概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。メタルシリーズの例に漏れず非常に高い経験値が貰えるが、非常にすばやい上に固く、また攻撃もひょいひょい回避し、逃げやすい。グラフィックはキングスライムの色違いであり、スライムと同様にメタルスライムが合体して登場することもある。
多くの作品でははぐれメタルに比べてHPがケタ違いに高く(はぐれメタルが8程度、メタルキングは20程度)。「メタル斬り」で倒そうとしても、前述の防御力のみならず回避率まで異常なことからまともに当たらないのもよくあることだし、そもそもその前に逃げられるのがほとんどである。よって倒すなら大まじん斬りや雷光一閃突きなど、「かいしんのいちげき」を狙う方がまだ可能性が高い。
これは『ドラゴンクエストⅧ』において、楽にクリアしたいなら主人公はヤリ、ヤンガスが斧一択になってしまった元凶とも言える。
『ドラゴンクエストⅣ』~『ドラゴンクエストⅥ』、『ドラゴンクエストⅧ』では最上位経験値キャラである。『ドラゴンクエストⅦ』、『ドラゴンクエストⅨ』、リメイク版『ドラゴンクエストⅣ』ではさらに上位の「プラチナキング」が登場している。
『ドラゴンクエストⅨ』ではまさゆきの地図の存在により、多くのプレーヤーに狩られる存在となり、公式サイトにおける国勢調査でも倒したモンスターの一位となっている。
乱獲されまくった彼らの怨念は『ドラゴンクエストⅪ』にて復讐に燃えるウルトラメタキンを産み出した。
「簡単に 戦いの経験を得ようなどという淡い夢を抱いた ふざけた冒険者はこの我が すべて一掃してくれるわっ!」
…すみません。
でも、倒したあとは近くのフロアにメタルキングが湧くようになるのでまたも狩られてしまう羽目に…。
『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』では本編クリア後の隠しボスの一体としてまさかの登場を果たす。剣神度520以上ある状態で町の洞窟にある鏡を調べると戦える。見事倒すとメタルキングヘルムをゲット出来る。効率よくレベル上げするならメタルキングの剣を装備しないと他の装備では全て1ダメージしか与えられない。動きもかなり素早く攻撃はしてこないが時間内に倒さないと逃げられる。仮に逃げられたとしてもクリア扱いになる(戦利品のメタルキングヘルムは貰えない)。同作品の隠しボスの一体キラーアーマーズ討伐で入手出来る古びたつるぎからメタルキングの剣への強化素材の「プラチナメタル」はメタルキング討伐報酬でしか入手出来ず揃えるまでは他の装備で行くしかない状態で手間も時間もかかる。またちいさなメダルも報酬で貰えるのでレベル上げも出来て一石二鳥である。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』ではこれまでありそうでなかった「はぐれメタルキング」が登場している。
…と、思いきや実はこの「はぐれメタルキング」は過去に発売された「たまごっち」風ゲーム『ドラゴンクエスト あるくんです』に登場する「はぐれキング」がモチーフとなっており、厳密に同種であるかは不明であるもののアイディア自体は既出のものである。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』のWi-Fi対戦では、ゴールデンスライム、スライムマデュラに次ぐ3体目のメタル系としてコイツを採用した「トリプルメタル」構築まであった。
また、根気さえあればはぐれメタル4体を野生で勧誘することで4体配合による作成に繋がるので、そうなればガルマッゾ撃破は痛恨をケアする手段をきちんと用意するだけで盤石である。当時は耐性ブレイクもなかったので猶更である。
何ならデオドラン島のメタルエリアでスカウト可能であり、エンディング後には他国マスターから奪うことも可能だが、コイツを余裕でスカウトできないパーティではDQMJ廃人の名は片腹痛い。
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』ではスライム系のランクAとして登場。王道の「みがわり」要員として活躍。メカバーン、スライムボーグと共に、Aランク以下というオンラインでのスカウトの範囲内に収まっていたため、オンライン対戦でネズミ算的に増えたものと見られる。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』では特性「メタルボディ」と特技「みがわり」の組み合わせを活かして一定数対戦で使われるが、休み系と「スライムたたき」でガチガチに対策しているパーティにとっては、メタル系自体カモだったりする。
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