「一護が助けたがってる 一護が命をかけてるんだ 充分だ」
「俺が命をかけるのに それ以上の理由は必要ない」
巻頭ポエム
剣を握らなければ おまえをまもれない
剣を握ったままでは おまえを抱き締められない(5巻)
プロフィール
身長 | 197cm |
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体重 | 112kg |
血液型 | AO型 |
誕生日 | 4月7日 |
出身地 | 沖縄県 |
好物 | トマト |
テーマミュージック | "NO SONG UNHEARD"/THE HELLACOPTERS |
CV | 安元洋貴 |
演 | チャンヘ(ROCK MUSICAL) |
概要
主人公・黒崎一護のクラスメイトで、中学生時代からの親友。あだ名は「チャド」(一護が初めて名前を見たときに間違えてしまったのが切っ掛け。なお、そのまま一護および読者からのあだ名として定着した。他のキャラからは普通に茶渡(サド)君と呼ばれたりしている)。
メキシコ人の祖父(オスカー・ホアキン・デ・ラ・ロサ)を持つクォーターであり、大柄で浅黒い肌の男。顔立ちにもメキシコの雰囲気が残っているが、同年代の友人達と比べると老け顔で、子供からオッサン呼ばわりされ、ネルからは巨人族だと思われている。
人間とは思えないほどの身体能力が特徴の一つであり、電柱を引き抜いて虚と戦ったり、落下する鉄骨を背中で受け止め、オートバイと正面衝突しても平気といったほど身体が頑丈(それどころかオートバイに乗っていた人が大怪我するほど、更にはその人を病院まで連れていった)。さらには勉学面の方も優れており、1年の期末テストの順位は学年11位と一護(23位)よりも優秀な成績を出している。非常に無口だが、素朴で心優しい性格で、子供や動物に優しい。
生まれは沖縄らしく、早くに両親を亡くしたためメキシコに住む祖父に引き取られ、彼のもとで育つ。
幼い頃は日本人の容姿ゆえに、周りから虐めを受け酷く迫害されたことから、身を守るために舐められないよう気に入らないことがあれば相手に暴力を振るっていた。
そのため乱暴者になってしまい、悪ガキのレッテルを貼られていたが、祖父に諭されて以来「自分のために暴力を振るう」ことをやめた。
不良に絡まれリンチされていたところを一護に助けられ、祖父の形見のペンダントを取り返してもらったのが彼との出会い。
それ以来「互いの為に拳を振るう」という約束を交わしており、一護との絆は非常に固い。
戦闘能力
戦闘時には腕に鎧が装着される。死神代行消失篇まで正体は不明だった(チャド本人や浦原喜助は虚に近い能力と推察していた)。
正体は自身の浅黒い肌を媒体とした完現術。
正確には虚と完現術の両方の能力が出ているものだと思われる。
右腕の能力名は巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)。
初登場は死神代行篇終盤だが、本格的に使用したのは尸魂界篇から。
名称は長らく不明であったが、死神代行消失篇において、この頃からこの名称であったことが判明した。
一護の霊力の影響を受けてチャドの魂の力が具現化した姿。スポーツ用品店にありそうな姿に変身した腕から強力な霊力の打撃を放つ。
当初は2発が限界だったが、死神代行篇終盤で夜一と修行してからは5発以上撃っても疲弊しない程強化された。
(京楽春水曰く「消耗限界を超えても命を削って出し続けられる技」)
破面篇の中盤(ガンテンバイン戦)では戦闘中に腕が巨大化し、同時に名称もここで初めて判明した。『防御の力』を宿しており、右腕が巨大な盾のような形状になった。
また、この姿になってから破面の響転に対応できるようになった。描写的に完現術の移動方法も会得した可能性があるが不明。
