概要
2007年8月4日公開の『仮面ライダー電王』の劇場版。正式タイトルは『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』。
平成一期の夏の劇場版では珍しくテレビ本編と明確にリンクしており、第27話と第28話の間のストーリーとなっている。又、唯一最強フォームが登場しない作品でもある。本編と繋がるサイドストーリーの形式の映画は平成二期以降増えているが、映画の視聴が前提となるエピソードがある作品は珍しい(類似例は後年のガッチャード冬映画が該当)。また、特に第26話では本作のクライマックスシーン直前の裏話が描かれている他、ラストシーンにてオーナーによる映画の宣伝が行われている(映像ソフトや各種配信サービスでもカットされていない)。
「俺、誕生!」のタイトルの通り、主人公の野上良太郎の産まれる時代が決戦の舞台となる。
過去の平成ライダーに出演していた俳優が、敵イマジンの声優などゲストとして多く登場している。
その中には、徳山秀典と内山眞人のいわゆる地獄兄弟や山口祥行ら前作『カブト』出演者も含まれているので、『龍騎』~『剣』で恒例となり、『響鬼』『カブト』で断絶していた「前作からのゲスト出演」が3年ぶりに復活したことになる。
あらすじ
宝石強盗犯に憑依したモレクイマジンを追って、電王はデンライナーに乗り西暦2000年を目指す。無事モレクイマジンを倒す電王だったが、良太郎とハナがいないすきを窺って、時空間強盗・牙王とその配下のイマジン軍団がデンライナーをジャックしてしまう。2000年に取り残されてしまったハナは牙王を追おうとするが、良太郎は牙王から蹴り倒された際に頭を打って記憶を失ってしまい…。
ゲストキャラクター
余談
前項のゲストキャラクターの多くを演じた俳優・声優は、仮面ライダーシリーズを始めとした東映特撮のOBである。
- 川口→仮面ライダー響鬼
- 山口、徳山、内山→仮面ライダーカブト
- 荻野→仮面ライダー龍騎
- 齋藤→轟轟戦隊ボウケンジャー
また、牙王を演じた渡辺は『ウルトラマンガイア』に出演していた。
関連タグ
ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦:同時上映のスーパー戦隊映画。
仮面ライダー世界に駆ける、将軍と21のコアメダル:同じく全フォーム同時登場を果たしたライダー映画。前者は時を超え集合するという点、後者は脚本家が小林靖子であるという共通点がそれぞれある
劇場版(単独作品)
GOD_SPEED_LOVE → 俺、誕生! → 魔界城の王
劇場版(電王)
俺、誕生! → クライマックス刑事