中目黒善樹
なかめぐろよしき
碧陽学園2年の男子生徒。物語の中盤で碧陽学園に転校してきた。
アニメでの声優は山本和臣が担当する。
銀髪で眼鏡をかけた美少年。顔つきが幼くかなりの童顔で、一見すると女の子にも見える。また性格も大人しく若干人見知りで恥ずかしがり。
もともとは椎名真冬が自身の創作BL小説の中に登場させていた架空の人物。
……だったのだが、彼は名前から容姿、性格までその人物と瓜二つであり、まさに妄想が具現化した存在と言えるのである。
しかも(真冬にとって)さらにいいことに、キャラが強烈すぎて取っ付きにくいクラスメイトの中にあって、押しに弱い性格が災いしてクラスメイトにいじられそうになるとすぐに杉崎に助けを求めることの繰り返しである。つまりどんどん杉崎への依存度が強まっている(好感度が上がり続けている)状態なのだ。
実は碧陽学園に転校してきたのは前に通っていた学校でのいじめが理由なのだが、周囲からは慰められるどころか『いじめに負けて逃げた』と罵倒されていた。そんな中で、最初に彼に対して理解を示したのが杉崎鍵であり、そんなこともあって中目黒自身の中でも杉崎はやはり特別な存在となっているようだ。
あくまでサブキャラなので、登場するのは本編よりも外伝のほうが多い。しかし、その独特な立ち位置と可愛らしい容姿から意外な人気の高さを誇るキャラクターである。そのおかげか、外伝6巻『生徒会の金蘭』においては女装姿で表紙を飾った。
アニメ版では1期にて妄想の中でたびたび登場し、最終回でついに生徒会メンバーの前に姿を現したがなぜか2期においては真冬の妄想内だけの登場で終わった(しかも台詞すら無し)。
コミカライズ版「生徒会の日常」と「生徒会の一存 にゃ☆」では主人公(視点主)を務める回がある。特に後者は漫画家の解釈によってストーリーが再構築されている。