「出ておじゃれポプテピピック! 姿は隠してもクソ漫画は臭いで分かりまするぞ!」
出ておじゃれ、概要ピピック
ポプテピピックに登場するキャラクター。公家…というか、俗にいう「麻呂」のような姿で馬に乗って登場する。
登場して早々、クソむかつく顔をしながらポプテピピックを散々にけなし(アニメでは表情に加えて仕草も無駄に良く動いており、ムカつき度がアップしている)ポプ子ばりに煽りに煽る。
直後、釘バットを持って臨戦態勢のポプ子が茂みから登場するが、その後の顛末は漫画・アニメ共に不明である。
しかしながら、竹書房彦麿の元ネタとなった人物(後述)がかなりの強者だったことと、ポプ子の極端なまでの煽り耐性の低さを鑑みるに、彼らの間で血で血を洗う激闘が繰り広げられたであろうことは想像に難くない。
「竹書房彦麿」という名前や、ポプテピピックに対して敵対的な言動から察するに、指定暴力団竹生会の先祖の可能性も指摘されている。
なお、名前が似ているが、味の感想がオーバーリアクション気味の某グルメレポーターは無関係な模様。
アニメ版10話にて、ついに登場を果たしたが、首の曲がる角度が異常である。
何はともあれ、アニメにも出場し、このキャラもますます盛り上がって行く事だろう。
姿は隠しても、元ネタは臭いでわかりまするぞ
「出ておじゃれ、遠慮はいらぬ。臆したか柳生新陰流。姿は隠しても獣は臭いでわかりまするぞ」
その外見から、麻呂キャラの代表格である「一条三位」と勘違いされがちだが、実際は『柳生一族の陰謀』に登場する「烏丸文麿(からすま あやまろ)」が元ネタ。
ちなみにこの人物を演じているのは名悪役として知られる故・成田三樹夫氏である。
一条三位と同様、豪奢な狩衣(かりぎぬ。公家の普段着)を着用し、白塗り化粧の顔には麻呂眉とお歯黒を施し、「おじゃる」言葉で話すなど、見た目はテンプレ通りの「麻呂」キャラそのものであるが、その実凄腕の剣の達人という公家には珍しい人物。
さらには弓術にも長けるなどかなりの猛者であり、加えて術数策謀を張り巡らす策士としても一流なうえに、それでいて公家らしく風雅にも通じているというチートくさい人物である。
このように、(内に秘めた謀略や野心、それと見た目を別にすれば)禁欲的で日々の剣の鍛錬も決して怠らないという、高潔な「漢」の一面も覗かせるなど妙にカッコいい描写が多く、演者である成田氏の怪演も相まってネット上などでは「強い麻呂」などと呼ばれている。
なお、公家は武芸を「優雅の対極に位置する卑しいもの」と捉えて忌避する傾向が強かったとされるが、領地を守るために下向した武闘派も実際はいたことが記録に残っている。
また、鎌倉以降は朝廷に仕える武家も公家と呼ばれていたため、むしろ「弱いわけがない」のである(麻呂の出立ちをするのは大抵公家役人のため、武家の公家があそこまで強いのは稀だが)