「懺悔のつもりか?」
演:金山一彦
CV:塩野勝美
概要
リザードクラスに属するヨロイトカゲを彷彿させるファンガイア。「水面に連鎖する堕落の残像」という真名を持つ。身長237㎝、体重312㎏の巨体を有する。鳥モチーフはカモメ。
ファンガイア族の中でも最強と言われるほど頑丈な鱗を持ち、両腕の盾「リザードシールド」と合わせればいかなる攻撃をも寄せ付けない。
このほか重戦車をも軽々と持ち上げられる怪力と、100mを4秒で走れるほどの俊足を持つ。
劇中ではライジングイクサの銃撃をも軽く受け止め、キバのザンバットソードの攻撃も抑ぐ程の盾を披露した。しかし、流石にファイナルザンバット斬までは防げず盾は破壊されてしまったが、そもそもこの世に存在する最も強力な剣を持つエンペラーフォームの攻撃を真正面から対抗できたのは実はこのファンガイアだけであり、強さでいえばチェックメイトフォーに入ってもおかしくないレベルの強さを持っている。
麻生ゆりの墓参りに来た嶋護を襲撃して重傷を負わせると、神田博士の開発した個体能力の移植技術を利用した登太牙の手で嶋と融合する(これにより、嶋は飛んできたサッカーボールを軽く触れただけで破裂させる程の怪力になってしまう)。
ファンガイアの本能のまま、暴走したように暴れ回るが、キバやイクサとの戦いを経てファンガイアになってしまったという自覚を持つ。
その後は渡にこれまでの非礼を詫びると、ゆりの墓の前で太牙と決着をつけようと仮面ライダーサガに挑むが、スネーキングデスブレイクで腹を貫かれ爆散した。
また、敵視された時期はあれども渡にとっては決して他人ではなく、また太牙にとっては育ての親でもあった嶋を陥れて、ファンガイアにしてしまったこの事件は、以前より少しずつ関係に綻びが生じかけていた渡と太牙の間に決定的な対立を齎す結果となり、2人はこの件を巡り、遂にお互い本気でそれぞれキバ、サガに変身した上で衝突する事となってしまった。
以降、ネタバレにつき、閲覧注意。
だが、終盤になって、嶋はサガに敗れ、崖下に落下した後に太牙自身の手で回収されてファンガイアと分離して事なきを得ていた事が発覚。
嶋自身もこの事から太牙が完全に非情になりきれていない事に気づき、彼と決定的に決裂寸前だった渡を説得し、太牙を救う様に頼むが、そこで渡から、ある行動を起こそうとしている事を打ち明けられる…
再生個体
『MOVIE大戦2010』ではスーパーショッカー所属の怪人として登場。終盤まで生き残っていたが、芦河ショウイチが変身した仮面ライダーアギトのライダーキックを受けて倒された。
なおスーパーショッカーの怪人は、多くが旧1号編のショッカー怪人とモチーフを揃えられているが、サンゲイザーファンガイアはトカゲロンに該当する。
『レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの同盟怪人として登場。
余談
真名の由来は魚に群がるカモメが由来になっており、スパイダーファンガイアと並んで鳥モチーフのヒントがかなりわかりやすい真名となっている。
スーツはトータスファンガイアの改造。
関連タグ
スパイダーオルフェノク:井上敏樹が務めた作品に登場する人工的に生み出された怪人繋がり。