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メ・ガドラ・ダ

めがどらだ

メ・ガドラ・ダとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場する敵怪人の一体。未確認生命体第25号とも。
目次 [非表示]

「俺が25号だな・・・ラデデギダダ(待っていたぜ)」


データ編集

身長205.0cm(超全集では196cmと記載)
体重215.0kg(超全集では188kgと記載)
主な犯行現場豊島区池袋
死亡場所同上
特色/肉弾攻撃、チェーンによる攻撃
呼称未確認生命体第25号
西川義郎
スーツアクター福沢博文
登場話数EPISODE 17「臨戦」

概要編集

未確認生命体グロンギ)のうち、メ集団に属するトラ種の怪人警察からは未確認生命体第25号として扱われている。


顎鬚を生やした男性の姿である人間態、そして黒々とした体色が特徴の怪人態のいずれにおいても、屈強な体躯や長い髪、そして右目の傷跡という共通項を持つ。中でも右目の傷跡については、「ビズンバズザベヅジョブバス(の数だけ強くなる)」という矜持から、グロンギに備わる回復力を敢えて抑制し、自身への戒めと勲章の意を込めて残しているもので、怪人態ではさらに腹部に負った古傷なども確認できるようになる。『仮面ライダークウガ超全集 上巻』47ページには、この腹部が弱点と明記されてもおり、実際に作中でもこれが自身の命運を分ける要因となった。

後述の事情から、性格についてあまり深くは掘り下げられてはいない中で、この「矜持」はガドラの人となりが窺える数少ないポイントの一つと言えよう。また冒頭に示した台詞からも分かるように、自分たちグロンギが現代の人間たちからどのように呼ばれているのかを明確に把握しており、荒々しいなりとは裏腹に人間社会への知識や順応性なども相応に持ち合わせているものと見られる。


モチーフがそもそも強い生物である事もあってか、他のメ集団のメンバーのような特殊能力を持たない、もしくは披露する事はなく、もっぱらメリケンサックチェーンを武器とし、己の腕力とトラのような俊敏さを生かした肉弾戦を好む。スタミナも相当なものがあり、クウガを向こうに回して数時間にわたっての戦闘もこなす、タフな体力の持ち主でもある。


作中での動向編集

※ EPISODE17のネタバレを含む為、記事の閲覧には注意


EPISODE16にて、中間報告の怠りによってギャリドが失格扱いとなったのを受け、バルバゲゲルの新たなプレイヤーとしてガドラを呼び寄せることを決定。その参加資格を得たことをゴオマから伝えられ、2000年4月19日にゲゲルを開始する。目標人数は72人、期間は6時間と設定。


同日午後、池袋において応戦した警官隊を数名殺害したところで、駆け付けた五代にも襲いかかった。その際にはトライチェイサー2000のコンソールパネルを破壊し、さらに五代がクウガへ変身した後もパワーとスピードを生かした肉弾戦に及び、日没が過ぎてなおこれを苦戦させる。

膠着する戦況を打開すべく、クウガがタイタンフォームに変身しようとした際にはこれを鋭く察知し、チェーンで動きを封じて超変身を阻むなど隙のない戦いを展開、さらにはクウガを絞め上げて止めを刺そうとするなど激戦を繰り広げたが、拘束から逃れようとクウガが放った肘打ちが腹の古傷に直撃、そのダメージで拘束が緩んだことが命取りとなってしまう。

最後は拘束から脱したクウガの強化マイティキックを真正面から受け、それでもなお立ち上がろうとするなど戦いへの執念を見せるが、封印エネルギーに耐えきれず敗れ去った。


総集編と並行しての戦闘であったため、作中では初めてたった1話のみでの退場となるなど、今ひとつその強さが伝わりきらないのが辛いところであるが、他のグロンギがゲゲルの進行を優先して途中撤退に及ぶことが多い中、およそ2時間半にも及ぶ長時間の戦闘をギリギリのところまでほぼ優位に進め、前述の通り超変身の余裕すら与えないなど、必ずしも他のグロンギに比べて弱いと言い難いのもまた事実である。


他作品での登場編集

漫画『仮面ライダークウガ編集

同作では、メ集団の中でも際立って硬派かつストイックな人物として描かれている。「弱者であるリントを殺しても強さの証明にならない」という気持ちから、リントを標的としたゲゲルを拒んでおり、「ステータスアップのためならば過去のようにグロンギ同士でのゲゲル」を望んでいる。その精神をバルバから買われ、勝手にゲゲルを開始し風紀を乱していたメ・ビラン・ギへの粛清を承る。


そのビランを退けた際、彼により飼い主を殺され逃げ場を失ったがついてきたことにより奇妙な連帯感を持ち、川でとった魚(昼食)を分け与えたり、犬をいじめようとした不良を追い払ったりするなど、グロンギにしては珍しく情のあるようなそぶりも見せている。

その後、津上翔一を襲撃したビランに粛正を加えこれを処刑するも、そこに通りかかった津上雪菜に「翔一を襲う悪の怪人」と誤認され、彼女の変身したアギトのキックを受けて討伐された。

今際のガドラが最期に目にしたのは、現世で初めて出来た「友」が、自由になった姿だった。

ちなみにビラン以降に登場したグロンギたちの中には、ゲゲルを放棄し脱走した者が複数体いるため、意外にも活躍する機会が多くあったことを考えると早期退場は勿体ない気がする。

尤も、バルバがそのことに全く触れていないことを考えると、ゲゲル管理人であるはずのバルバ自身もその存在を把握できてなかった可能性があるため、必ずしも脱走したグロンギ討伐を任されたかどうかは不明ではあるが・・・。


このエピソードもTVシリーズでの出番と同様、たった1話で終了している。



仮面ライダーディケイド編集

クウガの世界」に登場。

ン・ガミオ・ゼダが起こした究極の闇によって絶命した人間が変貌を遂げたグロンギたちの中に、ガドラに変貌した者が確認されている。


備考編集

ガドラが登場したEPISODE 17は、当初脚本会議の時点ではダイジェストのみで新規怪人は出ない予定だったが、最終的に怪人も登場することになったため、石森プロの飯田浩司により急遽デザインが起こされた。デザインに際してはより怖さを強調するために色味を逆転させ、黒地に黄色の縞模様のカラーリングとなった。


関連イラスト編集

メ・ガドラ・ダ


関連タグ編集

特撮 仮面ライダークウガ 怪人 ライダー怪人

未確認生命体 グロンギ グロンギ語 メ集団 


  • ズ・メビオ・ダ ゴ・ライオ・ダ:ガドラと同様に、ネコ科の動物の特性を備えたグロンギ達
  • メ・ガリマ・バ:同じメ集団に属するグロンギの一体。TVシリーズでは特に絡みはなかったものの、漫画版においては死因にアギトが絡む善玉怪人のポジションという点で共通項を有している

未確認生命体第○号

メ・ギャリド・ギ(第24号) → メ・ガドラ・ダ(第25号) → メ・ギノガ・デ(第26号A)


外部リンク編集

Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI


メ・ガドラ・ダ | 仮面ライダー図鑑 | 東映


メ・ガドラ・ダ人間体 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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