名は良太郎(愛理らに、ハナの妹でコハナなどと紹介したため)。
コハナはこの名前が不満だったようだが、劇場版『俺、誕生!』で小さい良太郎を小太郎と呼んだ彼女(当時はまだハナだが)に文句は言えないと思う。
モモタロスからはハナ時代の「ハナクソ女」から「コハナクソ女」と呼ばれている。
ちなみに普段はレースの白い上着に黒のミニスカート+黒ストッキングという出で立ちで外で調査する時に着替えるのは相変わらずだが、メタ的な衣装の都合かハナの時より着替えの回数は減っている。
この状態になってしまってからは、TVシリーズの最終回は勿論、それ以降の劇場作品、『仮面ライダーディケイド』に登場した時にも元には戻らず、『超・電王』でも、この状態のままである(※下記)。
しかしこの状態になってからがむしろ本番だったのか、少女の可愛らしさとは裏腹にモモタロスを始めとしたデンライナーのイマジン達は頭が上がらず、ゲルニュートを素手で殴り倒し、敵イマジン達を相手にもバズーカをぶっ放すなどのアクションを魅せてくれて、下手したら電王以上の活躍をする…もう全部あの子一人でいいんじゃないかな。
『クライマックス刑事』のキービジュアルやDVDパッケージでもバズーカを構えている為、スタッフは“バズーカコハナ”を推す気満々のようである…が、これをやらされた松元は余りの爆音に驚き撮影現場でマジ泣きしてしまったらしい。
恐らくだが、特撮で生身バズーカを披露する幼女は今後現れる事はあるまい…
また、先述の『クライマックス刑事』では「俺たち、参上!」のセリフと共にモモタロス達と決めポーズを取るなど意外とノリのいい一面も見せた(だが、ポーズをそっくりそのまま真似ているわけではなく、歌舞伎の見得に似たポーズになっている)。
幼児化したのは、ハナ役の白鳥百合子が体調不良で降板した故の措置という大人の事情があるのだが、物語上でも明確な理由が設定され、最終回にて彼女の正体と共に明かされる。
ヒロイン交代に際し作劇上でも辻褄を合わせた、小林靖子女史の手腕を評価する声は多い。
しかし、令和にてモモタロス(電王ソードフォームの状態)が客演したスピンオフ『目指せ!ドン王』にてモモタロスがぼやくなかで「コハナクソ女」ではなく「ハナクソ女」と呼んでいたため、ある程度は再び成長していると思われる。
メタ的にはなるが、当時8才だった松元環季も2023年に白鳥百合子がハナを演じていた年である24才になっているので、もし松元環季が再びコハナを演じる場合は、コハナではなく「松元環季版ハナ」になるのかもしれない。
余談
本編中はハナ同様ロングヘアーだったが、『さらば電王』などでショートヘアーになっていたため、pixivにはショートとロングの両方のイラストが投稿されている。
関連イラスト
関連タグ
広瀬栞、泉比奈、詩島霧子、ツクヨミ、五十嵐さくら:強キャラ扱いされやすいライダーヒロイン。広瀬と比奈とさくらは生身で腕っ節が強い。比奈は脚本家が同じ作品に登場する。
以下、ネタバレ注意
その正体は、愛理が桜井との間に身籠った子供で、良太郎から見ると姪に当たる。加えて劇中序盤で、特異点である事は明かされていたが、実はそれと同時に分岐点の鍵である事が最終回で明かされた。
桜井は物語開始前に愛理と共にゼロライナーに遭遇。未来を護るため、自分を分岐点と未来を繋ぐ分岐点の鍵と誤解したカイやイマジンを囮となって引きつけながらゼロノスとして人知れず戦うが、カイの操るレオソルジャーに敗北し、カイは時間の破壊を実行する。
しかし、特異点である良太郎の記憶が支点となって破壊された時間は修復されたが、桜井はその際、人々の記憶を消費するゼロノスカードを使い、良太郎や愛理を含めた人々から、産まれた自分達の子供であるハナの記憶を消去。彼女のみを世界から弾き出すという強制的な手段で、イマジンから彼女を隠し通したというのが真相である。
劇中序盤でハナの居た時間はイマジンの時間改変の影響によって消滅したと語られていたが、実際は時間自体は無事で、彼女のみが時間から消えていたのである。それ故に劇中終盤まで桜井や愛理を分岐点の鍵として追い掛けていたカイにも気付かれなかった。最終話にてカイは現代で再び引き起こした時間破壊を実行するが、ハナの存在から意味を成さなかった。それは即ち、ハナが存在する限り、決してイマジン達の時間に繋がる事は無く、何度でも時間は修復出来る事を意味していた。
最終的にイマジン達は自分達の未来諸共消滅。自ら囮となってまで愛理とハナを守り抜いた桜井も過去の自分である侑斗がゼロノスカードを使い切った事で消滅するが、記憶を無くしてまで実行した二人の決死の策で、自分達の子供が存在する未来を守り切ったのである。