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薬師カブト

やくしかぶと

「薬師カブト」とは、『NARUTO』の登場人物である。大蛇丸の側近の眼鏡の青年。
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プロフィール

忍者登録番号012140
誕生日2月29日
星座うお座
血液型AB型
性格計算高い、独立志向(?)→計算高い、冷血漢
身長176.2cm(19歳) → 177.0cm(24歳)
体重65.0kg → 65.0kg
好きな食べ物あじの塩焼き、鯛の塩焼き
嫌いな食べ物生肉
好きな言葉千変万化
趣味メスの手入れ
戦ってみたい相手うずまきナルトうちはサスケ大蛇丸
CV神奈延年水野マリコ(少年期)

概要

伝説の三忍の一人・大蛇丸の側近。音隠れの里のスパイ兼医療者で、大蛇丸の右腕として暗躍。もとは木ノ葉隠れの里の””に属しており、9歳ごろから五大国を渡り歩くスパイとして活動していた。後述する事情から、14歳ごろに彼の才能を見込んだ大蛇丸のもとに下り、大蛇丸とともに「すべての知識の探求と蓄積」にのめりこんでいく。


人物

性格は計算高く冷血で、目的のためならば人命の損失も厭わない。その一方で、第一部では日向ヒナタ第二部では春野サクラを大した理由もなく治療してやるなど、医療忍者として慈善ともとれる行動をとっている。


カブトの望みは「アイデンティティの確立」であり、逆に言えば彼は「自分が何者かがわからない」という焦燥を抱えている。

彼は6歳頃に戦災孤児として保護されるも、それ以前の記憶がなく、親の顔も名前も、自分の名前すら思い出すことができなかった。

そんな彼に、アイデンティティとなる名前を与えてくれた恩人は、ある策略によって死に際に「アナタは誰なの」とカブトに問いかけ、彼の存在の根幹を突き崩してしまった。このことと、5年間のスパイ生活による疲弊により、彼は「自分が何者か」を完全に見失ってしまう。


そこに現れた大蛇丸から陰謀の存在、策略の中身を知らされたカブトは一時激昂するが、大蛇丸の示した「この世のあらゆるものを集めつくせば、自分自身さえ定義できる」という言葉と、与えられた偽の経歴や「薬師カブト」という偽名により安定を取り戻す。

以後は大蛇丸の部下としてのアイデンティティを支えに、ときに疑問を抱きながらも、あくまで忠実に大蛇丸に仕え続けた。


しかし、大蛇丸の器となるはずだったうちはサスケが謀反を起こし、大蛇丸を殺害したことで、カブトはふたたびアイデンティティを失った。だが、彼は大蛇丸の信念を胸に、彼のたどるはずだった足跡をなぞるようにして、その遺体から得た細胞や抽出したエキスを自らに注入するなど、意識を乗っ取られかねないような状態に身を置きながら、肉体にあらゆる強化を施し、大蛇丸の目指した高みに到達するために、彼が欲したサスケを実験体として求め、第四次忍界大戦を宣戦した『うちはマダラ』に協力を申し出るのだった。


来歴

出生

かつての第三次忍界大戦中にマザーに拾われ、彼女が院長を務める孤児院に保護される。このとき、頭を怪我しており、両親や自分の名前などすらわからない状態だったため、ウルシという少年がかぶせた兜にちなんで「カブト」という名が与えられた。

さらに、院で定められた就寝時間を教えるため、女性職員に壁時計を示され時計問題を出されたカブトは、一時幼さゆえに時計も読めず計算もできないのだと勘違いされたが、マザーは目をすがめるしぐさから視力の問題だと気づき、自らのメガネをかけてやった。その後、返そうとするカブトの手を押しとどめ、与えられたそのメガネはカブトの名前とともに彼のアイデンティティとして彼を支えていくこととなる。


その後は才能があったのかマザーの教えを受け、幼くして医療忍術を習得。木ノ葉隠れの忍たちの治療を行っていた際、後に上司となる大蛇丸に出会う。この時、彼に忍者にならないかと誘われるが、カブトは「マザーのお手伝いがしたいだけ」と丁重に断る。

