「どんな絶望的な大ケガでも
全部あたしが治すんだから」
「…ありがとう 黒崎くん…さよなら」
巻頭ポエム
もしわたしが雨だったなら
それが永遠に交わることのない
空と大地を繋ぎ留めるように
誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか(3巻)
私達
一つとして
混じりあうものはない
二つとして
同じ貌をしていない
三つ目の
瞳を持たぬばかりに
四つ目の
方角に希望はない
五つ目は
心臓の場所にある(27巻)
プロフィール
年齢 | 15歳→17歳 |
---|---|
身長 | 157cm |
体重 | 45kg→49kg |
血液型 | BO |
誕生日 | 9月3日(おとめ座) |
部活 | 手芸部 |
好きな食べ物 | チーズ・バター・甘いもの |
テーマ音楽 | T'en va pas/ELSA |
CV | 松岡由貴 |
舞台版 | 吉井怜 |
演 | 真野恵里菜(実写版)佐當友莉亜(ROCK MUSICAL) |
概要
空座第一高等学校に通う女子高生。
胡桃色のロングヘアに6枚の花弁を持つ花を模ったヘアピンが特徴的な美少女で、学校においてはアイドル的存在。
主人公・黒崎一護のクラスメイトで、彼に想いを寄せている普通の人間だったが、死神化した彼と魂魄の状態で接触したことをきっかけに霊能力が目覚めていき、仲間と共に戦いに身を投じることになる。
固有の戦闘能力(完現術)として、「事象の拒絶」を主軸のシステムとした【盾舜六花】を操る(詳細はリンク先を参照)。
基本的にかなりの天然ボケで突飛な言動を繰り出しているが、その実学年トップ3に入るほど成績優秀。
また、運動神経も良く空手は初段程度の実力の持ち主。お笑いが大好き。
料理好きでもあるのだが、途轍もない味音痴。ただ、彼女の料理は見た目は独創的ではあるが味は良く松本乱菊や黒崎家などから評価されている。アニメ版ではその話を聞いた斑目一角からも是非食ってみたいと言われていたが日番谷冬獅郎は「それはやめておいた方がいい…」と止めており彼からは苦手に思われている様子。
事あるごとに子どもに暴力を振るう酷い両親の許に生まれ、兄・井上昊曰く「父親は“悪魔”で母親は“淫売”であった」という。
後に命の危険を感じ、幼くして兄と共に親元を離れた。このため、両親とは物語開始時点で事実上の絶縁状態にある。
しかし、唯一の家族であった兄も中学1年生の時に交通事故で亡くしアルバイトと親戚の援助を受けて一人暮らしをしている。
勉強を頑張っているのも、成績が下がると生活費も下げられてしまうという理由から。
アニメ版では幼くして、兄と共に親に捨てられたという設定に変更。どちらにしても悲惨な境遇だが。
中学生の頃には派手な髪色が原因で上級生から髪を切られるなど酷いいじめを受け、塞ぎ込んでいた時期もあった。
しかし、上記のような暗い過去を持ちながらもそれを感じさせないほど明るく能天気な性格をしている。また敵味方問わず救いの手を差し伸べる優しさや芯の強さを併せ持つ。
一護に対しては「生まれ変わっても同じ人を好きになる」というほど深い愛情を一途に寄せている。
クラスメイトであるたつきは、虐められていたところを助け出してくれた一番の親友であり、虚によって彼女が傷付けられた際には怒りを露わにした。
破面篇から17ヶ月経過した死神代行消失篇では、前髪を伸ばし(姫カット気味)、ストレートだった髪はゆるくウェーブをかけている。白いオーバーニーを着用し、髪にヘアピンはつけていない。
スタイルは以前よりムチムチした様子で、更に爆乳になっており、すれ違った後輩男子も見惚れさせている。
パン屋でバイトをしており、携帯電話も所持した様子。
ちなみに自身の脳内フィルターや妄想レベルは相変わらずである。更にこの頃から、彼女から見て一護のことがかなり美化されるようになった(通称:織姫ビジョン)。
最終章・千年血戦篇では、一護や茶渡と共に石田雨竜を説得しようとして尸魂界に向かう。
「これなら一護もイチコロだ」という浦原喜助の冗談を真に受けたせいで、衣装がとんでもないことになった。
千年血戦篇の後日談を描いた小説『WE_DO_knot_ALWAYS_LOVE_YOU』によると、「ABCookies」というパンケーキの店で正社員として働いてるとのこと。元々はバイトをしていたのだが、織姫の親戚からの援助がされなくなるため就職先を探しており、それを聞いた店長が「それならうちの正社員になれ」と織姫をスカウトし、バイトから正社員に昇格させたとのこと。
最終回では、長らく想いを寄せていた一護と結婚し、黒崎一勇を授かる。→黒崎織姫※リンク先ネタバレ注意
読者評(主に女性)
少年漫画のヒロインにありがちなことではあるが、織姫はとくに女性読者からの評価が非常に芳しくない。これは、守ってもらうばかりで主人公が事件に巻き込まれる原因を作ったり、戦いで役に立たないのに常に主人公の隣のポジションにいるからと推測される(捕らわれのヒロインとして描かれていた破面篇中盤でこれらのマイナスイメージが際立ってしまったのも理由の一つ)。
作中では何度も周りから力不足を指摘され涙を流す場面が散見され、心身共に弱々しさが強調されている。他には男受けの良い要素を詰め込んだ柔和な性格のスタイル抜群の美女というのもあるかもしれない。
ただし、通しで読んだり作者の意図を見れば、彼女は成長するヒロインとしてデザインされていると分かる。
最初は守られてばかりで主人公に迷惑もかけるが、それを本人も自覚して苦悩し努力しており、最終戦では一護の背中を任されるまでに成長している。
最後は一途に思い続けた一護と結ばれ子宝にも恵まれ、働く強く優しい母親という自立した大人の女性になっている。
余談
初音ミクがネギを持つようになったのは織姫に関連がある。
というか大元。詳しくはこちら。
よくよく観察してみると、作中では一護と同じかそれ以上に破面に対して甘い。基本的に関わった破面が負傷した場面に出くわしたら可能な限り治療を施しており、それは自分に対して拷問を加えてきた相手も例外ではない。(下手したら死神や人間よりも破面の方が織姫に世話になった人数が多いかも知れない。)言葉の通じない獣のような下級虚はともかく、少なくとも人間と同じような心を持っている破面に対して冷酷になれないのは、大好きな兄が虚と化した経験をしたことと無関係ではないだろう。
読切版では、兄ではなく父を亡くしている。
階段を踏み外して転落死し、亡霊として彷徨っていた所で死神代行を兼任していた一護と出会う。生前は一度話しただけで、連載版のように特別仲が良かったわけではない。
魂だけは一護の活躍で助かるものの完全に亡くなっているため、連載版とは違い生き返ることはなく、最後は死神の力を取り戻した朽木ルキアに尸魂界に送られ、父と仲良く成仏してしまう。
前述の通り女性読者からはあまり評価が高くなかったが、それは受け身な性格が女性読者からは特に嫌われる要素である他、この手の作品にありがちなカップル妄想で朽木ルキアが一護と一緒になると思っていたファンが少なくなかった点も多少はあっただろう。
ちなみに男性読者からの評価はそこまで悪くなく、いかに囚われのヒロインや受け身の性格が男女で受け取られ方が違うかを如実に表す好例といえる。
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