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CV:東山奈央


概要編集

霧隠れの若いくノ一で、平和な霧隠れの現状を快く思わず血霧の里復活を目論む干柿屍澄真の同志。霧隠れの若い忍の中では高い実力の持ち主。やがて屍澄真のクーデターに加担、忍刀の一つ長刀・縫い針を強奪して新・忍刀七人衆の一員となった。


人物像編集

小柄で派手なメイクを施し上品な話し方をするが、性格は残忍。霧隠れ若手では高い実力を有するものの自身の力を過信し他里の忍の実力を根拠なく見下す悪癖を持つのは他の同志と変わらない。

特に自意識過剰な部分が強調されており、相手との力量差を見誤る、根拠のない楽観視とその結果にそぐわなかった場合に凶行に走る短慮さ等、様々な面で自らの首を絞める悪影響をもたらしている。

一方で鈍重な巨峰の面倒を見たり、メタル・リーの人を疑わない純粋さに困惑する一面もある他、過去の自分と同じように貧しい思いをする子供には優しく接する事も。

また、裁縫も得意としており、忍の道を選ばなかったら裁縫師になっていたかもしれないとメタルに打ち明けている。


経歴編集

水の国の中でも治安の悪い地域で生まれ、物心ついた頃からゴミ山で暮らしていた孤児であった。

資源となる金属を集めては僅かな日銭を稼ぐという悲惨な日々を過ごしていたが、ある時霧隠れの抜け忍を目撃したことで殺されかけてしまう。

彼女は必死に抵抗し、ゴミ漁りのために使っていた金属の棒を用いて抜け忍を刺殺。

その様子を見ていた追い忍から「人を殺す才能がある」と生まれて初めて褒められたこで「これからも自分は人を殺して生きて行く」と言う歪んだアイデンティティを確立し、霧隠れの忍として生きる道を選んだ。


だが、霧隠れは彼女の思惑に反し平和な時代へと変わって行く。

屍澄真のクーデターに加担したのも、かつての血霧の里へ戻る事で自らのアイデンティティを保つためと言う部分が大きかったのかもしれない。

しかし、新・忍刀七人衆としてクーデターを決起したものの、経験の差からか水影・長十郎相手には全く相手にならず、いざ攻撃される側になった時には取り乱した末に、鳩尾に一撃を加えられて気絶して敗北。その後、拘束された。ちなみに、獄中では他の七人衆が普通に座って沙汰を待っている最中、一人だけ突っ伏して泣いていた。


後にかつての仲間であるかぐらの指揮下で減刑のために巨峰、文淡らと共に舟戸一族との戦いに挑むこととなる。

移動要塞では巨大な鉄扉を縫い針の糸で閉じて増援を防ぐことはできたものの、手の内も分からない内に舟戸テンマに単独で挑んで返り討ちに遭い巨峰の暴走を招いてしまった。

その後ボルト達の活躍で移動要塞を破壊した後は、脱出した船内に潜んでいた舟戸一味を一度は拘束するものの、相手の執念には叶わず船のエンジンを破壊されてしまう。

紆余曲折を経て造船所の島に逗留することになったが、その際の減刑の内容に関して話し合う場面では一人だけ釈放されるだけの功績を上げたに違いないと語っていたが、

かぐらに送られた司法局からの減刑の内容が3年だという事を盗み聞きしてかぐらに利用されたと判断すると、文淡と巨峰に「刑務所に戻されるなら、かぐらを殺して呪印を無効にして逃げ出そう」と暗殺を提案してしまうのだった。

しかし、島に着くまでの様々な騒動で交流を経た文淡と巨峰は首を縦に振らず、そんな二人の態度を見た蛇苺は一度は諦めたふりをして深夜に単独でかぐらに夜襲を仕掛けるという凶行に走ってしまった

だが、その矛先は常に襲撃に備えていたかぐらが用意していたダミーだったために暗殺に失敗。かぐらの言葉に一切耳を貸すこともなく一方的に決別を宣言してその場から逃げることになった。

一端はその場から離れたものの、港を散策中にいち早く舟戸青煉率いる舟戸の襲撃を察知すると、その混乱に乗じて再びかぐらを暗殺しようと行動を起こすのだが、フナムシが口寄せした蛭に操られた霧隠れの忍の強襲を受けてしまう。

そうしている間に事情を全く知らないメタル・リーが救助に駆け付けたことで助けられると同時に暗殺には再び失敗。

ボルトとかぐらの活躍により舟戸達が退けられた後、文淡に何をしていたのか詰め寄られて追い詰められていたものの、暗殺されそうになった事をおくびにも出すことなく手伝いを要請するかぐらの姿に困惑と後ろめたさの入り混じった表情を浮かべるのだった。


その後、陸路から舟戸の精鋭が霧隠れへ奇襲を仕掛ける事を知ったかぐら達と共に、彼の故郷の村で防衛を行う任務に従事することになるのだが、かぐらが呪印を解除したことで命惜しさに一度は逃亡してしまう。

しかし、逃亡している途中で舟戸の下っ端が漏らしていた奇襲計画を偶然にも聞いてしまい、見捨てようとしていたはずのかぐらやメタル達の身を案じ、動揺している自分に気づき戸惑いを隠せないでいた。

そして、彼女を追って来た文淡、巨峰と共に舟戸の裏を突く形で奇襲を阻止。本人は「恩を売っていた方が得」と損得勘定で動いたと弁明したが、巨峰のからかいや嬉しそうなメタルの姿にツンデレじみた態度をみせながらも共に戦う事を決意。

防衛戦ではメタルとコンビを組み、彼の足場も兼ねたワイヤーでの拘束で善戦していた。

フナムシの報復により、かぐらが瀕死になった際は縫い針のワイヤーを使って傷の縫合を行ったが、すでに致命傷だったため手の施しようもなく、

死の間際に彼の血で染まった自分たちの釈放の嘆願書を託されることになるのだが、自らが暗殺しかけたことに後悔の涙を流して彼を看取ることになった。


能力編集

戦闘では素早い身のこなしと嗜虐的な性格を反映させた縫い針の特性を使いこなす等、技量という一点では黒鋤文淡同様に高い水準には達している。

その一方、縫い針を用いない状態での忍術の使用は現状確認できていない。


関連タグ編集

BORUTO

霧隠れ 新・忍刀七人衆


栗霰串丸...前任者にあたる忍刀七人衆の一人。アニメオリジナルストーリーにて師匠殺しや兄弟殺しを行っていた残忍な経歴が明かされている。

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