「ホントに体重計なんて知らないラッパ~!」
CV:江原正士
概要
第11話「怒りの重量オーバー」に登場するボーゾック一の数字の魔術師。
鼻が高く、黒い燕尾服を着た細身の学者を思わせる姿を持ち、体に付いた1~9の数字や+-×÷と言った四則演算のマークが特徴。更に数字の配置も電話機や電卓を彷彿とさせるため、数字の魔術師の異名が伊達ではない事が分かる外見と言えよう。ちなみに口癖は「~ッパ」、「~ラッパ」。
劇中では電卓を模した杖を使って、本人曰く「行儀の良過ぎる」地球の数字を出鱈目にして、混乱しているすきにチーキュを乗っ取るべく出撃した。
活躍
上記の目的のために地球に降り立つと預金通帳の残高を始め、ケーキ屋や八百屋の商品の値段を変えていたところをカーレンジャーに見つかったために交戦。
交戦中に近くを通りかかったトラックのメーターをいじってカーレンジャーにぶつけようとするも、杖の電池が切れたため失敗。
そのまま、ピンクレーサーの攻撃をくらいそうになったとき、石に躓いて転倒した。
そのせいで、ピンクレーサーが体勢を崩しのしかかってきた際に思わず、「重い、どけこの豚!」と暴言を吐き、その後もやたらと重い重いと愚痴っていたために「そんなに重い重い言うことないでしょ、このパッパラパー!」とピンクレーサーの怒りを買って顔面に強烈なパンチを食らって撤退した。
その後、ゾンネットに手当てしてもらうも、それが気に入らないガイナモとピンクレーサー相手に敗走したことを怒るゼルモダからも「テメェなんざパッパラパーで十分だぜ!」と言われた。
再出撃時には、グラッチによって強力かつ長持ちする電池をもらい作戦を再開する。
手始めに、幼稚園バスのメーターをいじって暴走させ、それを止めに来たピンクレーサー以外の四人と遅れてやって来た洋子を数字爆弾で攻撃しカーレンジャー達を窮地に追い込む。
しかし、ピンクレーサーこと洋子から自分の体重計の数値をいじった犯人だと誤解され、怒りに燃えるピンクレーサーの猛攻を受けて敗北する。
その後は、芋長の芋羊羹をたべて巨大化しRVロボ相手に数字爆弾(数字の歌に沿った内容のもの)により奮闘する(1で出した工場の煙突による砲撃、2で出したお池のアヒルによる騒音攻撃で攻撃した)ものの、3で出した赤ちゃんのお耳で攻撃できなかった隙を突かれてRVソード激走斬りを食らって爆散した(上記の台詞はその際の断末魔)。
上記のように、敵味方からパッパラパーと呼ばれた挙げ句、濡れ衣を着せられて倒されると言ったボーゾックの中でも可哀想な目に遭ってしまった人物であった。
余談
モチーフは学者と電卓で、名前の由来もそのまんま「パッパラパー」と思われる。
洋子に体重計を操作したと疑われていたが、当の本人は普段から体重を非常に気にしているうえに4話前にはNNネレンコに高カロリーで太るスプレーを浴びせられて強制的肥満化させられている。
その時の洋子は偶然一番手前にいたために真っ先にスプレーの直撃を受け、浴びていた時間が他の3人より僅かに長かっただけで最も太ってしまっており
ネレンコが誤って破壊した消火栓から吹き出した大量の水を浴びて自力で起き上がれるまで症状が改善し、更にブルーレーサーにスプレーを洗い落としてもらってる間も1人だけ常に両手で腹を支えていないと姿勢を維持できない有り様だった(逆に元々スレンダーで一番奥にいたためにスプレーを浴びたのも一瞬だった菜摘は充分肥満体になってはいたが、彼女と比べると洋子の方が一回り以上太っていた)。
すでに落とされているとはいえ元々太りやすい体質の洋子が強制的に膨大なカロリーを与える薬品を浴びせられて後遺症が無かった筈が無かったということなのだろうか。
声を演じた江原氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、それから15年のスパンを経た『海賊戦隊ゴーカイジャー』にてダイランドー役で後半にレギュラー出演している。