CV:近藤隆
概要
本作の主人公兼語り部。私立碧陽学園生徒会副会長を務める2年生で、B組に所属。
容姿はそれなりに整った顔立ちをしており、作中でも「黙っていればイケメン」「彼女の一人や二人くらいすぐにできる(深夏)」等とは言われている。
生徒会においてはボケ、ツッコミどちらもこなす。彼のボケは狙っているかのように見せかけて天然という部分が9割である。
そのため、深夏と自分がそれぞれのブレーキ役となっているためにお互いボケ放題である。
入学当時の成績は底辺レベル(アニメ版では最下位)だったが、美少女揃いの生徒会に入るべく、一年の間の猛勉強の果てに年度末でトップの成績を獲得、成績優秀者が希望すれば生徒会入りできる《優良枠》で現在の役職に就いた。
くりむからは「杉崎」、深夏からは「鍵」、真冬からは「杉崎先輩」、知弦からは名前の鍵に引っ掛けて「キー君」と呼ばれている。
自分を除く美少女揃いの生徒会を「俺のハーレム」と公言してははばからない(ちなみに他の役員は誰もその事を認めていない)
が、それを主張することで特定の個人と特に仲を深める事を防いでる節が見られている。
しかしエロゲにおいては肝心なシーンは恥かしくて飛ばしてしまうため、その手の語彙には実は疎い。
セクハラ発言のせいでぞんざいな扱いを受ける事もあるが、根は良いヤツなため「この学校で、アイツの事ホントに嫌いな人間なんて一人もいない」らしい(くりむ談)。
また、深夏には「あたしよりも人の中心」と称されている。
実は生徒会役員の4人とは1年の時にそれぞれ重要な出会いを果たしている。この時、優良枠狙いを一時断念しかけたことが明らかになった。
ハーレムやら何かにつけてすぐ妄想につなげたりするのに鈍感。また「エロゲでも肝心なシーンを飛ばして~」というところを見るとかなり純粋であることがわかる。
馬鹿みたいにお人好しであり、自分を含めた周りを幸せにするための努力を決して諦めないで続ける根っからの善人であるため、本人の知らないところで好かれていることが多い。ただし、その好意に気付いていないので恋愛に関しては結構ダメダメ。
傍から見ればもうハーレムは完成されているのだが、本人がそれに気づいているのかは微妙なところ。
原作で表紙を飾ったのは「生徒会の五彩」のみ。
アニメ版一期ではエロゲではなくギャルゲをプレイしているという設定。
関連タグ
四季の少女
生徒会役員のメンバーとは1年の時それぞれに出会いを経ておりそれが2年以降の杉崎の性格を形作っている。
入学当時、二股問題で憔悴していた杉崎は春に笑顔の素敵な少女からギャルゲーをするようにアドバイスされる。これによって杉崎は「前を向くこと」を教えられた。
夏には憧れていた子に「自分になろうとするな」と言われる。この時、優良枠を狙う事を決意する。これによって杉崎は「腑抜けた精神を鍛えられた」。
秋には一時期体を壊し優良枠入りをあきらめかけていた時すべてを吐露した相手に優しく包み込んでもらっている。これによって杉崎は「潰れかけた心を癒された」。
冬には凍えそうになっていた時に人間嫌いの子から勇気を出して優しくしてもらっている。これによって杉崎は「強さを履き違える」ことなく己を確立した。
それぞれ名前にちなんだ時期において重要な出会いを果たしている。
ただしアニメ版においては冬の時期の理由が一部省かれている(そもそもなぜ真冬の雪の降る公園に一人でいなければならなかったのかの説明がされていなかった。恐らくは巡を探していたのだろうが)。
コミカライズ版でも春の出会い以外のエピソードが省かれている。
余談
原作第一巻にて、彼は会長から「杉崎は黙っていてPS5が出るまで!」と言われていたが、実際にPS5が発売されたのは2020年11月12日の事であり、第一巻が発売されたのは2008年の1月19日。
ネタが回収されるまで、現実には12年と10ヶ月の時間が過ぎていた。(ちなみに、この時点ではまだ発売されていなかったPS4が発売されたのは2013年11月15日の事であり、この時点で本編となる生徒会議事録シリーズは完結している)