概要
木霊(こだま、木魂、木魅)とは、樹木に宿る精霊、またはその宿った樹木自体、樹木の魂のこと。
山や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦(やまびこ)は、この精霊のしわざであるともされ、その響く音をさす場合もある。
創作での木霊
水木しげるの著作では日本の木霊が紹介される事が多いが、『水木しげる 世界の妖怪大百科』(小学館刊)ではドイツの妖怪として登場し、木を傷付ける人間を木にしてしまうと紹介されている。元絵は神曲に登場する「自殺者の森」の1シーンである。
これとは別に「樹霊」というスウェーデン出身の妖怪が登場。木を切った人間の前に現れるとされている。
『もののけ姫』の木霊
⇒コダマ(もののけ姫)を参照。
『鬼灯の冷徹』の木霊
花粉症に悩む精霊として登場。
山の神が作る組織(通称:山神ファミリー)に関するいろいろにもまれて悩んでいる。
特に悩みの種はツートップであるイワ姫(岩長姫)とサクヤ姫(コノハナサクヤ)のこと。後は花粉。
木が存在した頃から居るため、見た目は童子のようだが、作中人物の中でも長寿の部類に入る。
今は鬼灯と呼ばれている彼を昔、後に地獄と呼ばれるようになる黄泉に案内した。