笛吹巨峰
ふえふききょほう
CV:間宮康弘
スケキヨの様に白い覆面を被った巨漢の青年であり、口数は非常に少ない。
その巨体の通り怪力の持ち主であるが、思考・動作共に鈍重。それゆえに尾道八朔から突っ込まれ、蛇苺からは小突かれた事もある。
忍刀である兜割も、後述するトラウマが原因なのかあまり使いこなせてたとは言い難かった。
屍澄真のクーデターの際には尾道八朔、蛇苺と共に水影・長十郎に襲いかかり、長十郎の太刀を折りこそしたものの、蛇苺、八朔敗北後に戦意を喪失し、降参した。
その後、再びボルトたちが水の国へ訪れるまでは屍澄真の脱獄計画に参加することもなく、大人しく収監されていたようだが、舟戸一族によるテロ事件により首魁の舟戸アラウミが脱獄した際には、枸橘かぐらの判断により呪印術を施された上で再び鈍刀・兜割を与えられ、減刑の為に戦力として参戦することになる。
そして、舟戸一族が要する移動要塞で舟戸テンマと対峙した際に蛇苺が血を流したことで突然暴走してしまう。
実は、巨峰は血を見てしまうと敵味方の見境なく襲い掛かってしまうと言う二面性を抱えており、発狂した際はそれまでの鈍重さから一変、その巨体と膂力にスピードを載せた荒々しい戦い方を見せていた。
原因は、かつて住んでいた村を舟戸に襲われた際のトラウマであり、顔を覆面で隠しているのは当時の怪我の痕が残っているため。
このこともあってボルトたち木ノ葉の面々とは黒鋤文淡や蛇苺以上にギクシャクし、その後発生した事件でも「兜割」が凶器に使われたこともあって犯人の容疑をかけられるが、カワキの策によって事件解決後正直に話したことで和解した。
文淡同様、かぐらと蛇苺が殺されたことで舟戸一族への憎しみを募らせ、戦争を止めたいボルト達と衝突するが、最終的には復讐を断念。舟戸の件が終わった後は無罪放免となり、かぐらが育った村を守るために村に残る道を選ぶ。
体格に見合ったパワータイプで、忍刀のひとつ「鈍刀・兜割」を与えられているが、お世辞にも上手に使いこなしているとはいいがたい。
確かにその巨体から繰り出されるパワーで槌側を用いれば、比較的に血を見ることなく相手を叩きつぶすと言った運用は可能であるが、ガードごと相手を叩き斬ると言った兜割の本領が発揮できないために決定打に欠けてしまうのである。