CV:木村良平
概要
霧隠れの若き忍であり、霧隠れの現状を嫌い血霧の里への回帰を目指す一派の首魁。
かつて忍刀七人衆に名を連ね、里抜けの末に暁の一員となった大刀・鮫肌の使い手・干柿鬼鮫の血縁者でもある。
血霧の里の復活を目指し、謀略をめぐらした末に新・忍刀七人衆を結成し、クーデターを引き起こしたが、六代目水影・長十郎達の前に敗れ、拘束された。
胸元にはかつて刃傷沙汰を起こした枸橘かぐらに負わされた傷があり、かぐらに負い目を負わせる目的のためにあえて残している。
人物像
長く波がかった黒髪に鬼鮫同様の青白い肌に、頬に鰓が出る風貌の持ち主。
18歳だがボルトからは「オッサン」と呼ばれて訂正している。
この世代の霧の若手の忍の中でも随一を誇る実力者であり、紅霧結界等の多彩な水遁術を操り、人心掌握にも非常に長けている。
目的の為に手段を選ばない非情な人物であり、血霧の里の代名詞として迫害され刃傷沙汰まで引き起こしてしまったやぐらの孫・枸橘かぐらを手駒にする為に自身が傷を負う事も厭わなかった。一方で、見限った相手は容赦なく切り捨てている。
表面上は霧隠れの不正をただす為と称していたが、実際は平和な世を厭い自身がただ暴れたいが為に血霧の里の復活を目指している危険思想の持ち主であり、水の国の覇権志向の勢力や他国である波の国の勢力、ついには大蛇丸とも水面下で結託、都合の悪い相手の暗殺に手を染めていた。
この様な所業に手を染めてはいたものの、霧の若手では随一の実力は本物であり、大刀・鮫肌もそのチャクラを気に入ったのか、存分に使いこなしていたかに見えたが、彼をしても鮫肌は完全に使いこなせていたとは言えなかった………。
なお、忍刀七人衆を復活させようと目論んで果たせなかった人物からは、「ガキ」「チンピラ」と散々な言われようだった。
経歴
自身の後輩のかぐらを弱みに付け込んで新・忍刀七人衆に加入させた後、ボルトと戦闘になるが、水遁術で斥ける。
やがて保管庫から忍刀を強奪して同志達と共にクーデターを挙行。自身の紅霧結界と鬼柚子一朗太の爆刀・飛沫で相手戦力を分断するも、黒鋤文淡はうちはサラダに、鬼柚子一朗太は駆けつけてきた結乃イワベエに、尾道八朔、笛吹巨峰、蛇苺は長十郎に敗北。自身はかぐらを焚きつけてボルトを始末させようとしたが、痺れを切らして自らボルトに襲いかかる。やがて駆けつけてきて屍澄真の謀略を明かしたミツキも参戦するが、ボルト・ミツキ二人がかりでも苦戦したが、やがてボルトが繰り出したボルトストリームで膝を地につかせた。が、チャクラを欲した鮫肌の暴走によって取り込まれ(鬼鮫が鮫肌と合体した状態になるのと似た姿だが、鬼鮫が自身で制御したのに対し、屍澄真は理性を失っていた)理性を失った状態で暴れるようになる。この状態になった後、ヒラメカレイを手にしたかぐらとボルトの共闘で暴走状態を解かれて敗北。そのまま拘束された。
だが、更生施設に送り込まれても尚、ガラス越しにかぐら達を挑発するような態度を見せており、反省の色は窺えなかった。
数年後、カタスケの護衛任務のために再び水の国を訪れたボルトが、任務の合間にかぐらが所長を務める刑務所へ訪れた際、かぐらの口から八朔や鬼柚子と結託してかぐらの前任者だった所長を殺害して脱獄に成功したと言う更なる悪行を重ねていることが明かされた。
八朔、鬼柚子は再び拘束され別の刑務所へ送られたものの、屍澄真本人は脱獄犯として潜伏している模様。
その脱獄の詳細は、後に文淡の口から蛇苺に釘を指すために明かされることになったのだが……。
屍澄真はまず脱獄の詳細を文淡にのみ打ち明けていた。
巨峰と蛇苺は大勢で動くと目立ついう名目で戦力外として除外。八朔と一朗太に夕食時に暴動を起こさせ、看守の目を引き付ける囮にした上で見捨てて二人で逃げるつもりだと。
仲間を見捨てることに躊躇いを見せる文淡ではあったが、屍澄真を信頼しきっていた文淡はどこまでも付いていくと宣言。
しかし、いざ暴動が始まろうというタイミングで文淡に異変が生じる。突然の事に困惑する文淡に対し、屍澄真は冥土の土産と言わんばかりにその真相を明かすのだった。
実は、看守を引き付ける本当の囮として屍澄真は文淡に毒を盛っていた。突然の裏切りに信じられない表情を浮かべる文淡の手を掴むと、嘲りの笑みを浮かべながら「愛しているぜぇ…文淡」と心にもない言葉を囁くのであった。
その後、文淡が倒れた際に唇に触れると悠々とその場を抜け出し、刑務所長を殺害して屍澄真は脱獄を果たしたのだった。
当然、一命をとりとめた文淡が彼の所業を許すはずもなく、釈放された暁には必ず見つけ出して殺すと復讐を誓っている。
そのあまりの所業に、逃亡した後に合流を目論んでいた蛇苺も流石に考えを改めることになった。
関連タグ
ホーディ・ジョーンズ(ONEPIECE)...立ち位置が彼と似ている他、サメの魚人であるため干柿一族と顔つきがやや似ている。