「千の備えで一使えれば上等 可能性のあるものは全て残らず備えておく それがアタシのやり方です」
巻頭ポエム
そう、 我々に運命などない
無知と恐怖にのまれ
足を踏み外したものたちだけが
運命と呼ばれる濁流の中へと
堕ちてゆくのだ(6巻)
プロフィール
所属 | 元護廷十三隊二番隊第三席兼隠密機動第三分隊檻理隊分隊長→前十二番隊隊長兼技術開発局初代局長→浦原商店店長…長いとか言ってはいけない。 |
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身長 | 183cm |
体重 | 69kg |
誕生日 | 12月31日 |
一人称 | アタシ(過去:ボク(今でもたまに使う)) |
CV | 三木眞一郎 |
演 | 田辺誠一 |
概要
自称「ちょっと影あるハンサムエロ店主」。
いつも下駄と帽子、甚平という格好で、杖と扇子を携帯し、飄々としていて真面目なのかふざけているのか判別が難しい。
周りからは「胡散臭い」と思われている。
表向きは「浦原商店」なる駄菓子屋の店主だが、その裏では握菱鉄裁、紬屋雨、花刈ジン太を率いて死神への援助を行う闇商人を経営している。「夜一さん」という黒猫の友達がいる。
(以下wikiより引用省略)
人物像
一言で言えば、『底の見えない人物』。
普段の言動は飄々としており、どことなく胡散臭くとらえどころのなく、余裕のある態度を決して崩さない。
日常的には能天気でお人好しな態度を装っており、朽木ルキアや黒崎一護、その他の彼らの関係者の前に現れては、便利な道具や情報を持ってくるが、最終的には彼らをいいように扱うことから、関係者一同からは信用はされながらも一歩引いた警戒心を抱かれている。
その態度は戦闘においても現れており、強敵を相手にしても実力をできる限り秘匿して戦っているような素振りが目立ち、素の実力は高い割に自身の製作した技術を駆使して戦う。
その技術力に関してはとにかく高度の一言であり、尸魂界側の最高研究施設である技術開発局のメンバーからも一目置かれているほど。
経歴
その正体は、護廷十三隊の十二番隊元隊長であり、技術開発局の創設者にして初代局長。その戦闘能力もさることながら、後述する崩玉の研究すらも浦原によって行われたものであり、その類稀な頭脳は、藍染惣右介からは「自身の頭脳を超える唯一の存在」と一目置かれており、ユーハバッハからは特記戦力の一つ「手段」として数え上げられるほど。
夜一さんこと四楓院夜一とは上司と部下の関係とは思えないほど仲良しである。
110年前に夜一の元で二番隊の第三席を務めていたところ、当時の十二番隊隊長であった曳舟桐生が王属特務"零番隊"に異動することになり、それに伴って夜一の推薦によって隊長に昇進した。
隠密機動という諜報組織にも籍を置き活躍していただけあって、斬魄刀の扱いだけでなく素手での戦闘力も高く、後述するように鬼道にも優れている。
また、二番隊所属時には『蛆虫の巣』と呼ばれる危険因子の隔離施設の看守を務めており、その際に後の十二番隊隊長を務める涅マユリと出会っている。
そのこともあってか、斑目一角は黒崎一護が彼から戦闘の手ほどきを受けていたと知った時には全力を出すことに躊躇いが無くなっており、当時の彼を知る人間からは相当な実力者として一目置かれていたことが分かる。
隊長就任とともに、新たに十二番隊の下に「技術開発局」という護廷十三隊直属の研究開発機関を設立しており、その際にマユリを『蛆虫の巣』から出獄させ、技術開発局の副長の座と十二番隊の第三席の地位を与えている。
これ以前からも、技術の開発や尸魂界の事象に対する研究そのものは行っていたようで、秘密特訓の為の特訓場や、卍解修得のための技術を開発している。
101年前に魂魄消失事件が起こり、それによって藍染の暗躍が明るみに出たことから、以降、彼との因縁が始まり、その暗躍によって虚化した隊長格数人を助けるために虚と死神の境を越える物質「崩玉」を使用するが失敗する。
その後、藍染によって彼の行った非道な研究やその罪などの濡れ衣を鏡花水月による偽造工作で着せられた為、霊力全剥奪の上、現世に永久追放という極刑を言い渡されるも、夜一に身を呈して救出してもらったことで霊力の剥奪は免れるも、虚として処理された平子を始めとする仮面の軍勢や夜一、当時の鬼道衆総帥である握菱鉄裁と共に尸魂界から現世に身を潜めることとなってしまったのだった。
劇中では明言されなかったが、この時期に崩玉の隠し場所となる魂魄として朽木ルキアに目を付け、彼女の魂魄内に崩玉を埋め込む。
