CV:入野自由
概要
三尾の人柱力で、尾獣を完全に制御できた数少ない忍。本名は橘やぐら。
紫色の眼に左目の下に傷がある少年のような風貌で、鉤爪と緑色の花が付いた、長い棍棒のような武器を背負っている。子供のような風貌であるが、実際は大人とされる。ただし、人柱力と尾獣が一堂に介した場面では、ナルトの言葉に対し子供のようにムキになったことがあり、実際の年齢は不明。
ナルトは自分より年下と見ていたが、実は妻帯者だったらしく『BORUTO』では孫が登場している。
干柿鬼鮫の回想ではマダラ(トビ)に洗脳された状態ゆえか、冷酷冷徹で表情にも乏しい印象が強いが、ナルトと会話している際の雰囲気からは本来は好青年であったことは窺える。
水から作った鏡に相手の姿を映して攻撃を相殺させる「水遁・水鏡の術」を使用する。
類稀なる才能から若年で四代目水影に就任するが、うちはマダラ(トビ)に裏で操られており、霧隠れの権力は奪われていたのが実態で、霧隠れの里を恐怖政治で支配していた。
まだ洗脳されていた時代の頃、干柿鬼鮫に指示し情報を漏えいして裏切っていた西瓜山河豚鬼を殺させ、月の目計画を語り鬼鮫を暁へとスカウトしている。
白眼を移植した青によって、その洗脳は解かれ自我を取り戻した。しかし暁対戦時に消息を絶ち、後に三尾を引き剥がされ死亡している。
活躍
◆アニメ版『イタチ真伝』
このエピソードにおいて、暁との対戦時の経歴が語られた。
この時は既に青により洗脳を解かれている状態で、自ら抜け忍狩り専門部隊の追い忍を引き連れ、暁のうちはイタチと枇杷十蔵を襲撃。
尾獣化により形勢は逆転し、十蔵を瀕死状態にして、イタチを追い詰めるも天照を習得した事により、天照をくらい気を失った。
十蔵はそのまま死亡し、イタチはやぐらを置いて引き返したが、(十蔵の暁の指輪の回収時の事を考えると)消息不明になったのはこの時であると思われる。
◆アニメ版『三尾出現の章』
このエピソードにおいてはやぐら自体は登場してはいないが、三尾が引き剥がされ湖の中で佇んでいた辺り、放浪の身であった事が判明している。
しかしトビがデイダラを誘導し、そのまま三尾との戦闘状態になるも封印されている。
トビがデイダラを誘導している辺りで、やぐらから三尾を引き剥がし、いつでも狩れる様に湖で放っていたのも計画の内であると思われる。
第四次忍界大戦
薬師カブトの穢土転生により片目が万華鏡写輪眼、片目が輪廻眼という状態で蘇生され、トビにより新たなペイン六道にされた。他の人柱力ペインたちと共にナルトとキラービーの二人と交戦させられ、連携攻撃で二人を圧倒した。更に本気で二人を捕えにかかった仮面の男により尾獣化させられるが、最後は同じく尾獣化したナルトに杭を抜かれて戦闘不能となり、その後穢土転生が解かれて昇天した。
最終決戦でのとある男の最期の回想から、やぐらは十六年前に起こった九尾事件以前に、ペインと小南を従えた仮面の男によって幻術に落とされていた事が明らかになっている。
◆アニメ版『BORUTO』
五代目水影の側近を務める孫・枸橘かぐらが登場。瞳や髪色等の特徴が受け継がれている。
『NARUTO』では外伝も含めて終始ファーストネームのみで語られていた為フルネームは『BORUTO』にて判明した。
やぐら統治時代が血霧の里と呼ばれていたと多くに信じられていた(実は三代目水影統治時代から呼ばれていたのだが)影響からか、やぐらと一族郎党は里の内部で慰霊碑に名を刻まれない、「橘」から「枸橘」への改姓を強いられる等の迫害を受けていたと語られる。
また、血霧の里時代の過激なやり方を通そうとする忍達も存在する等、『BORUTO』時代でも彼の行った恐怖政治の影響が残っている。
関連イラスト
関連タグ
トビ(NARUTO) 干柿鬼鮫 うちはイタチ 枇杷十蔵 枸橘かぐら
○代目水影