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概要編集

古くより水の国を拠点に暴れていた海賊集団。長年に渡り水の国の人々や霧隠れの忍たちは彼らに苦しめられ、多くの犠牲者を出してきたという。

首魁の一族である舟戸一族のカリスマ性に心酔して集った大勢の荒くれたちによって構成されており、練度は大国の忍にも劣らず、規模は小国の軍隊並となっている。

構成員は頭部左側に2本の紫の刺青を入れている。


霧隠れが水の国の大名より委任される形で水の国の治安を維持するようになってからは、それまでの自由を抑制する行為に反発し争いを続けていた。

実際、近代化を急いで自然に悪影響を与える水の国を批判する人々も多く、そういった層からの支持は得ている。

とはいえ、話し合いをせず力に任せ全てを解決しようとするやり口は決して褒められるものではなく、どちらも支持しない中立的な意見を持つ人物にとっては「(霧隠れも舟戸も)どっちもどっち」と評されている。


第四次忍界大戦後も活動を続け、数年前に首領のアラウミが霧隠れに捕縛されて以来息を潜めていたが、国内のテロを陽動にしてアラウミを解放し、六代目水影・長十郎率いる霧隠れと全面抗争を繰り広げる。


両者血みどろの抗争となったが、テロ発生時別任務のため滞在していた木ノ葉隠れ新生第七班第五班が霧隠れ側に助力。その中でもうずまきボルトの尽力により舟戸は降伏し、規模の大幅縮小という形で残りはしたが武装勢力としては死に体となった。


メンバー編集

アラウミの家族編集

舟戸アラウミ(CV:千葉繁

首領。わずかな水分を媒介に強力な水遁忍術を操る。

妻を霧隠れの忍に殺されたことを今なお根に持っており、その報復として敵を殲滅することに執着している。加えて、自分の意に沿わないことをする者はたとえ我が子であろうとも容赦なく粛正する危険人物。


舟戸イサリ(CV:川原慶久

アラウミの長子。父から譲り受けた銛を得物として操る。

一族の中では冷静沈着なブレーン役であり、敵の殲滅よりも自軍の維持を目的としている。そのため舟戸が度重なる敗走を重ねたことで完全勝利は不可能と判断し「こちらが水の国の制海権を維持しているうちに和睦に持ち込む」ことを決意。アラウミを失脚させる段取りをつけて長十郎に会談を申し込むが、その動きを察知していたアラウミによって遠隔操作された銛に背中から貫かれ、絶望したまま死んでいくという最期を遂げた。


舟戸テンマ(CV:坪井智浩

元は孤児だったが、アラウミの強さに憧れ養子になった。顔に戦化粧を施す武闘派で、口寄せしたシオマネキの腕を得物として扱う。

功を焦ってイサリの指示を無視して水影の船に夜襲をかけるが、これを見越していた長十郎の策で返り討ちに遭い死亡した。


舟戸青煉(CV:潘めぐみ

紅一点。命中精度の高い弓術の使い手。

イカダを連れ戻す際、その付近にいたボルトを作戦妨害の報復として暗殺しようとしたが、助けに入った枸橘かぐらに重傷を負わされる。

拠点で治療を受けるも舟戸の医療設備・技術ではどうしようもなく、倒れてから数日後「戦には舟戸が勝った」というイカダの優しい嘘を信じたまま死亡する。


舟戸イカダ(CV:白井悠介

アラウミの末子。兄弟の中では高い潜在能力を秘めていたものの、戦いを好まず素性を隠して船大工の弟子として過ごしていた。

その最中にボルトたちと出会い親交を深めるが、抗争に際して呼び戻される。

当初は戦いを強要する家族に反発し青煉の看病に徹していたものの、部下や家族が次々に死んでいく現実を直視したことで「最初から自分が戦っていれば味方が死ぬことなどなかった」と追い詰められ、青煉の最期を看取ったことで迷いを捨て、自らに眠る力を覚醒させ前線に出る。


構成員編集

ジビキ(CV:深町寿成

イサリの腹心。広範囲に展開した水に映ったものを自身の視覚で認識できる感知タイプの能力を持つ。

刑務所襲撃に参加しアラウミの脱獄に寄与するが、戦争終盤にイサリが和睦のため動いていることをアラウミに報告してしまい、結果イサリを死なせてしまったことに絶望、心神喪失状態のまま霧隠れに拘束されることになった。


フナムシ(CV:藤原貴弘

青煉の腹心。血を吸った生物を操る蛭を口寄せする他、アラウミ仕込みの強力な水遁の使い手。

敵対者には容赦ないが、子供やそれを守るため戦う者に対しては、自身も子持ちゆえかある程度の敬意を払う。

青煉に深手を負わせたボルトとかぐらに激しい憎悪を抱き、行軍を阻止すべく立ちふさがった彼らと戦う。満身創痍の末にかぐらに致命傷を負わせ死に至らしめるが、もう一人の復讐相手であるボルトも仕留めるべくアラウミからの撤退命令を無視して行軍を続行。その果てに術を破られて黒鋤文淡にとどめを刺され死亡し、遺体はゴカイに回収され家族のもとに届けられた。


ゴカイ(CV:坂泰斗

フナムシの部下。青煉の仇討ちに逸るフナムシを諫めていたものの、結局は彼を死なせてしまい敗走する。その後は父を喪ったコブナの面倒を見ている。


コブナ(CV:田野アサミ

フナムシの息子。まだ10歳程度で母と共に非戦闘員として舟戸に身を置いている。

父の亡骸を前に復讐を誓い、刺青を入れた後ボルトに夜襲をかけるも失敗し撤退する。


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