しかし、志村ダンゾウが孤児院に現れ、マザーに”根”時代の名「ノノウ」を持ち出して岩隠れの里へ潜伏する長期任務を依頼する。依頼を断れば援助金を盗み出し、子どもたちをさらっていくと暗に脅され、里のためだと迫られ、マザーは依頼を了承するが、ダンゾウはさらに「この情報を得るために部下がひとり死んだ」ことを理由に孤児院の子どもをひとり差し出すことを要求する。マザーは無茶な要求に反発するが、窓の外から話を聞いているカブトの存在に気づいていたダンゾウは、「里のためだ」と言い、また「子どものほうから申し出る場合もないわけではない」と嘯いた。


”時代

孤児院を出て5年間、カブトは五大国を渡り歩きスパイとして活動した。しかし、その優秀な諜報活動能力は、ダンゾウからノノウと共に危険視されており、ダンゾウは2人を殺し合わせる計画を企てる。


ダンゾウは早い段階でノノウにカブトが孤児院のため自ら犠牲になったことを教え、カブトを”根”から救い出したいと思うよう誘導した。その上でノノウが裏切らないように、カブトが無事に生きている証拠としてカブトの写真を定期的にノノウヘ渡すこととなったが、ダンゾウはカブトが成長期であることを利用し、数年をかけてカブトの顔を(多少似ているが)全く別の人間と入れ替えてしまった。

これにより、ノノウは赤の他人をカブトだと思い込み、ダンゾウと敵の工作員(本物のカブト)を暗殺すればカブトを返すという約束を交わしてしまった。


 計画の発動時期から、当初は優秀すぎて知りすぎているノノウが根のスパイであるカブトを殺すことで、ノノウを裏切り者として処分できるようにする計画であり、カブトとの共倒れを狙うことになったのはカブトも優秀すぎた故であると推測できる。

(当初からノノウとカブトを殺し合わせるには、子供であるカブトの成長性に賭けるしかなく、カブトの成長次第ではノノウに本物のカブトが一方的に殺される可能性が高い。カブト自身も優秀であったため、共倒れを狙った計画に変更したと考えるほうが自然である。)


これらの陰謀を知らないカブトとノノウは殺し合い、カブトはノノウに瀕死の重傷を負わせたところで、彼女がマザーだと気づき、医療忍術で傷の治療を図る。が、本物のカブトを「カブト」と認識できないマザーに「誰…なの…?」と問われたカブトは、激しく動揺し治療をやめ、瀕死のマザーをその場に残して去った。


その後、アイデンティティの完全な崩壊に呆然とするカブトのもとに大蛇丸が現れ、彼をアジトへと導き、一連の出来事のからくりを明かした。すべて理解したカブトは大蛇丸が自分とマザーの生き残ったほうを始末するために派遣されたと見抜くが、それを揶揄され激高し、チャクラメスで大蛇丸に襲い掛かる。そして「いったい自分は何者なのか、またわからなくなってしまった」と憤激のままにその肉体を切り刻むが、大蛇丸は脱皮して復活しカブトを諭す。「君は自分を説明できるだけの情報がまだ足りないだけ」、「この世のあらゆるものと情報それらすべてを集めつくしさえすれば導き出せないはずはない」と。

そして音隠れの里の構想を語り、カブトに「任務中のマザーの表の顔だった医療部隊長・薬師ノノウに幼いころ拾われ、養育された少年」として薬師カブトという新しい経歴と名前を与える。

これ以後、カブトは“根”を抜け、大蛇丸の部下・音隠れのスパイとして暗躍を始める。

結果的にダンゾウの計画は優秀な諜報員2人を失い、里の裏切り者である大蛇丸に優秀な人材を与え、後の大戦の大きな火種の1つを生み出すこととなった。


音隠れ時代

への潜入時は、大蛇丸とコンビを組んでいた「赤砂のサソリ」の部下として活動し、一定の時期が来るまで記憶を封印する「潜脳操砂の術」を掛けられた後、大蛇丸のもとにスパイとして送り込まれた。しかし、すぐに大蛇丸によって術は解かれ、変わらず大蛇丸配下の二重スパイとして活動していた。

