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神勅

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しんちょく

古事記・日本書紀などの歴史資料に見られる、神様より賜ったみことのり。

葦原千五百秋之瑞穂之國。 是吾子孫可王之地也。

宜爾皇孫就而治焉。 行矣。 寶祚之隆。 當與天壌無窮者矣。

(アシハラノチイホアキノミヅホノクニハ。 コレアガウミノコノキミタルベキクニナリ。

イマシスメミマユイテシラセ。 サキクマセ。 アマツヒツギノサカエマサンコト。

マサニアメツチトキハマリナカルベシ)

(日本書紀)

この、「天壌無窮ノ神勅」は皇国史観において非常に大きな意味を持ち、天皇日本をしらす(統治する)根拠ともなっている。

天照大神手持寶鏡。 授天忍穂耳尊而祝之曰

吾兒視此寶鏡當猶視吾。 可與同床共殿以爲齋鏡。 (日本書紀)

天照大神(中略)又勅曰。

以吾高天原所御齋庭之穂。 亦當御於吾兒。 (日本書紀)

高皇産靈尊因勅曰。

吾則起樹天津神籬及天津磐境。 當爲吾孫奉齋矣。

汝天兒屋命太玉命。 宜持天津神籬。

降葦原中國。 亦爲吾孫奉齋焉

乃使二神陪從天忍穂耳尊以降之 (日本書紀)

伊邪那岐命大歡喜詔。

(イザナギノミコトイタクヨロコバシテノリタマハク)

吾者生生子而。

(アレハミコウミウミテ)

於生終。

(ウミノハテニ)

得三貴子。

(ミバシラノウヅノミコエタリトノリタマヒテ)

卽其御頸珠之玉緒母由良邇取由良迦志而。

(スナハチソノミクビタマノタマヲモユラニトリユラカシテ)

賜天照大御神而詔之。

(アマテラスオホミカミニタマヒテノリタマハク)

汝命者所以高天原矣。

(ナガミコトハタカマノハラヲシラセト)

事依而賜也。

(コトヨサシテタマヒキ)

故其御頸珠名。

(カレソノミクビタマノナヲ)

謂御倉板擧之神。

(ミクラタナノカミトマヲス)

(古事記)

於是天神諸命以。 詔伊邪那岐命。 伊邪那美命二柱神。

修理固成是多陀用幣流之國。

賜天沼矛而。 言依賜也。 (古事記)

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