本編開始20年前には、藍染によって完成した虚化の為の実験体である『ホワイト』によって起こった事件により、当時十番隊隊長を務めていた志波一心がホワイトと交戦し、その戦いに加勢する形で黒崎真咲がホワイトに襲撃され、滅却師である彼女が虚化しかける。
そんな彼女を救うために、一心に『黒崎真咲を救う代わりに死神の力を失う』という条件を突き付け、それを了承し、人間となった彼を助けて「黒崎診療所」を開く手助けをする。
本編開始時には、一護と接触し彼が死神代行となる代わりに、死神の力を失ってしまったルキアの前に現れ、彼女に現世で活動するための仮の肉体である『義骸』を与える。
その後、ルキアと一護の両名を助けていたが、死神代行として活躍していた時に一護と接触したことで、特殊な能力が開花してしまった井上織姫とチャドに接触し、彼らに死神や尸魂界について教える。
その後、ルキアが阿散井恋次と朽木白哉の二人に尸魂界に連れ去られ、一護が死神の力を失ったところに現れ、彼に死神の力を取り戻すための修行を付ける。
尸魂界篇での顛末があった末に、一護に自身の策謀に彼らを巻き込んでしまったことの不義を詫びて、正式に彼らを助けるようになる。
破面篇からは、藍染の暗躍が明るみに出たことから、正式に尸魂界側からの許可を得て活動できるようになったらしく、その後は護廷十三隊から正式に依頼を受けて現世で仕事を行っているが、決してフリーランスを始めたわけではない。
破面の襲来においては、彼らの襲来を予期していた一方、卍解の修得によって内なる虚を目覚めさせた一護を平子真子ら仮面の軍勢と引き合わせて彼らに修行を付けさせ、チャドには恋次と戦わせることで修業を付けさせる。
その一方で、織姫には藍染に身柄を狙われる危険性から、その本心を告げずに彼女が足手まといになるという理由で戦力外通告するが一歩遅く、彼女は藍染に攫われてしまった。
その後、彼女が藍染に攫われたことで一護に彼女を戦力外通告した本当の理由を話し、彼らを虚圏に送り込み、その裏では尸魂界から下された指令である『虚圏に彼らの援軍として護廷十三隊の隊長格7人と、彼らと関係の深かった山田花太郎を送り込む』ことと『空座町で全隊長格が戦闘可能にする』ことを行う。
空座町決戦では、藍染によって全隊長格が倒された後で一心や夜一とともに藍染に挑み、その際には今まで見せなかった斬魄刀による様々な技と、詠唱破棄した高位鬼道による連撃を見せて、藍染を追い詰めるが、ハンペン隊長となった藍染に敗北する。
その後、最後の月牙天衝を使った黒崎一護に敗北した藍染の元に現れ、彼に打ち込んだ鬼道の中に混ぜた術で彼を封印する。
死神代行消失篇では、成長した雨とジン太と共に登場する。
死神の力を失ってしまった一護の代わりに、滅却師である石田雨竜に依頼する形で虚退治にいそしんでいる一方で、裏では尸魂界側からの申請で一護が死神代行として完全復活するため全隊長格の霊圧を込めた特殊な刀を作っていた。
そして銀城空吾に裏切られ、完現術による死神の力を失った黒崎一護の元に現れ、ルキアにこの刀で第1話のときのように一護に刺してもらい、死神の力を取り戻させる。なお、復活後の一護は始解の時点で破面篇の虚化一護以上の戦闘力になった。これも浦原さんの技術か。
最終章・千年血戦篇では、見えざる帝国に襲撃され、壊滅状態にあった虚圏に一護を送り込み、一護に苦戦するキルゲ・オピーの隙をついて倒し、滅却師の能力である「卍解奪掠」と「滅却師完聖体」についての情報を一護に渡す。
だが、キルゲは絶命させるまでには至っておらず、逆に窮地に陥るも、グリムジョーに助けられる形で窮地を脱すると、そのままグリムジョーと契約を結び、コンを通じて自分たちの無事を尸魂界と黒崎一護に連絡する。
その後は、チャドと織姫に修行を付ける一方、卍解奪掠を封じる方法である「侵影薬」を開発して、壊滅寸前であった隊長格に侵影薬を転送し、一護を含む数名を霊王宮へと送り込む。
その後は、マユリの研究室から霊王宮へ赴くための門を製作し、護廷十三隊の隊長格とユーハバッハを裏切った星十字騎士団の滅却師と共に霊王宮に乗り込み、神赦親衛隊のメンバーであるアスキンと交戦し、彼を卍解で倒すが半ば相打ちに近い形で戦線を離脱する。
その後の描写は全くなく、後日談となる小説『Can't Fear Your Own World』ではいきなり浦原商店からスタートした。
戦闘能力
かつて十二番隊隊長を務めていただけあって、その実力は高い。
その一方で、本人が秘密主義である為、その実力がどこまでのものであるかは不明。
戦闘では一応、斬魄刀を使用するものの、どちらかと言うと自分の作った発明品をメインの武器として、そこに鬼道を織り交ぜつつ斬魄刀の能力を使用することが多く、肝心の斬魄刀の能力は謎に包まれている部分が多い。
