長十郎
ちょうじゅうろう
自信の力イコール斬った数… …だから…斬らなきゃ…とにかく
里に残っている唯一の霧の忍刀七人衆で、原作の歴代七人衆メンバーでは唯一苗字が不明。大双剣ヒラメカレイの所持者。名前の由来はナシの一種・「長十郎」。
気弱なメガネ男子。五代目水影・照美メイには憧れを抱いており、メイからも気に入られて甘やかされているためか、よく弱音を吐いては青に説教されている。
上記のようにナルト達より2歳年上の19歳なのだが、2歳年下(ナルトと同い年)の鬼灯水月から「ガキ」と呼ばれている。
気弱かつヘタレな性格ではあるがその実力は高く、また一度刀を取ると静かにのめり込む戦闘狂の一面もあり、「自信の力=敵を斬った数」という物騒なモットーを持つ血霧の里の住人らしい部分も併せ持つ。
戦闘では剣術をメインとしているが、アニメ版『BORUTO』では霧隠れの忍らしく水遁も駆使している。
『NARUTO』
五影会談、忍連合軍の連合会議に、どちらもメイの付き人として同伴する。
五影会談や第四次忍界大戦で随分逞しくなったようで、黒ゼツを圧倒する活躍をみせている。
疾風伝ではある任務の際、雲隠れに向かっていたうずまきナルトや黒ツチに会っている。
原作最終話では、忍界大戦終結後にメイの後任として六代目水影に就任し、五影会談の場である木ノ葉の里に赴いている。その頃には霧隠れ最強の人斬りの異名を付けられ、少しばかり顎髭を生やした貫録のある姿になっていた。
『BORUTO』
アニメにおいて霧隠れにボルト達が修学旅行に訪れた際にも水影として登場する。精神的にも成長しており、気弱でヘタレな面は鳴りを潜めている。
四代目水影の孫である中忍・枸橘かぐらを側近としているが、かぐらの事をかなり気に入っており、将来的に水影の座とヒラメカレイを彼に継がせようと考えている。また、秘書として桶柑(たんかん)というくノ一を従えている(当初は「ミスノ」という名前で劇場版・漫画版にも登場しているものの、後述の舟戸一族との抗争のエピソードまで台詞が無かった)。
ボルト達が訪れた霧隠れはかつて血霧の里と呼ばれていたような荒んだ面影はなく、里長としての手腕と政治力により、貧しかった霧隠れは観光と交易で栄える豊かな里へと発展していた。
しかし、彼の政治に不満を持つ四代目水影の一党の関係者たちが七本の忍刀を盗み出し新・忍刀七人衆を結成して、クーデターを起こそうと企て、長十郎は彼らの処断を迫られるが、かぐらを含めて新・忍刀七人衆の全員が若者であったため、内々に処理したい長十郎とメイはボルト達の説得もあって、ボルト達と干柿屍澄真達の喧嘩の仲裁という形で長十郎のみ戦いに加わる。その際、水影としての力を如何なく発揮し、新・忍刀七人衆の三人と通常の刀で戦い、全員を殺生せずに倒している。
修学旅行の件でボルト達とは懇意になっており、ボルトからは「長十郎のおっちゃん」と呼ばれている。中忍試験の前にもボルト達の元を訪れている。それだけにボルトの不正が発覚した時にはショックを受ける(劇場版・漫画版では修学旅行のエピソードが無い事もあり、ボルトに軽蔑の意を示す発言をしていた)。大筒木ウラシキが中忍試験中に乱入した際は通常の刀を用いて我愛羅と共に迎え討つが取り逃がす。その後、再びヒラメカレイを持ち出し、ボルト、サスケ、他の影3人と共に大筒木モモシキ達に攫われたナルトの救出に向かった。
それから数年後に起きた舟戸一族との戦いではボルト達に協力しようとするかぐらに再度ヒラメカレイを渡した。自身も戦場の最前線に向かい指揮を取り、焦りから勝手な行動を取ったテンマと戦い勝利した。それによって舟戸が一度引いた後、これ以上の戦いは不毛だと考えたイサリと和睦を結びかけるも、アラウミの策謀によってイサリが暴走した武器に殺害されたことで失敗(事情を知らなかったため和睦を装って自身を不意打ちしようとしたと解釈)。これまでの舟戸の所業の数々と信頼していたかぐらを殺されたことが重なり、普段の穏やかさをかなぐり捨てて激昂し、舟戸の殲滅を決断するが、ボルト達から戦争を止めるように頼まれる。一度はその要請を断るも、最終的にはかつてかぐらを助け出したボルトを信じて説得の時間を渡す。ボルトの命掛けの説得により戦争は防がれることになり、事態収束後は舟戸に厳罰を下す大名の要求に背いてイカダを許した。
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