概要
昔は「雲に二つの光あり」と謳われた兄・金角と弟・銀角の通称だが、実際は雲隠れの歴史上最悪の大罪人とされる。
六道仙人の末裔であり、先祖返りによるものか、一族の特徴である角がある。また人柱力もどきでもある。
兄弟間の諍いの多い作中において、屈指の兄弟仲を誇る。
名前や武器の由来は言わずもがな『西遊記』に登場する妖怪兄弟から。
生前
木ノ葉隠れと同盟を結ぶ儀礼式ではクーデターを起こし、二代目火影と二代目雷影を騙し討ちにした。
- つまり、この兄弟が忍世界の行方を悪い方向に変えてしまった可能性があるのだ。雲隠れの記事も参照。
また、うちはマダラが九尾を手懐ける前に、雲隠れが九尾を捕獲しようとした際に食べられたが、九尾の体内でチャクラ肉を食べて2週間も生き長らえた結果、暴れ続けたことに耐えかねて九尾の体内から吐き出された際、九尾のチャクラを持つようになった。
これは彼らの特異体質によるものであり、二匹目のドジョウを狙い八尾のタコ足を食った忍もいたが、為すすべなく死に至っている。
かつて雲隠れが集めた、六道仙人の宝具のうちの4つ(幌金縄、七星剣、紅葫蘆、芭蕉扇)を所有、いずれも普通に扱うとチャクラ切れに追い込まれて死亡する(芭蕉扇を拾ったテンテンは数時間でぶっ倒れて気絶していた)が、九尾のチャクラのおかげで何の問題も無く扱える。
幌金縄、七星剣、紅葫蘆
幌金縄、七星剣、紅葫蘆の三つは同時に使用する事で効果を発揮する。
幌金縄で触れたものの言霊を吐きださせ、七星剣で断ち切り、紅葫蘆で録音(言霊を吸収)。
幌金縄に触れたものはそれまで最も多く口にした単語がNGワードとして七星剣に表示され、言ってしまった者は紅葫蘆に吸収されてしまう。
雲隠れのダルイは文末と文頭でNGワードを言ってしまい吸収されかかるが、直前に最も多く口にした単語が入れ替わったため吸収を免れている。
ならばずっと黙っていればよさそうであるが、記録されてからは「一定の間無言で過ごす」と自動的に発動してしまう(サムイはそれが原因で吸収された)。
穢土転生
第四次忍界大戦では、薬師カブトの穢土転生によって蘇生され、立て続けにアツイとサムイを封印したが、ダルイの封印に失敗したことで宝具を奪われ、先に銀角が紅葫蘆に封印された。
その後、銀角が封印されたことに逆上した金角は尾獣化して暴れるも、第十班の策にはめられ「琥珀の浄瓶」に封印された。
後に彼らの九尾チャクラを狙ったトビによって宝具ごと回収され、ナルト達との交戦中に十尾復活のために外道魔像の口に投入された。
なお、残された宝具の去就は不明だったが、最終回ではテンテンの店に非売品として展示されているのが確認できる。(どうやらうめき声が聞こえるらしい。)
羽衣一族?
柱間とマダラの過去編において羽衣一族なる一族が登場しているが、名有りのキャラは登場しておらず千手と争っていた事しか判明していない。だが苗字が判明していない金角・銀角兄弟がこの羽衣一族だった可能性が有る。
- 金角・銀角は六道仙人の子孫だと知られているのだが、羽衣一族は六道仙人の本名である大筒木ハゴロモから来ている。
- 自らハゴロモの名を名乗る一族なので、六道仙人の子孫だという事を誇りにしていたのは間違いなく、失伝する事無く子孫まで伝わっていたのでは無いか。
- 六道仙人の宝具を受け継いでいる。六道仙人の血筋の中でも力のある家系だったのは間違いない。
- 千手やうちはと戦える程の強力な一族なのに名有りのキャラが本編に登場していない。
等の理由から金角・銀角が羽衣一族だった可能性は高い。