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愛の戦士レインボーマン

あいのせんしれいんぼーまん

月光仮面の原作者で知られる川内康範原作の特撮ヒーロー作品。その個性的な作風からカルト的な人気を誇る。
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概要

愛の戦士レインボーマンとは、川内康範原作の漫画特撮テレビアニメ作品である。

元々は1972年10月から1973年9月まで、NET(・毎日放送)系列局ほかにて放送された特撮ドラマであった。制作は東宝
その後1982年10月から1983年3月(または4月初頭)にかけて、毎日放送制作ホストTBS系列局(ただし大分放送琉球放送除く)に加えてフジテレビ系列局約3局(ただしそのうち約2局は後にフジテレビ系列局を離脱)にてテレビアニメ版が放送された。アニメーション制作は土田プロダクションこちらも参照。
いずれもコミカライズがなされており、特撮版は週刊少年マガジンテレビマガジンおともだち(いずれも講談社)やテレビランド(黒崎出版)や冒険王秋田書店)にて、アニメ版はてれびくんや学年誌(いずれも小学館)にて、それぞれ掲載されている。

あらすじ

元・高校アマチュアレスリング選手のヤマトタケシは、奇蹟の聖者「ダイバ・ダッタ」を訪ねて単身インドを目指す。ダイバ・ダッタによって素質を見出されたヤマトタケシは、インドの山奥で修行して、七色の力を持つ「愛の戦士・レインボーマン」が誕生する。
日本に帰ってきたタケシは、恋人の父親が借金に苦しんでいる事を知り、資金を稼ぐ為にマカオで開かれる賭博レスリングに挑もうとするが、ここで彼は日本だけを狙う秘密組織「死ね死ね団」の存在に気付く。

くわえて、特撮版に関しては、「正義の味方が悪を倒す」という単純な勧善懲悪ではなく、放映当時の社会性を色濃く反映した現実味の強い背景設定を持つ悪役「死ね死ね団」が繰り出す、これまた現実味を強く帯びた悪の作戦に対峙し、正義の味方然とした超能力を持ちながらも孤独な戦いを強いられる主人公レインボーマンの苦悩と葛藤を、一話完結型でなく、連続したエピソードで紡いでいく連続ドラマ方式による長編ストーリーである。
東宝系の演技派俳優が数多く集められて、家族や恋人も含めた複雑な人間ドラマが展開されるのが特徴。
また、死ね死ね団の悪事には「新興宗教団体を使って潜伏」「偽札大量流通によるハイパーインフレ」「親日派外国人を暗殺して国際的地位を下げる」「外国人テロリストを日本人に整形して潜伏させる」「東京を長距離ミサイルで狙う」等、非常に現実味の高い作戦が多い。
「緯度0大作戦」「世界大戦争」等、東宝映画からの流用シーンが贅沢に活用される一方で、怪人(殺し屋)には市販のパーティーグッズをそのまんま使ってたりするギャップも見所。

