概要
浦原喜助の使用する卍解。
尸魂界篇の段階から浦原が卍解を使用できることは示唆されていたが、登場したのは最終章である千年血戦篇の終盤。
本人もこの卍解は相当な切り札としているのか、破面篇では藍染に一度やられながらも使うことはなかった。
また、この卍解は通常死神が卍解を修得する過程である具象化と屈服の内、具象化の項目を独自の道具によって達成したとされ、正規の手段で卍解を修得したわけではない。
このあたり、自身の斬魄刀を改造することで卍解を修得した涅マユリと通じるものがある。
外見
この卍解を発動すると、刀剣そのものの形状は変わらないが、浦原の傍に聖母を思わせる巨大な女神像が現れる。
この女神像は、如来像の着ている納衣と呼ばれる衣装に似た服を着用しており、常時眼を閉じているのが特徴。
能力
斬魄刀の能力の中では珍しいことに、始解よりも卍解の方が能力が詳しく説明されている。
その能力はズバリ、女神像が触れたものを作り変える能力。
たとえば回復不能のダメージを受けた目を作り変えることで、目を回復させる。自身の腕を作り変えることで戦闘能力を強化するなど。
また、この作り変える能力を発動する際には、女神像は手に糸と針を持ち、裁縫でもしているかのような素振りを見せる。
この作り変える能力の及ぶ効果は広く、人体だけでなく空間まで作り変えることができる。
但し、無条件にすべての物を自由に作り変えることができるわけではないらしく、敵の作り出した空間を作り変えることはできたものの、敵の作り出した空間を壊れやすく作り直すことで破壊したり、敵の肉体そのものを作り変えることで能力を無効化したりと言ったことはしなかった。
その為、効果に関してはある程度縛りのようなものがあるのだと思われる。
余談
浦原喜助をライバル視する涅マユリの卍解金色疋殺地蔵は赤ん坊の姿をした卍解として描写されており、観音と地蔵、母と赤子と、奇しくも関連した要素を持っている。
関連タグ
斬魄刀 卍解︎︎ 浦原喜助︎︎
観音菩薩:名前の元ネタ。また、菩薩や仏に性別はないとされるが、観音菩薩は日本では主に女性として扱われる。