はぐれメタルキング
はぐれめたるきんぐ
小山のような体格を誇る特大のはぐれメタルで、初登場は『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』。
実はこれ以前に『ドラゴンクエストあるくんです』にて王冠をかぶったはぐれメタル・その名も「はぐれキング」というやつがおり、そのアレンジバージョンともいえる。
キングスライムやメタルキングのように複数の個体が集まって大型の一個体に変化したのかは不明だが、体技モーションや『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』における初登場時のアニメーションではコイツから滴り落ちるしずくから普通のはぐれメタルになる様子が見られるので、はぐれメタルの母体なのかもしれない。ただし見た目から連想するであろうはぐれメタル×4で作れるのはメタルキング(はぐれメタル×2は普通のはぐれメタルになるだけ)なので注意。
初登場以来、メタル系スライムでも指折りの入手難易度を誇るモンスター。
配合で作るにはスラ・ブラスターとダイヤモンドスライムが必要だが、ダイヤモンドスライムはゴールデンスライム×スライムマデュラの4体配合という贅沢な組み合わせを要求する(メタルキングも結構必要なので、まずそれを揃える時点でダルい)。スラ・ブラスターに至っては配合では作れず、勝ち抜きバトル100連勝を達成しなければならない。
その勝ち抜きバトルも結構なイバラの道で、勝ち進むほど敵が強くなるため、しまいにゃ本来の能力値の上限すら突破した文字通りのモンスターばっかりに。メタル系でさえ一瞬でスクラップ。
オマケにどれだけ連勝しようが負けたら最初からやり直しさせられるし、インターバル抜きなので途中セーブも許されない。
ちなみに、勝ち抜きバトルの報酬は『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』ではキラーマシン3に、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では50勝でバルザック・100勝でウルベア魔神兵に変更されている。
能力上限をぶち抜く青天井は相変わらずだが、50勝・100連勝でオートセーブ&全回復され、100連勝からは終了時にセーブしてもらえるようになった。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル
初登場作品。
裏ボスのヒヒュドラードを撃破した後、ピピッ島の上層で稀に出現する。
コレをスカウトできれば面倒極まりない道中を一気にすっ飛ばせるものの、ただでさえスカウト難易度の高いメタル系、それもSSランク+3枠のコイツがそうおいそれと仲間になってくれるはずがない。
その理由は下記の通り。
1.メタル系でも頭ひとつ抜き出た高い守備力と素早さ(2000)
固さと素早さに定評があるメタル系でさえ素でここまで上がるやつはいない。
というか「こうどうはやい」持ちでもなければまず先手は取れないし、ヒョイヒョイ攻撃をかわす。
しかもカチカチなので最大限に攻撃力を上げても倒しきるのは至難の業。「アンチみかわしアップ」持ちなら必中するが、ダメージを与えるには「メタルキングの剣」とか「メタルハンター」の特性辺りは欲しい。幸いメタルハンターの特性は一般スキルの「メタルハンター」で取れるので、剣を装備できないモンスターでも安心。
2.ギャンブルボディ
通常攻撃で受けるダメージが増加するが、たまに1ダメージに軽減する特性。
通常攻撃でなければ良いので対策は容易。しかしスカウトアタックにはしっかりこれの判定があり、与えるダメージがスカウト成功率に直結するシステム上とてつもなくウザい。
3.ランク・サイズの補正
高ランクモンスターほどスカウトゲージは伸びづらく、2・3枠ならさらに下方補正されてしまう。そのため、ランクを問わず2・3枠はスカウトが難しい。加えてコイツはメタルボディ+ギャンブルボディ+守備力カッチカチなので、これが重なると1%も行かない事すらザラ。他の3枠なら猛威となるギガキラー(2枠なら1.25倍、3枠1.5倍)もほぼ無力。
※起用するならアンチみかわし+メタルキラー+ギガキラーを兼ね備えたナイトキングがオススメ
