概要
『NARUTO』シリーズに登場する人柱力の能力の一つ。戦闘力と引き換えに尾獣との同調が良くも悪くも進行した状態であり、「尾獣玉」の使用も含めて戦闘力は大幅に向上するが、人柱力や周囲への負荷も(尾獣との協力関係が構築されていなければ)悪化する。
尾獣変化の段階として「尾獣の衣(バージョン1)」および「尾獣化バージョン2」の状態があり、バージョン1ではチャクラの衣の他に鋭く伸びた爪や犬歯(八尾など元々牙やかぎ爪がない尾獣も含むので、人間としての野生化かもしれない)、黒く変色した唇(アニメのみ)や変化した虹彩などの特徴が出る。
更に上位の血肉を得て巨大化した形態や「尾獣チャクラモード」も存在する。尾獣チャクラモードには独自の利点が多数ある。実体と痛覚を持たないからこそ可能とする攻撃および防御や戦法があるが、何だかんだ言っても最上位はやはり尾獣化である。
人柱力と尾獣の両方に痛感が発生してしまうが、尾獣の血肉が持つ圧倒的な体積と質量=肉弾能力と物理的な影響度、発動時間、非発光など全てにおいて安定しており、大多数の一般人などを守ったり単体での大規模破壊や工作など様々な場面での有効性が光る。もっとも、全てのモードの利点を最大限に効果的に使い分けられるに越した事はないが。
また、人柱力としての練度が上がると人間の姿を維持したままの「部分的な実体化」も可能である。
余談
- 尾獣チャクラモードの発生理論やうずまきナルトの「子狐モード」は原理が不明である。作中では陽チャクラのみでの巨大実態化(八本目)を成功しており、八尾の蛸足の「小八尾化」や陰クラマの存在、影分身系統の忍術の体系化を考慮すると、尾獣本体の意志の介入に関係なく、分断されていてもナルトにぶん取られたチャクラはそれのみでの実態化が可能な筈であるため、(理論上ならば)「小狐化」などあり得る訳がない。
- しかし、八尾やキラービーいわく「尾獣化の体現には尾獣の意志とくに協力意欲が関係している」らしいので、影分身同様にたとえ分断されていても同一存在から発生したチャクラはリンクし合っていると思わしい。実際に忍界大戦にてこれを応用した作戦をレジスタンス(連合国側)は展開していた。
- 尾獣のチャクラは当初は「毒」とされてきたが、それはあくまで尾獣に害意があったからであり、実際の尾獣チャクラとは、強力な生命力や自然エネルギーに近いとも考えられる。
関連タグ
尾獣の衣 尾獣化バージョン2 尾獣チャクラモード 六道九喇嘛モード