概要
CV:巻島直樹 野島裕史(『スーパーロボット大戦30』代演)
形式番号:BP-601
別名「白バイ刑事」。
経歴
他の警察部署へロボット刑事を配属するという、「第二次ブレイブポリス計画」のテストケース。ハイウェイパトロール用ロボットとして開発されたが、交通課隊員との軋轢によりブレイブポリスに転属。
性格
アメリカンスラングをよく口走り、シニカルな性格をした皮肉屋。ある意味、誰よりもロボットとしての自覚を持ち、物事に対しても冷静かつ客観的な視野で接するが、見かけと違って根は真面目で繊細な性格。そのため裏切りには弱く、信じられる相手に対しては文字通り命をかけて守り、助け合う。
燃料を供えられた給油口からではなく、顔の口からラッパ飲みするのを好む。作中では一度デッカードと行動を共にした際、彼が下腹部の給油口からガソリンを注いでいる姿を見て、
「おいおい、そんなに【しみったれた燃料補給】をするなよ。こう……缶コーヒーを飲むようにした方が、燃料も美味いぜ?」
と勧めた。
ちなみに、彼の顔面上部には常にゴーグル状のバイザーが下りているが、その下には本来の両目(カメラアイ)がちゃんと存在している。
劇中では数回しか描かれなかったが、素のカメラアイはオレンジ色。ブレイブポリスのメンバーでオレンジ色のカメラアイを持つのはデッカードと彼しかいない。
後述の変形機能搭載の愛車ガンバイクを追跡の度に壊しており、その都度開発主任の藤堂俊助に直してもらっているというエピソードがあった。
人間・ロボット関係
デッカールームのデスクはシャドウ丸の向かい側。
当初は単独行動に走るケースも多かったが、マクレーンからは一目置かれるようになる。デッカードとは当初は反発し合っていたが、やがて誰よりも強い友情を感じるまでに至った。
後には仲間同士の合体自慢な談義にも加わるなど、かなり打ち解けた様子も見せている。
友永勇太のことは「ボス」ではなく「おチビさん」と呼び、お互い個人的に深く関わるエピソードも特には見られなかったものの、リーダーとしては認めている様子。藤堂に対しては「おやっさん」と呼び、憎まれ口で語り合う親子のような関係である。
変形
ガンマックス単体は、別形態への変形ギミックを持たない。これは勇者シリーズにおける、サポートメカを覗く歴代レギュラーロボット中でも極めてまれなケースである。
しかし、彼は代わりに愛車のガンバイクと合体し、ガンマックスアーマーまたはマックスキャノンになることが可能。特にマックスキャノンは、ブレイブポリスの切り札的存在として活躍することになる。
玩具
ちなみに、放送当時に発売されたDX玩具では、ガンマックス自体が変形し、ガンバイクと合体。ガンマックスアーマー及びマックスキャノンとなる。
そのプロポーションは、ガンバイクに跨った状態とガンマックスアーマー形態をメインとしたらしく、ガンマックス単体のそれはあまり良くない。
劇中の「ガンマックスは変形せず、ガンバイクが変形したアーマーを装着」とは異なり、玩具では「ガンマックスの素体が変形し、両足がアーマー時の両腕になり、胴体及び脚部に変形したガンバイクと合体する」。そのため、ガンマックス単体では両腕が貧弱で、両足も人体のプロポーションからかけ離れている。
また、マックスキャノンモードも「ガンバイクの後部に、変形したガンマックスを合体させ、マックスキャノン形態に」という処理に(劇中では、ガンバイクに跨ったガンマックスがそのまま収納され、バイクそのものがキャノンに変形している)。
ガンマックスをバイクに跨らせることができるようにして、ガンバイクにサウンドギミックを搭載して、マックスキャノンに合体して発射可能にするという多彩なプレイバリューと劇中の変形機構を両立させることが難しかったのだろう。
マックスキャノンモードでは、当時に発売されていたジェイデッカー、およびファイヤージェイデッカーのDX玩具と合体可能。
基本データ
全高:5.06m
重量:1.86t
最高速度:78km/h
最高出力:1200馬力
装備
制式拳銃
ショットガン