プロフィール
人物
棗ノノの姉であり、占い茶屋『棗屋』の主人。ノノたち4人の新米うららに占いを教える先生でもある(うららは序列七位の階級から茶屋を開く事を許され、序列五位から新米うららを指導する先生に成れる)。
妹と同じく太眉で、髪に白黒リボンを付けている。また着物の上から前掛けを着用しており、教え子や色井佐久に料理をふるまっている様子がたびたび見られる。
ちなみに着物で輪郭が緩やかに見えるが体格は大変ご立派。
おっとりした性格で先生としては威厳に欠けるが、世話焼きで思いやりのある良い人柄である。ただし怒った時は柔らかな物腰のまま頭をぐりぐりするなど、決して甘やかすだけの先生ではない。
佐久とは幼馴染で、仕事の合間に茶屋に来た彼女をもてなしたり、悩み事(ノノ関係など)を相談したりと仲が良い。
妹であるノノのことは大事に思っており、幼少期から佐久と共に常に彼女を守り続けて来た他、彼女の気弱で人見知りな性格にも常に手を差し伸べ庇い続けるなど、やや過保護な面が出てしまう事も有る(ただし棗家は母親を既に亡くしており、ニナが母親代わりとしてノノと家の両方を支え続けて来たため、決して責められる話ではない)。またノノから離れすぎる訳にはいかないという使命感から、より多忙になるであろう更なる上位のうららを目指す事が出来ず、町一番のうららになる夢を諦めたという過去も持つ(本人は『ノノが居たから頑張れた』と後悔はしていない)。
後にノノがうららの修行を通して精神的に成長し始めた際には嬉しく思いつつ、自分自身も妹離れの時が近付いて来た事実に一抹の寂しさを感じている。
上記のように生徒思いで責任感が強いが、そのためか自身の不手際には『切腹する』『山に籠る』と無茶な宣言をしたり、寝相と酒癖が悪いなどの残念な要素もチラホラ見える(佐久曰く『飲み始めは普通に上機嫌だが、そのうちノノ関連か否か大泣きしたり狂喜乱舞を始めた末に寝落ちし、次の日に切腹を宣言する』模様)。
お茶占い
ニナが好んで行う占い。主に縁結びや恋占いに用いられる。
椀に緑茶を注ぎ、占う相手に茶葉を残して飲み干させた後、椀を左手で三回回してから蓋をして逆さにさせ、椀に残った茶葉の配置により相手の今日の出会いを占う(祝詞の詠唱は茶を注ぐ際に行う)。
自身は祝詞を唱えて茶を注ぐだけなので一見すると簡単に見えるが、茶葉の配置が意味する吉凶の一覧を全て覚えておく必要が有り、かつ客に上記の全てを行わせる説得力も持たせねばならないという、上級うららに相応しい高度な占いでもある。
千矢が初めて体験した占いでもあるが、一度目は説明を聞いておらず茶葉ごと完飲してしまい、仕切り直しの二度目以降は美味を理由に完飲を続行してしまった(最終的に占いには成功した)。
ニナは理想の恋人を求め、この占いで事ある毎に自分自身を占っており、そのたびに好ましい結果が出ているが、肝心の出会いは一度も無い。
既に出会っている可能性も有るが、言うだけ野暮だろう。
余談
アニメ版のCVである茅野愛衣は年上女性キャラの声優として有名であり、他のきらら系アニメでも似たキャラを演じる事が有る。
中には『妹離れ出来ないお姉ちゃん』『危険も有る世界で生徒を支えた先生』など本作との共通点を持つものも。