麻呂眉
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まろまゆ
かつて日本で行なわれていた化粧の一つ「殿上眉」および、それに似た形の眉毛のこと。
奈良時代に始まった化粧のやり方で、本来の眉を剃るか抜くかした後に墨で弓なりの眉を細く描くというものがある。これを引眉(ひきまゆ)と言う。これが時代が下って平安時代になると楕円形の眉が描かれるようになる。この楕円の眉を殿上眉(てんじょうまゆ)と言う。たとえば雛人形の顔には引眉と殿上眉の両方が表現されている(殿上眉は本来の眉より高い位置に描くものなので重ならない)。
現代、殿上眉はマンガ・アニメ・時代劇などの公家のキャラクターで見る機会が多く、その公家の一人称代名詞でよく用いられる「麻呂」から取って、この形の眉を「麻呂眉」と呼ぶようになった。
麻呂眉と呼んだ場合、それが化粧か本物の眉毛かは特に区別されない。また、犬の目の上だけ毛の色が違う場合も、麻呂眉と呼ぶことがある。
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作品名 | キャラクター |
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ロザリオとバンパイア |
- 丸い存在感! 麻呂眉を描いたイラスト特集 - pixivision(2024年4月21日)