ただし、アニメ版については、特撮版とはかなり設定が異なっており、例えば「死ね死ね団」の目的が世界征服に変更されている。

登場人物

※いずれも特撮版の設定。

  • ヤマトタケシ
ダイバ・ダッタの元で修行してレインボーマンの超能力を持った主人公。力を持った事で孤独な戦いを続ける事に苦悩する。修行を終えた帰国後は高校アマレス部の先輩が働いているガソリンスタンドでバイトを始める(徐々に、バイトどころではなくなってくる)。
日本に深刻な打撃を与えている「死ね死ね団」の存在自体は家族・友人にも話しているので、親しい人からは「タケシは今日も悪人達と戦い続けている、もしかしたら」程度に認識されている。彼の変身した姿「レインボーマン」については、レインボーマン参照。
  • ダイバ・ダッタ
インドの山奥に住む150歳の聖者だが、自らの寿命を悟っていた。ヤマトタケシにレインボーマンの能力を授けて、この世を去る。しかし後にも霊体となってタケシの元に現れて、窮地を救ったり、新たな術を授けたりする。タケシは「おっしょう(おししょう)」と呼ぶ。
  • ヤマトみゆき
タケシの妹。幼い頃に交通事故に遭って、松葉杖生活を続けている。妹の治療費を稼ぎたいというのが物語の発端であった。最終回では手術を受ける為に海外へ旅立つ。
  • ヤマトたみ
タケシとみゆきの母で、おにぎり屋「おふくろ」を経営している。
おにぎり専門の食堂」という形式は、コンビニの存在しない1970年代にはよくある形式だったが、食中毒関係の理由で現代では消滅したらしい。
  • ヤマト一郎
タケシとみゆきの父。日洋新聞社の記者。海外特派員として出張後に行方不明になっていたが、実は死ね死ね団の存在を知った為に囚われていた。突入したレインボーマンと共に基地を壊滅させるものの、ミスターKの凶弾によって死亡する。
  • 水野淑江
タケシの恋人である正造の経営する保育園「どんぐり園」の保母を勤めている。死ね死ね団の陰謀に巻き込まれて誘拐されたり、ダッシュ1に口移し人工呼吸(解毒術)してもらったり、普通にデートしてたり、非常に出番が多い。
  • 水野正造
タケシの通うレスリングジム保育園「どんぐり園」の経営者。べらんめえ口調。通称レスキの正造。ヤマト一家との仲も良い、家族同然の存在。
  • ヤッパの鉄
元は、どんぐり園の借金を催促に来ていたヤクザの下っ端だったが、タケシの男気に惚れ込んで、ヤクザから足を洗う。以後はタケシを兄貴と慕って共に活躍する(滝和也的なポジション)。
  • 死ね死ね団の団員・幹部達
日本の壊滅を目論む組織。ヤマトタケシと敵対している。詳しいことは死ね死ね団参照。

追記

特撮版・アニメ版いずれも放送したテレビ局が9局存在する。ほとんどがTBS系列局だが、山形テレビに関してはフジテレビ系列局であった。
また、毎日放送および青森テレビは、特撮版放送当時はNET系列局だったが、特撮版放送終了後にTBS系列局にネットチェンジしている。
また、大分放送と琉球放送については、特撮版はNET系列局ではなかったものの放送したのに対し、アニメ版はTBS系列局でありながら放送しなかった。

特撮版のコミカライズのうち、テレビマガジン版とおともだち版に関してはあだち充が手掛けたが、あだちの意向により単行本という形での復刻はなされていない。ただし講談社が出したムック本に収録という形で、1エピソード15ページだけだが復刻がなされた事はある。

特撮版に関しては視聴率ばかりか商業面でも成功を収めたものの、原作者の川内康範の意向もあり、1年で放送を終わらせざるをえなかった。
だがアニメ版は逆に成績が振るわなかったようで、半年・全22話での終了を余儀なくされた。

関連タグ

レインボーマン光の戦士ダイヤモンド・アイ
死ね死ね団
川内康範
昭和
ヒーロー

日本
愛国
反日
水島裕 ※「安永憲自」名義で本作の主題歌を、またアニメ版で主題歌とヤマトタケシのCVを担当。
納谷悟朗 本作のナレーター。なんと氏にとってはナレーション初挑戦だったという。
コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー コードギアスのスピンオフ作品で個人レベルでの日本の守護者繋がり
マーダーライセンス牙 平松伸二が平成に描いた風刺バイオレンス劇画で、愛の戦士レインボーマンとは異なり、国家レベルで日本を脅かす脅威と対峙した
レインボー仮面 宮城県出身のローカルヒーローで、同じ七色の虹のヒーロー繋がりだが、此方は私利私欲の為に戦い手段を選ばない鬼畜ヒーロー&ダークヒーローである。























ネタバレ注意!!
特撮版ではミスターKを取り逃がしてしまったため死ね死ね団は完全に壊滅出来なかったのに対し、週刊少年マガジン版・アニメ版はミスターKも倒しており、当然ながら死ね死ね団を完全に壊滅させる事が出来た。ただ週刊少年マガジン版では、バクテリアXなる、生物化学兵器を思わせるものを死ね死ね団のメンバーに浴びせて死なせると言う、21世紀・令和であればバッシングされかねない、なんともえげつないやり方で壊滅させた。

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