大蛇丸の暁での目的であったうちはイタチの肉体奪取が失敗に終わり、暁を抜けてからは、木ノ葉崩しおよびうちはサスケに狙いを定めた大蛇丸のために、薬師カブトとして赤胴ヨロイ剣ミスミと共に木ノ葉隠れの里に潜入し、特に見るべき才能もない下忍を演じ、中忍選抜試験に挑戦しては、いずれも本選では棄権するなどしながら木ノ葉隠れで諜報活動を行っていた。


うずまきナルトうちはサスケ春野サクラらが参加した中忍選抜試験の一次試験のペーパーテスト開始直前にて本編初登場し、情報通の気のいい先輩を演じてサスケの要求に応じロック・リー我愛羅などの情報を提供した。

二次試験の死の森では、合格条件を満たせずに焦るナルトとサクラが、禁じられていた巻物の開封に手を出そうとするところをすんでのところで止め、脱落を防いだ。その後ナルトたちと同道し、合格条件を満たす手助けをしつつ、主としてサスケの情報収集を行っていた。

三次試験予選では、音忍監督官に化けた大蛇丸が自らサスケの状態を確認しようとしているのを察して、己の監視は必要なしと判断し手傷を理由に棄権した。


その後は大蛇丸の命により意識不明のサスケを攫おうとしてはたけカカシに妨害され失敗。木ノ葉側に面が割れる(本人曰くわざととのこと)。砂隠れバキとともにドス・キヌタを使って我愛羅の守鶴を確認した。

そして暗部に扮して試験会場に侵入、三次試験でのサスケと我愛羅の対戦中に幻術「涅槃精舎の術」で会場の観戦者および大名たちを眠らせ人質とし、木ノ葉崩しの狼煙を上げた。はたけカカシマイト・ガイとにらみ合うが、特に戦闘行動は起こさず、大蛇丸の撤退と共に姿を消した。


アジトに一旦身を潜めた大蛇丸の、三代目火影猿飛ヒルゼンの「屍鬼封尽」によって封じられた両腕を治療するため、伝説の三忍の一人である千手綱手の居所を探し当てる。大蛇丸は綱手の大切な人間を蘇らせることを条件に治療を迫り、ついに綱手も了承する。しかし、すんでのところで思いとどまり、医療忍術をかけるふりをして大蛇丸を殺そうとしていることをカブトが見抜き、妨害。交渉は完全に決裂し戦闘状態となる。

「屍鬼封尽」で両腕を封印されている大蛇丸に代わり、カブトが綱手と直接対決するが、途中でナルト、シズネ、そして自来也に乱入される。

それでも大蛇丸が参戦したこと、綱手の血に対するトラウマや自来也が綱手のしびれ薬で本調子でなかったこともあり、ことは大蛇丸側に優勢に運んでいた。が、ナルトの覚醒、それを見てトラウマを克服した綱手、自来也の回復により、戦況は逆転、口寄せによる大蛇丸のマンダ、綱手のカツユ、自来也のガマブン太による戦いで決着がつき、大蛇丸とカブトは撤退した。


その後肉体が限界に達した大蛇丸は、うちはイタチに敗北を喫したこと、またナルトの成長に対する焦りから、力への渇望を強めるサスケに対して音の四人衆をさし向け、焦燥を助長する。目論見は成功しサスケは里を抜け、音の四人衆によって大蛇丸のもとへ運ばれていった。

しかし、新たに中忍となったシカマルを小隊長としたナルトキバチョウジネジのサスケ奪還部隊、病院を抜け出して来たロック・リー、および綱手の要請を受けて援護に現れたテマリカンクロウ我愛羅砂の三姉弟に足止めされている間に大蛇丸の肉体は抜き差しならない危険な状態に陥り、カブトはアジトにいた複数の実験体を殺し合わせ、残った1人を転生体とせざるを得ず、大蛇丸はその後数年は転生のかなわない体となってしまった。

また、このとき音の四人衆の動きの遅さに危機感をいだき、大蛇丸の優秀な転生体候補だったが、病のために候補から外され死を待つばかりの元音の五人衆の少年・かぐや君麻呂を使うことを決める。君麻呂の大蛇丸に対する忠誠心や尊崇の思いを利用し、言葉巧みに誘導して、本来ならばもはや動くこともできないはずの君麻呂を戦場へと送り出した。

