Double-Action
だぶるあくしょん
平成仮面ライダーシリーズ第8作仮面ライダー電王の挿入歌。
「2つ」、「過去、現在、未来」、「記憶」など電王を象徴とするキーワードが歌詞の随所に散りばめられており、従来の仮面ライダーの挿入歌とは一線を画すクールでシリアスなリズムが特徴的である。
ユーロビート調のアップテンポとロックなギターサウンドが、この時空を赤く染める。
「同じではないものの、違う者でもない」という、矛盾や二律背反をテーマを元に製作され、主に戦闘シーンに流れる。そのキャラの性格や特徴にアレンジされた各派生曲の原曲となっている (下記参照) 。
この曲は下記の法則に習い、ソードフォームのテーマソングとして『Double-Action Sword form』と呼称されることも。
Double-Action Rod form
仮面ライダー電王 ロッドフォームのテーマソング。
原曲よりも軽快なスカ調にアレンジされており、「嘘」、「真実」やロッド / ウラのイメージカラーの「青」という饒舌なウラタロスならではの歌詞に変更されている。
また、サビのメロディラインが特徴的でもある。
Double-Action Ax form
仮面ライダー電王 アックスフォームのテーマソング。
キンタロスが関西弁を喋るキャラだからか超が付くほどのド演歌調にアレンジされ、ヴィブラスラップの音が曲にいい味を出している。
Double-Action Gun form
仮面ライダー電王 ガンフォームのテーマソング。
まるで音ゲーの曲のようなヒップホップ調にアレンジされている。
ラップや英語が多用されており「答え」や「銃」、「ダンス」など、無邪気かつワガママなリュウタロスを反映した一曲となっている。
Double-Action Wing form
仮面ライダー電王 ウイングフォームのテーマソング。
かの有名な白鳥の湖を思わせるエレガントな曲調にアレンジされている。
「プリンス」や「優雅」、「我が兄弟」などジークを彷彿とさせる歌詞やゴージャスな雰囲気が、これまでのアレンジとは一線を画す。あまりの変わりっぷりに一部視聴者からは「原曲行方不明」と評されることも。
Double-Action CLIMAX form
- 作詞:藤林聖子
- 作曲:LOVE+HATE・鳴瀬シュウヘイ
- 編曲:鳴瀬シュウヘイ
- 歌:モモタロス (関俊彦) & ウラタロス(遊佐浩二) & キンタロス (てらそままさき) & リュウタロス (鈴村健一) & デネブ (大塚芳忠)
『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』の主題歌。
タロスズとデネブの計5人で歌う、『Double-Action』の集大成のような曲。
『Sword form』をベースにしながらも5人のわちゃわちゃが効いた感じにアレンジされ、「いーじゃん! いーじゃん! ポリスメン!!」という『Climax Jump』を連想させるフレーズもあるほか、テンションが高めのラップが特徴的。
Double-Action GAOH form
仮面ライダーガオウのテーマソング。
『Double-Action』の銘を持つ唯一のソロ曲 (ガオウは契約イマジンがおらず、単体で変身するのに"Double"-Actionなのかとツッコんではいけない) 。
原型を残しつつも、いかにも悪役染みたドスの効いたサウンドと歌声で「喰らう」、「転げ落ちろ」や「最後の晩餐」と心が飢えに飢えている牙王を体現した一曲。
Double-Action Strike form
『超・電王トリロジー「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」』の主題歌。
イントロのギターや従来の『Double-Action』をよりロック調にし、疾走感を加えた傾向に仕上げられている。
今を大切にするような思いがこもった、お互いの存在の大切さに気付いたような歌詞も見逃せない。
Double-Action Coffee form
歌っている二人が非戦闘員なので、挿入歌というよりはキャラクターソングの部類に入る。
クールなイメージの原曲からメルヘンなサウンドになったりしているため、印象はかなり異なる。
名前の通り、コーヒーをテーマにしており、「シュガー」や「ケーキ」、「ビーンズ」と喫茶店な歌詞となっている。
Action-ZERO
仮面ライダーゼロノスのテーマソング。
侑斗の悲愴感漂う歌詞をデネブが支えるような構図になっており、「最初に言っておく!俺はか~な~り強い!」という決め台詞もきちんと歌詞に落とし込まれている。
また、2010年には「Action-ZERO 2010」というバラード調にリメイクされたものも発表された。
Real-Action
- 作詞:藤林聖子
- 作曲・編曲:Ryo
- 歌:野上良太郎 (佐藤健)
仮面ライダー電王 ライナーフォームのテーマソング。
野上良太郎役の佐藤健氏のソロ曲となっている。
臆病で不器用だった良太郎が一歩ずつ進んでいこうという意志や覚悟の現れを表現した一曲で、電車を彷彿とさせるキーワードが多い。
Climax-Action ~The 電王 History~
- 作詞:藤林聖子
- 作曲:LOVE+HATE・鳴瀬シュウヘイ
- 歌:DEN-O ALL STARS
『超・電王トリロジー「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」』の主題歌。
これまでの電王の楽曲 (『Climax Jump』や『Double-Action』系列の曲) のほとんどをミックスした、『仮面ライダー電王』という作品の集大成とも呼べる曲。
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