概要
「ぎゃあああーー!!助けてメブぅぅー!!守ってもらわないと死んじゃうからぁぁ!」
自分に自信の持てない中学2年生。どんなことでもネガティブに考えがちで、なぜ自分が勇者候補に選ばれていたのかも理解できていない様子。そんな性格ゆえに、積極的に前には出たがらず、戦いにおいても防衛を担当している。唯一すきなのがおしゃべりで、特に人のウワサ話が大好き。
(『楠芽吹は勇者である』キャラクター紹介)
プロフィール
出演作品 | 楠芽吹は勇者である |
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肩書き | 防人(防人番号32番) |
性別 | 女性 |
年齢/学年 | 14歳/中学2年生 |
誕生日 | 神世紀286年7月22日※ |
身長 | 152㎝ |
血液型 | A型 |
出身地 | 愛媛県 |
趣味 | おしゃべり |
好きな食べ物 | みかん |
大切なもの | 自分の命 |
声優 | 種﨑敦美 |
※誕生日は『花結いのきらめき』のキャラクター紹介によるもの。
人物像
楠芽吹の同僚で、32人の「防人」の一員。芽吹のことは「メブ」と呼んでいる。
太い眉毛が特徴的。自分に自信の持てないネガティブな性格で、何事も悲観的に考えがち。
他人に対しても臆病で、怖そうな人を見れば「イジメられるのではないか」と怯える性分。そのため常にクラスや組織で一番ヒエラルキーが高い人物に取り入り、守ってもらうのが彼女の幼少期からの処世術。防人のリーダーである芽吹に、何かと「私を守って」と主張して近づいたのも、そういった下心によるもの。
そんな処世術に対して、周囲から「格好悪い」「媚びへつらっている」といった陰口を叩かれる場合もあり、本人もそんな自分の姿に自己嫌悪を抱いている。そのため、自分がなぜ勇者候補生、そして防人に選ばれたのか理解できていない(納得できていない)。
唯一好きなのがおしゃべりで、特に他人の噂話が大好き。防人のメンバーで唯一、個人的な興味から讃州中学勇者部に接触した事があり、「どうすれば勇気を持てるか」という依頼(というか相談)を持ち込んだ。
…が、スピンオフ『楠芽吹は特訓中。』で芽吹に見せたのは、ぼた餅を振る舞われている写真だったため芽吹に制裁された模様(頭にたんこぶができていた)。この場面はアニメでも描かれたが、状況が状況で尋問されると思い込んでいたため毒が入ってないかとむしろ警戒していた。
『勇者部所属ぷにっと!』の単行本に収録されたカットイラストでは、彼女からの人物に対する一言コメントを見ることができる。
また、防人達の中では貴重な常識人であり、スピンオフでは主に芽吹に対するツッコミを担当しているが、割と容赦なくぶっちゃけるため反発される事もしばしばある。
好きな食べ物はみかん。曰く、実家から無限に贈られてくるらしい。
防衛に特化した『護盾型』の防人である事もあって、戦闘では基本的に前方へは出たがらない。
防人の番号は32番、すなわち大赦からは32人の防人の中で最弱と評されている(そして雀自身もその評価は正しいと感じている)。しかしながら、その臆病さから「生き残る道を見つける」事には人一倍強く、そのための行動力は芽吹も一目置くほど。実際、死ぬ死ぬと言いつつ敵の攻撃に自分から飛び込んで仲間を救ったりしており、雀が攻撃を防ぎ切った相手には勇者3人を死に至らしめた相手も含まれている。また、普段は芽吹に対して「守って」と言いつつ、実戦では自分から積極的に芽吹を守ろうと行動することもある。
アニメでは生存能力の高さこそ言及されていないが、殿を引き受けるも飛行限界となり溶岩に落下しそうになった芽吹を捨て身で救出したり、本来は2、3枚程度しか展開されないバリアを10枚も展開したりしている。
このように、護盾型防人としてチームに少なからず貢献しており、芽吹や他の護盾型防人たちからも能力を認められているが、本人は自覚していない。大赦からの低評価とは裏腹に大きな実績をあげることができたのは、芽吹ら仲間たちとの相性が良かったことが幸いしたと言えるだろう(防人のような仲間同士の連携が必要なチームの場合、他のメンバーとの相性が重要になってくる)。
なお、シズクによれば「体つきも雀」らしい。
一方で、ゆゆゆいでは湯船に浸かったシーンが映された際、スタイル抜群の伊予島杏に匹敵する大きさである事が描かれてたり(隣に座る土居球子は特に反応していなかった)強化装束時のカットイン時に揺れてたりとそれなりにあるように描かれており、「でかくなった」と一部ファンの間で話題になっていたが『マウンテン・フォーエバー』内の健康診断にて他の勇者部のメンバーが成長している中、変化無しであると判明した為に間接的であるがゆゆゆい時空と本編の雀には差がない事が示唆された(小説の挿絵では昔の制服を着ている時は胸があると明確に分かり、大満開の章のオープニングにて横からでも形が確認できる)事から普段は着痩せしている模様。
花結いのきらめき
第23話「誤解を解く」より登場。
耐久力はあるが通常攻撃は威力、速度共に低く、必殺技も攻撃力を一切持たないサポート特化型という特殊な性能を持つ。
