概要
川内康範原作「レインボーマン」「ダイヤモンド・アイ」に続く特撮ヒーロー作品。
なお映像番組としてのタイトルは「コンドールマン」であり、現在発売中のDVDソフト等にもそう表示されているが、作中のアイキャッチや一部書籍、VHSソフトでは「正義のシンボル コンドールマン」と表示されている。
あらすじ
国際平和団体の一員である三矢一心。
彼は世界征服をもくろむモンスター一族に襲われ
一心はアメリカ・ネバダ砂漠で凶弾に倒れるが、呪術師タバによって
伝説のドラゴンコンドルの魂と一体化して“正義の鳥人 コンドールマン”として復活。
そして、日本を標的をむけた大魔王キングモンスターと邪悪なモンスター一族に
コンドールマンと心ある人たちが敢然と立ち向かう姿が描かれている。
コンドールマン
モンスター一族の魔の手により倒れた青年・三矢一心の遺骨と、ドラゴンコンドル、その子ゴールデンコンドルが一つになり生まれた戦士。
ヒーローものでは珍しく正義の意思が形となっただけなので、三矢一心自身が転生したということではない模様。
モンスター一族
ニューヨークのエンパイアステートビルを本拠地とする。
放送当時に社会問題にされていた「公害」、コミカルながら人間の醜さを表現した怪人たち。
しかもエンディングテーマ曲は彼らが歌い踊り狂う「ザ・モンスター」である。(作詞・原作者本人)
川内康範のメッセージ
本作コンドールマンに関しては、
『人間は誰しも欲望や悪の心を秘めていて、それに打ち勝つ強い正義の心を養わなければならない』というメッセージ性が込められている。
これは、モンスター一族の出自や、その特撮作品の悪役としてはリアルな作戦などからも読み解ける。
また作中でもモンスター一族はコンドールマンの戦闘力以上に、人々の心に勇気と正義を与える「正義のシンボル」としての力を危険視していた。
関連タグ
光の戦士ダイヤモンド・アイ→正義のシンボルコンドールマン
親記事:川内康範