名前の元ネタは、インド神話における闘神『インドラ(仏教では帝釈天とも呼ばれる)』から。
プロフィール
人物
忍の始祖たる六道仙人がもうけた二人の息子の内の、兄の方。
その子孫は、後に うちは一族と呼ばれる様になる。
幼少期は弟想いの優しい性格であったが写輪眼覚醒後、力に傾倒し掟に準じる厳格な人物と化した。
うちはサスケとうちはマダラを足して君麻呂で割ったような顔立ちをしている。
ネタバレ
生まれながらにして六道仙人の眼(チャクラと精神エネルギー)を授かり、幼い頃から優秀で何でも一人で完璧にこなす事が出来た為、自分の力が人とは違う特別なものと考えたインドラは、その「力」が全てを可能にすると悟っていた。
逆に弟の大筒木アシュラは、幼い頃は何をやっても上手くいかなかったが、自身の努力と支えてくれた仲間達の協力によって、厳しい修行を重ねた後に六道仙人から授かった肉体(生命力と身体エネルギー)の力を開花させ、強くなれたのは皆の協力や助けがあったからだと考え、その「愛」が全てを可能にすると悟っている。
しかし、父である六道仙人こと大筒木ハゴロモは、「力で人を束ねる」と言うインドラの思想を支持せず、弟のアシュラを自身が説いた忍宗の後継者に選んだ。
その後、跡目争いに敗れたインドラの前に、大筒木カグヤの意を受けた黒ゼツが表れ、彼に唆されたインドラは、自らこそが六道仙人の後継者であると、自身の才覚を駆使してチャクラを戦いのために使う忍術を編み出し、アシュラに戦いを挑む。
この事が、永きに渡る兄と弟の確執が生まれてしまい、やがてそれは後世における千手一族とうちは一族の因縁へと発展していく。
その後、二人が没してからも、二人の魂は成仏する事無く、自身の子孫である血族の者達に何度も転生し、何代にも渡って戦い続けた。その二人の転生者の内、インドラの転生者なのが木ノ葉隠れの創始者の一人であるうちはマダラと、本編のもう一人の主人公であるうちはサスケである。
アニメオリジナル
幼少から忍宗の書物を読破し自ら印と術を開発した天才児。
その才能は父親のハゴロモすら驚愕させ、弟のアシュラや里の皆の尊敬を集め、誰もが次なる後継者だと信じられていた。この頃に黒ゼツと出会い、弟の危機を境に写輪眼を覚醒。徐々に力に傾倒し、昔の様な優しさは薄れ冷徹な人物へと豹変し『世界を束ねていくのは力であり、力による規律だ』と達観する様になる。
しかし規律こそが絶対と主張する最中、弟アシュラだけには甘いところがあり、規律を破っても余り追求せずにアシュラ自身の人格を否定する事は無かった。
しかしその優しさがアシュラの生き方を縛ってしまっている事に気付かず、最後まで相手に対する思いやりには欠けていた。
己が忍宗の後継者だと信じ切っていたが、ハゴロモに命じられた後継者の試練を受け入れ一人で旅立つ。苦しむ人々達に何も出来ない無力な存在だと諭し、対して自身に身を任せる様に訴えかけた。
その後僅かな時で事を終え、里に帰還してアシュラの帰りを待ちながら部下達の修行に励む事した。
一年の月日が経ち、アシュラが里に帰還した際は笑みを浮かべながら出迎えている。
家族関係
祖母・大筒木カグヤ
父・大筒木ハゴロモ(六道仙人)
弟・大筒木アシュラ
子孫・うちは一族(うちはマダラ/うちはオビト/うちはイタチ/うちはサスケ)など
子孫?・かぐや一族(君麻呂が隈取りや麿眉など、外見的特徴を受け継いでいる)
別名・表記ゆれ
関連タグ
カイン-旧約聖書の登場人物。インドラとは兄弟のうちの『選ばれなかった兄』であり、『選ばれた弟』に嫉妬して争いの火種(カインは『殺人』、インドラは『忍術』)を最初に生み出した神話上の人物、と言う共通点がある。