「地獄の沙汰も金次第だ 望むところ」
「悪いが……金にならん相手は覚えてないな」
プロフィール
年齢 | 91歳※ |
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誕生日 | 8月15日 |
星座 | しし座 |
血液型 | A型 |
身長 | 185.0cm |
体重 | 63.2kg |
性格 | 短気、几帳面 |
好きな食べ物 | レバ刺し、アン肝 |
嫌いな食べ物 | 栗羊羹 |
戦ってみたい相手 | 高額の賞金首 |
好きな言葉 | 備えあれば憂いなし |
趣味 | 読書(古書) |
CV | 土師孝也 |
※登場時点で存命かつ年齢が明記されているこの作品の登場人物の中では最高齢。
概要
滝隠れの里の精鋭として初代火影・千手柱間を暗殺する任務を請け負っていたが、任務に失敗し、里から汚名と重罰を受ける。角都はこれに憎悪を抱き、里に伝わる禁術・地怨虞を盗み出し、その力で次々と上役の心臓を奪ったあと、里を抜けた。
初代火影の時代から生きていることから不死を疑われたが、本人は「不死など存在しない」と否定している。殺せば死ぬから不死ではない、という論理かも知れないが、飛段は「オレら不死コンビをなめんなよ!」と不死を肯定しており、不死者(仮)同士の見解の相違がうかがわれる。
人物
普段は冷静沈着だが、トラブルが起こると殺意が湧き、仲間であっても容赦なく殺害するキレ癖があるなど、短気で荒っぽい一面も持ち合わせている。そのため、生け捕りが絶対のはずの人柱力・うずまきナルトをその場で殺そうとしている。
金銭に対する執着心が極めて強く(本人曰く「信じられるのは金だけだ」)、「暁のサイフ役」を担当しており、人柱力捜索の傍ら賞金首を仕留めては換金所に赴いて資金を調達している(この金銭に対する強い執着は過去に任務に失敗したことで、滝隠れから裏切られ汚名と重罰を受けたことに由来しているのかもしれない)。
飛段とは価値観の相違はあるものの、戦闘時には暁のツーマンセルには珍しく協力的で、互いへの攻撃に気を配り声を掛け合っていて、連携技も披露している。また、飛段が首を刎ねられた際に落ちた額当てをさりげなく拾っていたりと割と面倒見が良い一面もあるようだ。ちなみにアニメでは、拾った額当てを飛段に返す場面が追加されている。
小説では警戒心が強く人を信用しない描写が強調されており、ジャシン教で飛段と意気投合していた少年を始末すると判断。
その判断には流石に飛段も面食らっているようだった。
しかし飛段に心酔していたからか、少年の名前を覚えたりなど少し接し方が変わるようである。
(飛段曰く、珍しいとのこと)
アニメ版のイタチ真伝においては、飛段の前任者である大剣使いを敵ごと殺害し暁内で議論となった。
角都自身は「避けなかったアイツが悪い」「済んだことだ」と相方の実力不足であると指摘した。
(角都の巻き込え攻撃は不意打ちによるものの為、写輪眼のような高い洞察力でなければ見切る事は難しい。
飛段はカカシが避けた事を称賛する程である為、相方の実力の有無は参考にならない)
暁は本来2組で組むのが決まりなのだが、ペインは角都に単独で行動させる処置をされてしまっている。
イタチと組ませるかと議題に上がったが、拒否したイタチにイラつき「なんだとてめぇ」と喧嘩腰になっており、「(ご機嫌の取り方を)組んで教えてやる」という、殺意を露にしている。
小南とイタチと共に行動した際には、常に万華鏡写輪眼で警戒されるなど不仲であった。
イタチのノルマでもある九尾を奪う為に木ノ葉に向かうと公言した際はイタチから睨まれる程である。
殺意を振りまく角都だったが、飛段は「死なない相方」なのと同時に「バカ」だったからか、荒れる事も減っている。
飛段は金に執着してないので、金しか信じない心情の地雷も踏むことはない。
儀式の祈りにも付き合う事を妥協したりなど、角都にとって飛段はベストパートナーだったと思われる。
