いやよくみたらクソむかつく
いやよくみたらくそむかつく
シーズン1第3話(3-9)より登場した台詞。
時刻を知らせる鳩時計の鳩を見て「あらかわいい」と発言するポプ子だったが、直後に前言撤回し「いやよくみたらクソむかつく」と怒りを顕にする。その後、時計を床に置いて30分後に再び顔を出すタイミングを見計らって破壊しようとハンマーを構えるが、4コマ目もそのページのコピペ画で終わり、作中で時計が破壊される場面が描かれることはなかった(時計の針自体は3コマ目から4コマ目で少し進んでいる)。
なお、3コマめと4コマ目では鳩時計の針は進んでいるのだが、漫画版では長針と短針の長さがほぼ同じなためどちらがどちらか非常にわかりづらいものになっていたが、アニメ化の際に針の長さが明確に描き分けられており、時計の針は12時をちょっと過ぎた頃から少しずつ進んでいるということがわかりやすくなっている。
4コマとしてのオチは弱いものの、2コマ目での顔中に青筋を浮かべた物凄い剣幕で激昂するポプ子の顔が強烈なインパクトを残し、pixivでも概ねこのコマのパロディイラストが大半を占める。なお、同台詞のコマはLINEスタンプにもなっている。
TVアニメ版では第3話でこの4コマが映像化され、最後のハンマーを構えた後に背景のTV画面に
エンディングが流れる特殊演出が為された。因みにこの回でのポプ子の声はAパートは小松未可子、Bパートは中尾隆聖が担当。前者は「よくみたらクッッッッッッソむかつく」と原作以上の怒りの深さを感じさせる好演をみせた一方で、後者はこの台詞に限らず全編を通してどこぞの宇宙の帝王めいた台詞回しとなっており、他の台詞も合わせ、とある界隈の新素材を数多く提供する形となった。
一方再放送リミックス版ではAパートは中村繪里子、Bパートは斉藤壮馬が担当。前者はEDが流れる中ずっと何秒経ったか数えるものの、途中で何秒数えたか忘れて数え直したりして最後に「30分経った!?えっ30秒!?どっち!?えっどれくらい経っ(ここで次回予告に入る)」と困惑するが、Bパートは「いやよくみたらクソむかつく」と激昂する箇所で「いや、っていうか私の性癖にぎゅんぎゅん来る!」と(例の剣幕で)言い始め、「お前の寿命はあと30分で尽きる」の箇所で「だから…フフフ、私の手で壊してあげないとね…?」と言って狂気じみた笑い声をあげるというヤンデレ+サイコパスなオチを迎えた。
鳩時計は基本は振り子で時計駆動する仕組みである為、床に置くなどしてその振り子が振り子運動できなくなったら時を刻むことができない。
実際、「あらかわいい」と言ってる頃はポプ子が見ているその鳩時計は「下に振り子が剝き出しで付いているデザイン」だったが、ハンマーを構えているときは「振り子を取り外しているだろう見た目」となっており、それだと振り子運動ができなくなってしまっているために本来は時を刻むことができない筈だと思われる。
時を刻むことができないのであれば、当然それだと鳩も出てこないのだが……(概要の項にあるように3コマ目と4コマ目では針は進んでいるので、振り子と時計の駆動は連携していない可能性もあるが)。
『ポプテピピック』という作品自体が、一見可愛らしい絵柄とは裏腹に全力で他人を煽っている作風であり、このセリフは本作自体にも当て嵌まる。そのため本作を紹介する文脈では、作風を形容するためによくこのセリフが引用される。