概要
『七色仮面』の後番組で、1960年7月7日から同年12月27日まで全26話がNETテレビ(現在のテレビ朝日)で放送された変身ヒーロー活劇。前番組同様主演は千葉真一、原作を川内康範。制作は東映テレビ・プロダクション。
作中に登場する「カバヤン王国」、および登場人物の「ココナツ王子」「マミイ」のネーミングは、番組スポンサーであるカバヤ食品の社名とその当時の主力商品だった「カバヤココナツキャラメル」、「マミービスケット」から取ったものである。
1972年放送の『愛の戦士レインボーマン』は本作を土台にして執筆された作品である。
本作品のフィルムは第1話「恐怖の紅とかげ」のみ現存しているとされているが、実際には最終回の映像も残っていて、1980年代にとあるバラエティ番組で本作の最終回の一部シーンが流されたという目撃談がある。
放送に合わせ、九里一平によるコミカライズが『冒険王』に連載された。
あらすじ
中近東にあるカバヤン王国の王位後継者、ココナツ殿下とその妹マミイは、隠された王国の秘宝を探していたが、財宝を狙う紅蜥蜴団に襲われ絶体絶命の危機に!そのとき、白ターバンに白覆面をまとった正義の味方 “アラーの使者” が現れた。
キャスト
主題歌
オープニング:「アラーの使者」
作詞:川内康範/作曲:ジョージ・M・リード/歌:東芝児童合唱団
エンディング:「手のひらに何はなくとも」
作詞:川内康範/作曲:ジョージ・M・リード/歌:峰悠二