第四次忍界大戦では飛段の安否を気にしており、「長ったらしい儀式の最中にまた首を斬られたか」と、当たらずと雖も遠からずな意見で飛段の敗因を察していた。
術
角都の術は地怨虞を始め、機動戦士ガンダムに登場するジオン軍のモビルスーツが名称が元ネタとなっている。
秘術・地怨虞
滝隠れの禁術。体中から無数の黒い繊維状の物質を発生させ、触手のように操ることができる。これを応用して体を変形、分割、再結合させられる。分割した腕を地面に潜ませ、死角から不意打ちを行う、相手に応じて形状を変え有利な間合いで戦うなど、汎用性が高い。
結合させる能力は他者の治療にも応用できるようで、デイダラの腕、飛段の首をこれで治療している。
他人の心臓をチャクラの経絡系ごと取り込むことで、その性質を使いこなせる。また、心臓のひとつひとつを独立した生き物として操ることもできる。心臓のストックは最大5つ、1つでも残っていれば相手を殺して奪うことでまた補充可能。5つの心臓を潰さなければ殺せないと言及があったが、本体の頭をつぶされた場合どうなるのかは不明。
ちなみにこの術を使った時の外見から、木ノ葉の忍からは「ひじきヤロー」呼ばわりされている。
火遁・頭刻苦(ずこっく)
火球を放ち、辺り一面が火の海と化すほどの炎で焼き尽くす。まるでかの大魔王の様な火力である。これ単体でもかなり危険だが、後述の風遁・圧害と組み合わせる事で性質変化の相性でさらに強化され、より危険な術と化す。
ゲーム・ナルティメットレボリューションでは、角都がこれを放った際に大蛇丸がすかさず風遁・大突破で援護する場面がある。
風遁・圧害(あつがい)
圧縮された竜巻を放ち、台風さながらに広範囲を風圧で破壊する。
飛段が近接攻撃で相手の動きを阻害し、その背中に向けてこれを放つのが、飛段と角都の連携技にして「いつものアレ」らしい。風遁のみの連携技なのか、別の遁術でもやるのかは不明。
雷遁・偽暗(ぎあん)
激しい閃光を纏った槍状の雷を放出する。カカシの雷切を相殺するほどの威力を有し、かなりの遠距離から複数のターゲットを同時に攻撃することも可能。
土遁・土矛(どむ)
角都自身の皮膚を硬化し、圧倒的な防御力を付与する術。その硬さで繰り出される拳はすべてを粉砕する、まさに矛と盾両方の能力を併せ持つ。
圧倒的防御力を攻撃力に変換するさまはまるであのポケモンやあのホムンクルスを彷彿させる。ただし、『硬化した部分は動かせなくなる』 『性質変化の相性上、雷遁には無効化され攻撃が通る』と言った弱点もある。カカシは写輪眼でこの術を見切り、雷遁である雷切を放って心臓を潰すことに成功している。
攻守一体の完璧な術のためか、真っ先に潰されてしまった。
原作では水遁の術は登場せず不明。角都本体を動かすための心臓か、カカシに潰された心臓が水遁の性質変化を持っていたのではないかと思われる。
余談であるが、中の人は機動戦士ガンダムMS IGLOOのジャン・リュック・デュバル少佐と同じである。
水分身の術(アニナル)
アニメ版では水遁の術を使用している。
通常の分身を使用してない辺り、土遁の次に得意系統なのだろう。
活躍
風影奪還編にて初登場。
暁のアジトにて「幻灯身の術」を使用した状態で登場。
デイダラ・サソリが捕らえた一尾の人柱力・我愛羅を暁のメンバー全員で外道魔像へ封印。封印が終わると術を解除して退場した。
その後裏世界での賞金首であった元・守護忍十二士の地陸を求めて飛段とともに火ノ寺を襲撃、殺害する。その後換金所へ赴いたところ、木ノ葉隠れがその動きを読んでいたため、猿飛アスマ・はがねコテツ・神月イズモ・奈良シカマルのフォーマンセルと交戦する。飛段の主張に従いしばらくは傍観していたが、首をはねられた飛段に助けを求められて参戦。飛段の呪術でアスマを殺害し、コテツ、イズモを追いつめるも、ペインからの招集がかかりその場を離脱した。
