「日向は木ノ葉にて最強!」
概要
木ノ葉隠れの忍一族の一つ。透視能力や写輪眼以上の視野と動体視力、体内の経絡系を透視することができる血継限界・白眼を持つ。
またチャクラを放出し、相手の経絡系と内臓にダメージを与える特異体術『柔拳』を用いる。
一族名の元ネタは、おそらくだが宮崎県の旧律令国名である『日向国』からではないかと思われる。
日向国は日本神話において日本統治の始まり天孫降臨の地とされており、天照大神が御孫の瓊瓊杵尊に神勅を与えて天上の世界から地上世界へと降臨したとされている。
日向一族は天忍の血脈とされており、仮に天忍が大筒木ハムラ、天照大神のポジションが大筒木カグヤならば、ハムラの子供(カグヤの孫)が地球に降りたのならこの天孫降臨に通じるものがある。
大筒木カグヤの次男である大筒木ハムラを祖先に持っているようで、この為にハムラの双子の兄である大筒木ハゴロモを祖先に持つ千手一族やうちは一族、そして屍骨脈という血継限界をもつかぐや一族、氷遁の血継限界を持つ雪一族等とは、かなり遠い血縁関係となっている。
血継限界の血筋にありがちな異能ゆえの被差別や迫害を受けている様子はなく、瞳術を継承している一族の中では最も安定した地位を保ち、多くの子孫を残している。
その反面、血統を守り能力が敵に渡り悪用されることを防ぐため、日向一族は宗家と分家で区別されており、分家の者は「籠の中の鳥」を意味する呪印を額に刻まれることで宗家に命を縛られ、死ぬまで宗家のため尽くさなければならない。本編の時代における宗家と分家の確執は深刻な不安材料となっている他、白眼の有用性ゆえに他里との政治的・軍事的な駆け引きに翻弄されることも多い。
劇場版作品『THE LAST』において、六道仙人こと大筒木ハゴロモの弟大筒木ハムラを始祖とする、月に住まう大筒木トネリに日向ハナビの瞳が奪われ、日向ヒナタに婚約を迫る事件が起こる。
『BORUTO』の時代になると木ノ葉の最大勢力となっているらしい。また、他家に嫁いだ宗家の子女が呪印を刻印されていない描写がないが、呪印の制度を火影が廃止したのか、元々女性には刻印しないのか、詳細は不明。
主要な人物
宗家
主人公うずまきナルトの同期で友人のくノ一、ナルトに恋心を抱いている。一族の当主ヒアシの娘で、一族の嫡子。
ヒナタの妹で、彼女と同じく一族の跡取り候補。
ヒナタとハナビの父。一族の現当主。
ヒナタの母
ヒナタとハナビの母で、ヒアシの妻だが回想シーンにしか登場しないため恐らく死別していると思われる。
NARUTO-疾風伝-「告白」ではヒナタと同じ髪の色で、幼少期のヒナタは「父のように強く、母のように優しい忍になりたい」と語っていたことから優しい性格だったことが窺える。
また唯一の登場場面である赤子のハナビを抱いた家族四人のシーンでは目を細めているため、白眼を持つ日向家出身なのか他家から嫁いできたのかも不明。
分家
ヒナタの従兄で、一族始まって以来の天才とされる。
ネジの父で、ヒアシの双子の弟。
ネジの母
ネジの母で、ヒザシの妻だが回想シーンにしか登場しない。
夫の亡骸に縋りつき泣きじゃくる情景や、葬式で気丈にふるまうネジと向かい合う姿で顔が見えないため彼女もヒナタの母同様、日向家出身なのか他家出身なのか不明。
また生存が確認できるのはネジが4歳の時まででその後どうなっているのか不明。
その他
ヒナタとナルトの息子。従来の白眼が使えない等日向一族特有の要素はあまり見られず、父親や父方の祖父を彷彿させる容姿となっている。(ただし、大筒木トネリによって特殊な瞳術である淨眼が使えるようになっている)
ボルトの妹。彼女は逆に日向一族の血が強く、幼くして白眼を開眼している。
その他人物
宗家
日向の長老
ヒアシとヒザシの父で、ヒナタ、ハナビ、ネジの祖父。
ボルトとヒマワリの曽祖父にあたる。
一族の前当主でヒアシの後見人。
日向コウ
宗家の忍で、ヒナタを護る側近。
不明
- 日向イロハ
- 日向トクマ
- 日向ホヘト
- 日向ナツ
ハナビ付きの女中。
祖先
ハゴロモとハムラの母。全ての忍とチャクラの始祖。