最終的には、サスケはナルトを呪印の力をもって倒し、自ら大蛇丸のもとへとやってきた。


第二部

サソリを殺すため、「潜脳操砂の術」が解けサソリのスパイとしての自分を取り戻したふりをして、天地橋で5年ぶりにサソリと接触する。そして現れた大蛇丸に敵対しサソリと共闘すると見せかけ、チャクラメスでサソリの傀儡を切り裂いた。

実はサソリはその時点ではサクラチヨバアによって倒されており、天地橋へやってきたのは、死に際のサソリから大蛇丸のもとに配下のスパイを潜り込ませていると知らされた木ノ葉側が、スパイ拘束のために派遣した新七班ヤマトが化けた者であった。カブトはサソリの素顔を知らなかったため、術を解いたヤマトをサソリと誤認しかけるが、大蛇丸に否定されている。

カブトがサソリの配下であり術で操られていると思っていたヤマトは驚くが、カブトはサソリの術は大蛇丸に解いてもらったと語り、そして今度は大蛇丸の術にかかったのかと言うヤマトに、あくまで大蛇丸の思想に共感した、自分の意思だと言い切った。


「サスケを返せ」と憤るナルトに「返せはおかしい、サスケくんは自らボクたちのもとへ来たんだよ」と正論で返したカブト、サスケを我が物のように語る大蛇丸に激高したナルトは九尾の力を解放する。カブトはその背後から襲い掛かろうとするが、チャクラの放出だけで吹き飛ばされてしまい重傷を負う。その傷を自己回復したあとは、暴走するナルトと大蛇丸の戦いを傍観するのみでサクラやヤマトと交戦しようとはしなかった。

暴走するナルトを止めようと飛び出していき怪我をしたサクラを治療したあとはその場を去り、大蛇丸と合流しがてらダンゾウの使者として大蛇丸と交渉していたサイを後ろから突き倒して拘束した。

サイのもたらした情報が正しいと確認されてからは、大蛇丸に命ぜられて拘束を解き、共にアジトに向かった。途中、サイに見せかけた死体を偽造しヤマト達の攪乱を狙ったが、ヤマトの事前の策によってこれは意味をなさなかった。

この後、川辺で休憩がてら医療忍具を丁寧に洗浄し始め、大蛇丸に「帰ってからにしなさい」となだめられるも「すぐに血を落とさないと切れ味が落ちてしまうんです」と反抗し、ついでに「死体を使ってしまって15~16歳の男の死体がなくなってしまったので早急に補充したい」旨を述べており、大蛇丸に「アナタA型だったかしら…」とあきれられている。これに対して「いえ、AB型ですけど…」とカブトは返答している。


たどり着いたアジトで大蛇丸がサスケにサイを紹介したあとは、彼を部屋に案内し、「まだ信用はできない」という理由で部屋の外から鍵をかけた。しかし、大蛇丸にリスト化を命じられていた重要書類をその部屋に置き忘れていたことに気づいて引き返し、第七班がサイを連れ出したことに気づく。

アジト外でヤマト、ナルト、サクラに拘束されているサイを発見し解放、ナルトの攻撃も一蹴してしまうが、ナルトの影響で自我を取り戻しつつあったサイに不意を打たれ、ヤマトに拘束されてしまう。

その後はヤマトの質問に「無駄だとわかっている」とばかりに素直に答え、木分身に監視されていたが、どうやってか抜け出し、新第七班をサスケが殺そうとするのを大蛇丸が止めている場に合流している。このとき、サスケに対して新第七班を生かす利点を説き、最後には納得したらしいサスケと大蛇丸とともに姿を消し、おそらくはまた別のアジトへ向かった。

ちなみに、アジトではカブトは、初対面のサイを写輪眼で威圧するサスケを叱責したり、大蛇丸に対する言葉遣いについて度々注意するなど、兄弟子のような態度をとっている。


十分に力を蓄えたサスケによる叛逆によって大蛇丸が殺されたあとは、その血肉を自らの身体に取り込み、「大蛇丸を超える存在」になるというアイデンティティを見出す。これは九尾人柱力でありながらうずまきナルトであることを忘れることのなかったナルトに影響された結果の考えでもあるらしく、その礼として、暁についての情報をまとめた冊子をナルトに託している。

