概要
『NARUTO』に登場する初代火影にして、大筒木アシュラの転生者である千手柱間の肉体から摂取された細胞のこと。
ネタ抜きに、NARUTO世界における核兵器とも言える細胞であり、下手をすれば同様の扱いである尾獣よりも遥かに強力な兵器として扱われている。
効果
本来ならば柱間から採取された、単なる体細胞でしかないはずだが、その実、とんでもない生命エネルギーを持つチャクラの塊である。
その為、採取された柱間の名がつく程、強力かつ禁忌の存在として、主に木の葉隠れの里の研究者・大蛇丸によって研究されていた。
主な効果としては、移植された者に対して、致命傷でも短時間で回復する自然治癒力、チャクラ量の大幅増加、身体エネルギーによる身体能力向上といった恩恵を与えてくれる。
柱間の生前にはうちはマダラ、死後には大蛇丸や薬師カブトによって細胞が採取され、死後もかなり利用されている。
一定量以上の柱間細胞を移植した場合、柱間の顔が浮き上がり、柱間のみが行使できる木遁をも習得できるようだが、そのレベルまで柱間細胞を移植されたのは大蛇丸の実験体であったヤマト隊長と、大蛇丸に写輪眼を埋め込んだ柱間細胞入りの腕を作らせそれを装着していた志村ダンゾウ、そしてカブトにより「生前以上に仕上げ」られた穢土転生体のマダラのみである。
また、作中ではうちはサスケの治療のため、カブトに柱間細胞を使用されており、主人公・うずまきナルトも最終回後は柱間細胞を利用した義手をつけているなど、戦闘への転用だけでなく、柱間細胞の利用は医療技術としてある程度確立している。
しかし、サスケに関しては、治療に使用されたのがごく少量だったのか、木遁を発現するには至っておらず、自然治癒力強化やチャクラ量増加といった恩恵も見られない。
リスク
柱間細胞は、無条件に恩恵を与えるものではなく、移植された者を死に至らしめる可能性を秘めた危険なものでもある。
大蛇丸による移植実験ではヤマト以外の実験体は柱間細胞に適合できず死亡している。また、多数の写輪眼を行使するために、大蛇丸の作った柱間細胞を使用した腕を装着していたダンゾウは、チャクラを使い果たして腕を制御できなくなったとき、柱間細胞が暴走し木遁に攻撃されそうになっている。
特殊な効果
マダラは柱間細胞を移植したことで死の直前に輪廻眼を発現させているが、これは柱間細胞の性質というより柱間が転生者として持っていたアシュラのチャクラがマダラが転生者として持っていたインドラのチャクラと合わさった結果である。
その後
基本的には大規模な戦争が終わった『BORUTO』では、柱間細胞はもはや兵器の一種とも言える扱いをされており、柱間細胞を手に入れるべく暗躍する組織が出現している。
また、柱間細胞が戦争の激化を招いたこともあり、木ノ葉では柱間細胞や木遁の研究は禁止されている。
余談
- ただの体細胞に過ぎないのに、移植されるだけで相手を死なせたり、大幅に強化したり、細胞だけで木遁を発動したりする柱間細胞。
- しかも、大蛇丸やカブトが研究した分は年代的に完全に柱間死後に採取されたものであり、当然細胞も死んでいるはずなのだが、細胞は生きている。
- これほどの細胞を持っていたはずの柱間が何故死んでしまったのか、それはNARUTOの連載終了後にもファンの間で論争を起こすほどの謎となっており、ネタとして、柱間が死んだのは、柱間ガン細胞による病死とまで言われている。
- その為、「柱間が強いのは柱間細胞のおかげであり、柱間はオマケ」という皮肉として柱間は「全身柱間細胞の化け物」というあだ名が付けられている。
関連タグ
ウルトラスーパーデラックスマン…上述の柱間ガン細胞のネタ元。こちらもウルトラスーパーデラックス細胞と言う細胞によって超人的な力を得ている。