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ハイパーインフレ

はいぱーいんふれ

インフレーションが速度・規模ともに甚だしく進行すること。
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物価の継続的な上昇(インフレーション 以下インフレ)が、急激に進行すること。
札束の山や券面にタップリと0が並ぶ紙幣は傍から眺めるには絵面が強く夢があるが、実際には二束三文の価値しか無いので、当事者にとっては悪夢であり地獄である。

一般的には、特定の通貨のみで起こるので「〇〇(通貨名)暴落」という表し方も。

概要

経済的に発展しつつある状況での緩やかで継続的なインフレは理想的であるとされる。

が、ごく偶に
「品物はあるんだけどお客さんにジンバブエ・ドルで払ってもらうのは困るなぁ… 次に商品仕入れるときにお客さんから受け取ったジンバブエ・ドルを問屋さんが支払いに使っていいって言ってくれるかなぁ…? 仕方ないからちょっと高めに値段を付けてお客さんに売ろう」
…ということが起きたりする。
この場合、仕入れに使ってる問屋がジンバブエ・ドルを信頼していない為に引き起こされる事態であり、この場合のジンバブエ・ドルは価値が低くなっているという状態であるとも言える。

通貨の価値は、価値を担保してくれる政府などが適切に管理している為に成り立つもので、例えば戦争が起きたり、そもそも国が貧しかったり、酷く多額の借金を抱えていたりして通貨に信頼を見出だせなくなれば価値は低下することになる。

また、インフレは昇給されない固定給や貯蓄が時間とともに目減りする事でもあるが、”単に”インフレーションと呼ばれている状態では程度が知れているのでまあどうにかなる。

ところが、ハイパーインフレともなれば半年〜それ以上のペースで目に見えて手元のお金(正確に言えばお金の価値)が減り続けるという凄まじいものとなり、通貨への信頼の失墜が更なる暴落(=信頼の低下)を招くという悪循環に陥り、遂には誰も止めることが出来なくなるという恐ろしい事態になる。
市民の生活も、給料が1ヶ月で額面上は倍になっても物価の上昇が更にその上をゆくといった具合で非常に苦しいものとなる。
例に出したジンバブエ(ジンバブエ・ドル)の場合、「午前と午後でパンの値段が変わった(値上がりした)」という凄まじい話もあるくらいで、酷い状態となれば明日の生活すら怪しくなる訳である。
無論、お昼に上等なパンが焼き上がったとかそんな話ではなく、半日で値札を書き換えざるを得ないほどジンバブエ・ドルの価値が下がってしまった為である。

Wikipediaによれば、ハイパーインフレの基準は

  • 国際会計基準では、3年間で累積100%(年率約26%)…(中略)…米経済学者フィリップ・ケーガンの定義だと、月率50%(年率1万3千%)以上という定義もある。
とされている。

発生例

既に述べたとおり21世紀初頭から激しいインフレに見舞われたジンバブエが有名であるが、程度が甚だしかった為に著名になったものでは第一次世界大戦直後のドイツ(ヴァイマル共和国)のマルク、第一次・第二次世界大戦直後の2度に渡って発生したハンガリーのハンガリー・コロナとペンゲーが挙げられる。
他には経済的混乱や国際的な経済制裁などが原因で、ロシアイラントルコ北朝鮮など各地で度々発生している。

近年では2015年に石油価格の下落に伴う経済政策の失敗が原因で発生したベネズエラが知られており、2016年の同国のインフレ率は年率700%に達している。
こちらは治安の悪化と相俟ってスーパーが襲われ物品が略奪されたが「政府発行の紙幣」のみ残されたという逸話すらある。

関連項目

経済 
インフレーション デフレーション
ジンバブエドル 
5000兆円欲しい!

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