アスマ班に捕捉され、再び交戦。カカシに土矛を見切られ、シカマルの作戦で心臓を2つ潰されたものの、その能力でアスマ班を満身創痍にまで追い詰める。
しかし、第七班が増援として現れ、ナルトの新術【風遁・螺旋手裏剣】でさらに心臓を2つ潰され行動不能に追い込まれた後、カカシから世代の変化を告げられながら雷切で止めを刺された。
この時「可能なら生け捕りにする」と言う火影からの命令に対してトドメをさした事については明言されていない。
おそらく 想定外の戦闘力やこちらに死者が出ている事、本人の意思で動かせる無数の触手の全てを拘束するのは不可能もしくは危険と判断したのだろう。
遺体は木ノ葉隠れの里に運ばれ、風遁・螺旋手裏剣の原理解明に使われた。
第四次忍界大戦の戦力としてカブトの穢土転生で復活。忍連合の忍達から心臓を奪い、金角・銀角兄弟と共に戦場で再び猛威を振るったが、外道魔像出現の混乱にまぎれて封印されてしまった。
ナルティメットレボリューション 暁創生
角都が暁入った経緯について明かされた。
トビから暁の新メンバーに足る遜色ない精鋭として推薦され、勧誘の命令を受けたペインが接触。
森の中で名のある賞金首を求めて、どこかの里の忍集団相手に暴れ回っていた。
ペインから勧誘を受けるが、「そんなものに興味はない。俺が興味あるのは金だけだ」と一蹴。上から目線の物言いに腹を立てペインと戦闘になる。
ペインの力に圧倒され、「お前程の実力者がいる組織に入れば、いずれ名のある賞金首とも戦えるかもしれん」と勧誘を了承した。
その後トビの命令によりゼツ・大蛇丸と共に飛段に暁への勧誘に赴き、飛段と戦った。
過去について
初代火影・柱間と戦ったという言動から不死を疑われた角都であるが、実際のところ柱間が亡くなったのは割と最近である。
第二部当時に50代後半の孫・綱手が物心ついた頃にはまだ柱間は健在であったため、死んでからまだ50年弱しか経っていなかったりする。
しかし、歳を重ねた忍は基本的に一線を退くため、相当な年齢と思しき角都が圧倒的実力で襲ってくることに驚いたと思われる。
テーマ曲
余談
連載当時は、柱間が活躍したのは第一部の木ノ葉崩しの際の大蛇丸の穢土転生のみであった為、格段に評価の高い忍びではなかった。
しかし、後に第四次忍界大戦編において柱間とマダラの全力の戦闘と、扉間と言う別方面に完成された忍びの活躍が描かれたことによって、彼の実力が再評価されることになった。
柱間と戦った当時の角都は当然ながら上述の術は(恐らく)ほぼ全て使えなかったはずであるが、その状況で柱間への暗殺を任された以上、暗殺に失敗したのはともかく生きて帰っただけでも十分凄いと言える。むしろ、柱間への暗殺任務そのものが実質的な処刑宣告である。
それに加えて、当時の木ノ葉には扉間と、時期によってはマダラも加わっていた可能性もある。
柱間の場合、性格的に甘いところがあるため、ただ逃げるだけなら泣いて謝れば許されることもあるのかもしれないが、問題はマダラと扉間である。
二人とも冷徹であることは言うまでもないが、マダラは実力的に柱間と同等であり、扉間は忍術の実力以上に戦術思想がヤバい。もしこのスリーマンセルを相手に戦って逃げ延びたのなら、もはや怪物の領域である。
あの三人を相手に戦った。と言うだけで嘘やハッタリを疑ってもよさそうなものだが、作中の人物たちの様子から察するに、角都の言っていることは真実であるようである。
その為、ファンの間ではナルト達が戦った角都は、禁術を手に入れたことで、代償として弱体化したのではないか?とまで考察されている。
なお、「その柱間と戦ってなおまだ生きている実力」をアピールすることで相手を威圧しようとしていただろうに、いのに「何歳なの…!?コイツ…!」と「柱間と戦ってなおまだ生きて前線に立っている年齢」の方に驚愕されている点をネタにされている。
関連イラスト
関連タグ
暁
ペイン 小南 ゼツ うちはイタチ 干柿鬼鮫 デイダラ サソリ 角都 飛段 トビ
各章のボス