左腕の能力名は悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)。
ガンテンバイン戦で初めて変化した。右腕とは対照的に細めで白い。
恋次との修行中に発見した能力。右腕と異なり『攻撃の力』を宿している。
技
- 巨人の一撃(エル・ディレクト)
さらに強力になった霊力を纏った打撃を放つ。屈強なデモウラを一撃で倒す威力。
- クレーン投げ(グルーア・ティラール)
デモウラ戦で使用。相手の手を取って一本背負いの要領で投げ飛ばす。
- 魔人の一撃(ラ・ムエルテ)
左腕で霊力を纏った打撃を放つ。帰刃したガンテンバインを一撃で倒す程の威力を誇り、放った際に骸骨状に壁を粉砕した。
活躍
死神代行篇
上記の通り当初は霊感が全く無かったが、死神化した一護の影響で霊力が目覚め、黒崎夏梨を虚から守る際に固有の霊能力が開花。
右腕に鎧が装着され、霊力を纏わせた強力な打撃を放つことが出来るようになる。
一護が死神の力を取り戻した後は、朽木ルキア救出のため一護達と共に尸魂界へと乗り込む
尸魂界篇
瀞霊廷侵入後は単独行動となり、迎え撃つ死神達をなぎ倒しながら進むが、途中遭遇した八番隊隊長京楽春水に手も足も出ずに敗北。同時期に起きていた藍染惣右介殺害事件の容疑者として石田雨竜、志波岩鷲と共に牢に入れられた。
その後、織姫と行動していた十一番隊に救出される。
破面篇
現世に襲来したヤミー・リヤルゴ、ウルキオラ・シファーの元に織姫と共に駆けつけ、ヤミーと戦闘を行うが右腕を引きちぎられる重傷を負わされる。
その後、グリムジョー・ジャガージャック率いる破面襲来時に一護から「自分に任せて退がってくれ」と言われた事で、一護からの戦友としての信頼を失ってしまったと感じ、浦原の元で恋次と共に修行を行い、更なる力を身につけた。
そして織姫救出のため虚圏に乗り込む際、同行に戸惑う一護に「一人で背負い込むな」と敢えて攻撃を仕掛けることで納得させた。
虚圏侵入後はデモウラ・ゾッド、アイスリンガー・ウェルナールを石田と共闘して勝利。その後にガンテンバイン・モスケーダを撃破するも、突如現れたノイトラ・ジルガに瞬殺される。
そのまま始末されそうになるが、救援に駆けつけた卯ノ花烈の手によって一命を取り留めた。
黒腔封鎖後は織姫救出に向かう一護の援護を行い、ルキア、練習と共にルドボーンを倒すが、その後現れたヤミーによって戦闘不能にされた。
死神代行消失篇
死神の力を失って無力感に苛まれる一護に心を痛めており、自分と同質の能力をもつ組織である「XCUTION」と手を組み、一護に死神の力を取り戻す為の修行に関わっていく。
その後月島秀九郎の完現術によって月島の存在を過去に挟まれてしまい、苦しみながらも月島に味方し一護と敵対した。
千年血戦篇
序盤に一護達と登場し、大量の虚を相手取った。
虚圏から命辛々逃げて来たネルとペッシェの頼みで一護達と共に虚圏へ向かい、そこで遭遇した「見えざる帝国」のキルゲ・オピーを一護と浦原が倒すも、尚も立ち上がったキルゲの攻撃によって負傷する。しかし、キルゲはグリムジョーが斃したため命は助かった。
その後は尸魂界にいた一護に織姫と共に自分等の無事を伝え、浦原の指示で織姫と共に見えざる帝国と戦うための修行に励む。
修行後は尸魂界にて一護と合流し、霊王宮へと向かう。霊王宮突入後は真世界城へ乗り込み、ユーハバッハを斃した後の一護達の帰路を作るため、城内の石像群を志波岩鷲と共に相手取ったが使われることは無かった。
成人後はプロボクサーになった模様。これから世界ヘビー級のタイトルマッチに挑戦するらしい番組が流れていた。浅野啓吾曰く「俺達ン中で一番有名になっちゃったもんな!」。
余談
ネット上では「チャドの霊圧が…消えた…?」の台詞が有名。詳細は当該記事を参照。
関連イラスト
pixivのタグとしては『チャド』で使われる事も多い。