この時点ではヒナタの白眼の見立てでは肉体の三割ほどが大蛇丸に乗っ取られている状態であり、顔の左半分、そして左腕が大蛇丸にも似た蛇のような様子に変貌していた。

カブトは重要犯罪人として木ノ葉隠れで手配されていたため、ナルト、ヤマトは拘束しようと動くがかわされ、「まずはサスケくんから…」とどこへともなく消えてしまった。


第四次忍界大戦

フード付きのローブ姿で再登場。容姿は面影がないまでに変わり、蛇のような肌、大蛇丸のような隈取が顔に現れている。

第四次忍界大戦を宣戦した暁、『うちはマダラ』に対し、かつて大蛇丸も使った穢土転生を用いて協力を申し出る。見返りには「若く新鮮な生きたうちは一族」としてうちはサスケを要求。『うちはマダラ』はそれを拒否しようとするが、カブトの切り札を見て仕方なく協定を結ぶこととする。

実際にはカブトの目的は、忍たちと暁の共倒れ、そして六道仙人の真理の探求で、死んだ強者たちを集めた穢土転生軍団の提供や白ゼツたちの強化などの協力をする一方で、八尾と九尾の人柱力を取り逃しながら、かつての大蛇丸の実験体であるヤマトを確保する、暁のアジトへわざとみたらしアンコ小隊を導き、自分の能力強化に利用するなどの行動をとっている。


第四次忍界大戦が開戦すると、結界内に隠れて穢土転生の強者達をあやつり戦場を大いにひっかきまわす。

しかし、穢土転生体であるイタチがナルトに仕込んでいたうちはシスイ万華鏡写輪眼を移植されたカラス、その最強幻術別天神によって、穢土転生の肉体を保持したままカブトとの口寄せ契約を解除し、カブトの穢土転生を止めるために行動を開始する。

このため、カブトは穢土転生体である二代目土影の意識をあやつり、『うちはマダラ』に断りなく、切り札である本物のうちはマダラを口寄せして忍連合軍に多大な被害をもたらした。このとき、カブトはさらに無の意識を乗っ取ってマダラと会話、写輪眼の行き着く先が輪廻眼であることを確認。柱間細胞を用いて肉体を全盛期以上に強化していることをマダラに告げ、天災にも近いそのすさまじい力を目撃した。


だが、結界に隠れていたカブトのところへイタチがたどり着き、また穢土転生のイタチを追ってきたサスケもその場に現れる。穢土転生を止めたいイタチ、サスケを実験体として欲するカブト、イタチから真実を聞き出したいサスケと、三者とも目的はバラバラだったが、うちは兄弟はタッグを組み、カブトに戦いを挑む。

ただし、穢土転生は術者が死んでも解除されないため、操るなどしてカブトに解除させなければならないこと、しかし写輪眼で幻術にかけようにも、カブトは実は三大秘境のひとつ・龍地洞で修行を積み、蛇仙人となっており、蛇の角膜で視覚を封じたままで戦えることから、うちは兄弟は苦戦を強いられた。さらにはカブト自身の能力も高いうえ、香燐の回復能力、水月の水化能力や、音の五人衆、大蛇丸から得た能力を自在に操り、イタチでさえ穢土転生体でなければやられていた場面があるほどだった。

うちは兄弟は万策尽きたかに思われたが、イタチはかつて志村ダンゾウやうちはマダラが使用したイザナギと対をなす、視覚によらない幻術・イザナミを繰り出し、カブトの精神を無限ループの世界に落として、意識を失った肉体を写輪眼で操って穢土転生を解除した。


失敗を見つめ直せ

その直後に真実を知るためサスケが大蛇丸を復活させ、復活した大蛇丸が、カブトが取り込んだ大蛇丸のチャクラを回収したため、細胞の浸食も元に戻った。そして無限ループの中で自分を見つめ直すきっかけを掴み、イザナミから抜け出した。

脱出後は、穢土転生から輪廻天生を果たしよみがえったうちはマダラによって瀕死となったサスケを救うため、医療忍術や柱間細胞、そしてその場にいた千手扉間の助言に従って仙人モードで彼を蘇生した。