URでは必殺技の攻撃力が解禁され、しかも必殺技ゲージ回復という稀有な能力を持ち、それでいてサポート能力は維持しているため、一人で攻撃役・サポート役どちらもこなせる上適当に必殺技を連発しているだけで相手は死ぬというすさまじい性能を持つ要塞と化している。
本作でも相変わらず勇者達に遜っており(風曰く「亜耶とは違う意味で下から」)、芽吹に「立派な戦力だから普通に扱って構わない」と横槍を入れられてしまうほど。
また、スピンオフ同様ツッコミ役も果たしており、そのツッコミの冴えっぷりから「ツッコミ型勇者」「ツッコミの星」と評された事もあるが…
自ら「チュン助」と自称し、園子にそのままニックネームとして認められている。遂には「チュンチュン」とつぶやくようにもなっており、一部ファンから「心がチュンチュンするんじゃぁ~」とまで言われ始めている(ちなみに原作では「チュン助」「チュンチュン」と言った事も言われた事も一度もない)。
亜耶の誕生日イベントでは、ジェットコースターを怖がって失神しかけた一方、お化け屋敷は意外と怖がらない所か芽吹の反応を見てみようと画策している(入った途中で鳴った樹海化警報に驚いた際「お化けよりもバーテックスが怖い」と言っている)。
花結いの章26話では、(実力を認めているからなのだが)自分に冷たい芽吹達に見切りをつけ、他の勇者達に贈り物をして守ってもらおうと画策した結果…
石紡ぎの章11話では小学生の避難訓練のレクチャーに抜擢されたが、あまりにも生々しい言葉でレクチャーしたため小学生達が泣き出してしまう事態となり、抜擢した犬吠埼風が後悔する事に。
「みんな、自分は大丈夫って思ってる?違うよ!人なんて簡単に死ぬの!」
何かと周りに自分を守ってもらおうとする一方で、自身が中心となった誕生日イベントでは(サプライズとして)頼んでもいないのに皆が自分を守ると言い出した事に困惑し、戦闘で次々と傷付いていくのを見てられずに戦闘に飛び込むという一面を見せている。
「こんな……こんなのないよ。みんなダメージを受けて。みんなが倒れちゃったら私を守る人がいなくなる!」
「私を守る人は私が守んなきゃダメなんだーーー!加賀城雀、行きたくないけど行きまーーーす!」
彼女がうどん玉を調理すると、地元愛媛で食べられているみかんうどんが出てくる。また、唯一のざるうどんスタイルでもある。
勇者システムが最新式に統一されたため、精霊として「波山」が設定されている。
2021年5月21日にURが実装され、強化装束が登場。
対神性防衛機構なる大小2つのロボット型ユニットを従えており、右手の追加パーツを介して指示を出すらしい。
関連人物
楠芽吹の章
「メブ」と呼んでおり、防人の中で一番強いため、守ってもらおうと近づき、よく泣きついている。
しかし実際には、雀の方が芽吹を積極的に守ろうとする事が多く、芽吹からは実力を認められているが、自覚がない。また若干おだてようという打算はあったものの、芽吹を勇者と認めている。
ただし、「防人じゃなかったらコミュ障のぼっちになってた気がする」と評した事も。
バレンタインイベント2年目ではチョコを渡しつつ甘やかしてもらおうと画策していた。
お嬢様を自称する彼女を嘘くさいと思っており、「お嬢様設定」とまで言っている。そんな彼女に対して容赦のないツッコミや茶々を入れてよく口喧嘩(という名の漫才)をしている。
しずくとは本編での絡みが少ないものの、彼女からは一緒にいるだけで楽しくなれたと思われていた。ドラマCDでは漫才のネタのフリをしてもらったり、一緒にラーメン店を回ったりしていた。
彼女の別人格である荒々しいシズクには怯えており、様付けまでしたことがある。
ただ、アニメ版では芽吹と出会う前から親しかった様子で、シズクの事も知っており表面化しても驚くどころかむしろ歓喜していた。また、なぜか「ちゃん」づけで呼んでいる。
「あやや」と呼んでおり、臆病な自分を馬鹿にせず、勇者部と同様に「臆病だけど勇気のある人」と評してくれたとてもいい子。
勇者部に接触した際に、彼女が子猫を助けようとして、誤って屋上に落ちそうになった所を危険を顧みず助けようとしたため、彼女から感謝され、勇気があると評してくれた。
花結いのきらめき
同じ愛媛県出身の勇者。みかん好きでもあるため、同士ができた事を喜んだ。
勇者部部長。
バレンタインイベント2年目ではチョコを渡しつつ護衛を依頼し、時代劇の悪代官のようなやり取りを展開した。
余談
加賀城という姓は現愛媛県である伊予が起源といわれ、現在は愛媛県北宇和郡吉田町浅川に集中してみられる姓である。
関連タグ
ダイ(ダイの大冒険):中の人及び勇者繋がり。これに関係しているかは不明だがゆゆゆい4周年イベントでは所属したアイドルユニット内で勇者に扮していた(本人はいつもの調子で「村人でいいって言ったのに」と嘆いていたが)。
我妻善逸:性格+雀つながりで連想したファンも多い。奇しくもあちらの2期とこちらのアニメは同時期の放送となった。
アーニャ・フォージャー:中の人つながりで、顔芸の多さも同様。一見臆病そうで勇気がある点も同様といえなくない。BD日テレでの再放送で偶然同時期放送となっている。