4.そもそも出ない・すぐ逃げる
コイツを仲間にする上で最大の難関。出現率がやたらに低い。
いない場合はその辺の雑魚と戦闘するか、トンネルを行き来して切り替えしていればそのうち出る……とはいえ、数時間粘ってもまったく出ないなんてザラにある。
オマケに出現してもセーブすら許されない。つまり一発勝負。
いざバトルになっても2~3回行動するため、初手で攻撃→思い出したかのように逃げ出すなんて事も平気でしでかす。同じく低確率でしか出ない&1~2回行動のメタルカイザーも同様の事をやってのけるが、配合で生み出すのはわりと楽なのが救い(メタルライダー&スライムベホマズンを2匹ずつの4体配合)。
主人公を気にせず悠然と闊歩…というか浮遊しているのでその点だけは気楽。意外と足が速く、途中で池や障害物につまずくとなかなか追い付けない。
ちなみにはぐれメタルキングが出現した際には大量のはぐれメタルが現れる。このはぐれメタルは普段のものと異なりこちらに向かって来るし、コイツや他のザコとエンカウントするとはぐれメタルキングは消滅するため要注意。また時間経過で昼夜が切り替わってしまっても消えるので、せっかく出たのに時間切れとばかりに「あたりに夜のとばりがおりた…(あたりに日の光がみちてきた)」とメッセージが表示されてガックリ…なんて事も。
5.しもふりにくを使ったそのターンはスカウトできない
しもふりにくは使うとスカウト率10%アップするアイテム。しかし、使えるのは戦闘で1度だけ。
『テリーのワンダーランド3D』以降は肉を使ったそのターンからスカウトできるようになったが、『ジョーカー2プロフェッショナル』当時は次のターンまで待たねばならず、当然その間も平気で逃げ出す。足止めしようにもマインド(1回休み)が半減なので効きづらく、こうどうはやいとマインドブレイク(マインド耐性を弱点まで下げる)を兼ね備えたモンスターはいない。ジェネラルダンテやキラーパンサーのようにれんぞく持ちのモンスターに当たるを幸いでハートブレイクでも使ってもらおう。
もししもふりにくを使いきったらブオーンやワニバーン、スラキャンサー辺りからぬすっと斬りでぶんどること。……だがこれも結構な低確率で、滅多に落とさない。
なお見事倒した際の経験値は破格の655350。はぐれメタル20匹分(メタルキング9匹分)くらいに相当するが、こんなヤツを倒せるならもはや経験値など無用の長物だろう。というか絶望的に稼ぎに向かない。
また1/256でぎんがのつるぎを落とすこともある。1/256…はぐれメタル……
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D
今回は野生では出なくなったが、他国マスターがダイヤモンドスライムと共に繰り出してくる。他国マスターのモンスターはスカウトして引き抜けるので、どうせならダメ元でチャレンジしてみよう。
ちなみに倒せば経験値はカンスト(4体埋めていると分割されて250万ずつになるが、どっちにしろ破格)。ただしぎんがのつるぎは落とさないので注意。
この個体はすさまじい攻撃力を持ち、限界まで鍛えたパーティでも半壊させられる火力。そしてさっさと逃げ出す。
なのに味方としては攻撃力は貧弱で、普通のはぐれメタルにすら負けている。
スラ・ブラスターが配合で作れるようになったほかスライダークロボでも代用可能になり、あくまの書シリーズのおかげで労力も減ったため配合するのは割とマシにはなった(こいつらの工面は大変だが)。また「究極配合」の登場により、2~3回行動を確定3回行動にもできる。
ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵
だいたい『テリーのワンダーランド3D』と同様。しかし他国マスターがリセマラできなくなった上に肉のスカウト成功率が下がったので相対的に難易度上昇。
その代わり新生配合した4枠モンスターなら基本的に40%は上がる。
ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト
王冠等の部分が微妙に異なっている「はぐれロイヤルキング」、エイプリルフールイベントにバツ印が描かれた看板を持った「はずれメタルキング」という亜種も登場している。