概要
うちは一族に伝わる瞳術の中でも最高峰の瞳術。
一つ前の形態である万華鏡写輪眼は、使用の度に視力が落ちていき、最終的には失明すると言う大きな代償を抱えているが、この「永遠の万華鏡写輪眼」はその代償を克服して、より強力な瞳術としたものである。
この瞳に開眼することで「須佐能乎」をはじめとした万華鏡写輪眼の瞳術を視力低下の代償を無しに発動することができるようになる(消費チャクラまではカバーできないため今まで通りチャクラの枯渇には注意が必要)。
さらに須佐能乎の到達点とも言える『完成体 須佐能乎』を使用する事が可能になる。
「永遠の万華鏡写輪眼」に到達していないカカシ(=オビト)の万華鏡写輪眼も同様に完成体須佐能乎を発現させているが、これはオビトが六道のチャクラを手にし瞳力が増強されたことにより生まれたイレギュラーとされる。
しかし、「永遠の万華鏡写輪眼」の開眼条件は他者の万華鏡写輪眼を移植すること。
ここでいう「移植」がどういった工程なのかは一切不明であり、「移植後の元々の自分の目はどうなるのか」「2つの目が融合し1つの目になるのか」全く明らかになっていない。
しかも移植したら必ず成功するわけではなく、移植する眼が近親者と言った血縁のものでないものだと失敗する可能性もあるらしい。
「万華鏡写輪眼を持つ者同士で交換すればほぼノーリスクで二人分開眼できるのでは?」という考察も無くはないが、作中の事例が2つとも「写輪眼が限界の移植者と肉体が限界の提供者」という組み合わせだったため、それが実行できた例は確認されていない。
マダラは同じく万華鏡写輪眼を開眼した弟のイズナと長らく行動を共にしていたが、そもそも彼が初めて「永遠の万華鏡写輪眼」を偶発的に開眼させたため、条件など知る由も無かった。
なお、作中カカシの「神威」をマダラが奪い取り使用するというシーンが存在したが、その際マダラの「神威」は永遠にはなっておらず、その後奪い返した「神威」も永遠になっていないため、単純に物理的に眼球を交換しただけではおそらく永遠の万華鏡にはならないと思われる。
「永遠の万華鏡写輪眼」に開眼すると瞳の模様は提供者のものに加え、移植者のものが重なったような模様に変化する。
しかし移植者固有の瞳術に変化は現れないらしく、サスケはイタチの万華鏡写輪眼を移植した後も月読は使わず炎遁・加具土命を用いている。
使用者
木ノ葉隠れの里黎明期以前、千手一族との戦いに際して、マダラは一度失明したが、弟・イズナの両眼を移植することで回復し、「永遠の万華鏡写輪眼」を入手した。
サスケもまた酷使により失明しかかり、イタチの両眼を移植することで回復している。