\やっほー!!/
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自然現象としての山彦
山に向かって大声で叫ぶと、その山から叫んだ声が返ってくる。それが山彦である。
大声によって発せられた空気の振動が山で反射されるため、山彦となるのだ。
「こだま(木霊・谺)」とも呼ぶ。
妖怪としての山彦
鳥取県の鳥取市では、このことが妖怪の仕業とされてきた。「呼子」とも呼ばれる。
その姿は犬または鳥のような動物であったという。また、樹木に宿る精霊「木霊」が起すとされる場合もある。
「やまびこ(山彦)」という名称にせよ「こだま(木霊)」という名称にせよ、古くは、この現象が超自然的な存在そのものか、それが惹き起すものとされた事が覗われる。
古代ギリシャ・ローマにおいても、エコーという妖精が惹き起すものとされていた(エコーという名前そのものに、古代ギリシア語で「やまびこ/こだま」の意味がある)。