※以下、アニメ未放送のためネタバレ注意
「戦いですよ」
「敗けたら死ぬんス」
「死なない為に死ぬほど準備することなんて みんなやってる事でしょう」
概要
浦原喜助の使用する卍解。
尸魂界篇の段階から浦原が卍解を使用できることは示唆されていたが、千年血戦篇の終盤、アスキン・ナックルヴァールとの戦闘においてついに披露される。
外見
この卍解を発動すると、刀剣そのものの形状は変わらないが、浦原の傍に聖母を思わせる巨大な女神像が現れる。
この女神像は、如来像の着ている納衣と呼ばれる衣装に似た服を着用しており、常時眼を閉じているのが特徴。
能力
その能力は女神像が触れたものを作り変える能力。
たとえば回復不能のダメージを受けた目を作り変えることで、目を回復させる。自身の腕を作り変えることで戦闘能力を強化するなど。
また、この作り変える能力を発動する際には、女神像は裁縫でもしているかのような素振りを見せ、作り替えられたものには手術跡のような縫い目が表れる。
この作り変える能力の及ぶ効果は広く、人体だけでなく空間まで作り変えることができる。
但し、無条件にすべての物を自由に作り変えることができるわけではないらしく、敵の作り出した空間を作り変えることはできたものの、敵の作り出した空間を壊れやすく作り直すことで破壊したり、敵の肉体そのものを作り変えることで能力を無効化したりといったことはしなかった。
その為、効果に関してはある程度縛りのようなものがあるのだと思われる。
ちなみに破面篇では藍染に追い詰められながらもこの卍解を使うことはなかったが、これは京楽の卍解同様「範囲」に効果が及ぶ能力であるためと考えられる。
金色疋殺地蔵との類似性
- 浦原喜助をライバル視する涅マユリの卍解金色疋殺地蔵は赤ん坊の姿をした卍解として描写されており、観音と地蔵、母と赤子と、奇しくも関連した要素を持っている。
- また正規の手段で卍解を修得したわけではなく、通常死神が十数年の時を経て修得する「具象化と屈服」を、転神体を用いて三日で完了している。このあたりも、自身の斬魄刀を改造することで卍解を修得した涅マユリと通じるものがある。
- 女神の正体は不明だが、涅マユリが自身が生み出した人造生命体の技術を卍解に組み込んだことから、観音開紅姫改メの女神も、浦原喜助が人造生命体の技術を取り込んだ物であり、(涅ネムがマユリの「娘」であることからも)浦原喜助の関係者が女神のモデルではないかという指摘もある。
関連タグ
斬魄刀 卍解︎︎ 浦原喜助︎︎
観音菩薩:名前の元ネタ。また、菩薩や仏に性別はないとされるが、観音菩薩は日本では主に女性として扱われる。
治崎廻:後年のジャンプ作品に登場する、同じく触れた物を自在に改造、修復できる能力を持ったキャラクター。尚、何の因果か彼は浦原の中の人が演じたキャラクターを死に追いやっている。