『Fade to Black』の小説版では、「鬼道は苦手」と言っているが、後述の様に最上級に近いレベルの鬼道を使用している。また、後述の通り「封殺火刑」の様な新たな鬼道を作成している場面もある。
斬魄刀
始解の名は【紅姫】(べにひめ)。
解号は【起きろ『紅姫』】(おきろ『~』)。
もう一つ【啼け『紅姫』】と云う二段階目の解号があり、これは技を放つ際の解号。
解放前は仕込み杖の形をしている。
能力解明はされていないが、いくつか技があるため鬼道系の斬魄刀とも思われる。
卍解との繋がりと、諸々の描写を加味すると『自身の血や霊圧を別の物質に作り変える』能力であろうと考察できる。
卍解は【観音開紅姫改メ】(かんのんびらきべにひめあらため)
詳細はリンク先を参照。
技
- 血霞の盾
自身の前面に赤い盾を展開する。一護と関係が最も深い技であり、一護の月牙をこれで防御したり、ヤミーの攻撃からこの技で一護を庇ったりした。
- 剃刀紅姫
始解時に使用。一護の『斬月』の「月牙天衝」に似た、名のごとく剃刀の刃のような鋭い紅い斬撃を飛ばす技。ヤミーの虚閃を相殺し、帰刃形態のルピの触手を切り落とすほどの威力を持つ。
PS2のゲーム『BLEACH 〜放たれし野望〜』では「紅極波」という名称だった。
- 突ッ撥紅姫
始解時に使用。相手の攻撃にタイミングを合わせて斬魄刀の切っ先を当て、相殺させる技。
- 切り裂き紅姫
『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』で使用。「血霞の盾」から無数の刃を連射する。
- 縛り紅姫
始解時に使用。剣先から出した黒紐の網で相手を拘束する。
- 火遊び紅姫 数珠繋
始解時に使用。「縛り紅姫」の網の繋ぎ目から連鎖的に爆発を起こす。
- しびれ指
指でわずかに触れ、相手の身体を麻痺させる技。ルキアはこれを縛道の一種だと述べている。
- 褥返し
杖と威圧で相手を抑え込み、布団に貼りつけたような体勢を取らせる技術。
- 頬摺
相手の頬を撫でるように斬魄刀で斬りつける、威嚇を目的とした剣術。
- 重撃白雷
浦原が改造した鬼道。斬魄刀の先端から「破道の四【白雷】」に似た霊撃を放つ。
- 封殺火刑
浦原が独自に開発した鬼道。死神の両手首にある霊圧の排出口をふさぎ、放出できなくなった霊圧で相手を内部から焼き尽くす技。
- 破道の九十一・千手皎天汰炮
【千手の涯 届かざる闇の御手 映らざる天の射手 光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな 我が指を見よ 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ】
使用者が限られている九十番台の破道の一つ。術者の背後から敵目掛けて無数の光の矢を降り注がせ攻撃する。破面篇で藍染惣右介に対して完全詠唱で使用を試みたが、崩玉の恩恵で怪物と化していた藍染には手傷を負わせる事が出来なかった。しかし、真の狙いは別にあり…
- 九十六京火架封滅
藍染を最終的に封印した技。上記の「千手皎天汰炮」に乗せて放ち体内に潜ませ、藍染の力が弱まったことで発動し、「封印架」と呼ばれる物に藍染を閉じ込めた。
- 破道の九十九・五龍転滅
裏破道を除けば、判明している最上級の破道である。大地の霊脈から巨大な五龍を生み出し攻撃する技(原作では藍染惣右介が使用している)だが、小説版にて浦原は大気を漂う道羽根アウラの霊圧をハッキングし、これを霊脈の代わりとして発動した。
余談
作中で何度か矛盾を起こしているキャラクターである。
- 尸魂界篇終盤で尸魂界を追放されていたことが判明するが、死神代行篇では普通に尸魂界から仕入れている。
- 尸魂界を追放された理由は崩玉を隠すために死神を人間に戻す義骸を作ったからとのことだが、破面篇では死神を虚化させたり禁術を使ったりしたからということに。
- 仮面の軍勢を救った恩人である筈なのだが、仮面の軍勢が初めて登場した時は完全に見ず知らずの他人のような振る舞い。
- については夜一さん(猫)経由で仕入れていたものと推察できる。志波空鶴を頼っていた可能性も考えられる。
- については後に特殊義骸で一心を人間にしたことが判明しているため、過去篇後に容疑で追加されたものと推察できる。ルキアに使用した義骸もこのタイプなのかもしれない。
- については浦原さんがこの時、仮面の軍勢を善なのか闇堕ちしたのか様子見していたのは本当だと思われる。
関連イラスト
関連タグ
BLEACH 浦原商店 死神 護廷十三隊 二番隊 十二番隊 観音開紅姫改メ