このとき、サスケをさがして現れた大蛇丸一行のうち、水月から「オビトとともに第四次忍界大戦を引き起こした」ことについて指摘されるが、自らの過ちを認め、「その通りだ… ボクもオビトもこの世の中に自分の居場所がなくなってしまったと思い込み皆を巻き込んだ」「だが もう自分が何者か分かっている… そして己が何をすべきかも」と語っている。


大戦終結後

贖罪の意思と共に、マザーの孤児院を引き継ぐ形で、児童養護施設を幼馴染のウルシと運営している。木ノ葉隠れの里もこの施設を支援しており、園長はカブトである様子。

罪人である彼だが、その特異な能力を有事の際のカウンターとして扱うためという木ノ葉隠れ上層部の考えもあるようだ。

【外伝最終回】つまり今日からは

のちに外伝うちはシンクローン達を七代目火影うずまきナルトから引き取っている。


能力

基本的には後方支援を担当しており、大蛇丸の補佐や諜報活動、実験体の管理・治療、薬物を使用した大蛇丸の肉体の調整を担当している。

医療忍者としてはかなり早熟で、綱手いわく「広範・膨大な知識と繊細なチャクラコントロールが必要とされ、習得できる者が限られる」医療忍術を、9歳ごろには大蛇丸を感心させるほどのレベルで扱っていた。その後も研鑽を積んだようで、綱手には「並みの医療忍者ではない、技のキレは私の全盛期を越える」と評されている。


大蛇丸のもとに下ってからは、彼の体の薬物投与による調整や、死病に侵された君麻呂の治療なども行っていた様子。

また死体の扱いが上手く、短時間でほんのわずかの傷を残すのみで別人の容姿に作り変えるなどということもやってのけている。


戦闘能力も、木ノ葉隠れの暗部数人を苦もなく倒すほどの高さで、体術は苦手と嘯きつつも主にチャクラメスや土遁を駆使して戦い、大蛇丸や自来也には「カカシと同じ程度の力を持っている」と評されている。

優れた幻術使いでもあり、木ノ葉崩しの際には、大蛇丸と三代目火影の決着がつくまで会場の観客たちを幻術に落としたまま人質とし、カカシやガイの足止めをしていた


人並み外れた回復力を持ち、細胞を活性化し、新しく作り替えていくことで傷を治癒する事が出来る(第一部ではカブト自身の能力のように語られていたが、第二部で香燐の能力を研究・移植したものということになった)。


大蛇丸の死後は、大蛇丸の細胞や、その他実験体たちの細胞を取り込み、多くの能力・忍術を己のものにした。大蛇を意のままに操り、口寄せ穢土転生、さらには血継限界までも吸収して駆使するようになった。

また、龍地洞の白蛇仙人のもとで修業をして、大蛇丸ですらかなわなかった蛇の仙人モードを習得している。

このことから、両親等生まれについては完全に不明だが、血筋等とは関係なく作中でも上位の実力者となった稀な存在であるといえる。


使用術一覧

  • 変わり身の術

火遁

  • 霞炎舞の術

水遁

  • 水龍弾の術
  • 大瀑布の術
  • 水化の術

土遁

  • 土中映魚の術(うずまき列伝)
  • 土陸返し

医療忍術

  • 死魂の術
  • 陰癒傷滅
  • 掌仙術
  • チャクラ解剖刀
  • 死術・帰魂遊戯(ナルティメットアクセル2)

幻術

  • 涅槃精舎の術
  • 魔笛・夢幻音鎖

禁術(ナルティメットヒーロー2)

  • 外道ノ印・封
  • 外道ノ印・乱

口寄せ

鬼童丸

  • 蜘蛛巣開

血継限界

  • 双魔の攻
  • 屍骨脈
    • 早蕨の舞

仙術

  • 仙法・白激の術
  • 仙法・散激の術(ナルティメットレボリューション以降)
  • 仙法・無機転生
  • 伝異遠影

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カブt…眼鏡薬師カブト

無題


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NARUTO 音隠れ 根(NARUTO)

音忍 感知タイプ 残り組

大蛇丸 薬師ノノウ

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表記揺れ

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