「おーりひーめちゃーん あーそーびーましょ」
「アンタ、なんてカオしてんのよ!!」
概要
"自称"藍染惣右介の側近「藍染親衛隊」の一人である女性破面。
左目周辺が仮面の名残で覆われており、ツインテールとミニスカートが特徴。メノリ・マリアとよく行動を共にしている。格上である十刃にも高圧的な態度を取る。
性格は直情的だが藍染に心酔している上に、「陰湿かつ残虐」「敵と見なした者には冷酷な上にメンヘラ」と言う女の嫌な所を全て混ぜ込んだ性悪女を絵に描いたような存在。正直に言えば、典型的な小物である。藍染に特別扱いされていた井上織姫に激しく嫉妬し、メノリと共に暴行を加えていた。そこをグリムジョーに見咎められて片足をもぎ取られる(アニメ版ではへし折られるに変更されているが、どちらにしても少年誌でやれる範疇じゃない気もする)。しかし、その自分の足をたちどころに復元し、それどころか一緒にグリムジョーに攻撃されて即死状態だったはずのメノリすらも再生させた織姫に「化け物じゃない…!」と恐れを抱くようになる。
これで懲りたかと思いきや、その後「恩を仇で返す」が如く用済みとなった織姫に復讐するべく、再び暴行する(ちなみに相方であるメノリはもう関わりたくないとかなり嫌がっていた)が、突如現れてメノリを吹き飛ばしたヤミー・リヤルゴと交戦。激昂するもヤミーの一撃によって敗北し退場した。
その後の成り行きで石田雨竜に助けられる(原作では単行本おまけページに「ロリの現状」というタイトルでぞんざいに描かれている。アニメ版ではミニコーナー「死神図鑑」において、最初は市丸ギンから死んだ扱いをされたが塔の壁面に刺さった石田の矢でスカートを吊られている元気な姿を見せてくれた)。
原作では完全に織姫を逆恨みしているが、アニメ版では「あんたに借りなんか作りたくない」「私の獲物に手を出すなぁ!!」などと言いながら織姫に対して一応の恩義を感じて曲がりなりにも彼女を守ろうとしており、良識的な一面を見せるようになっている。
最終章・千年血戦篇で再登場。虚圏に侵攻してきた星十字騎士団の滅却師であるキルゲ・オピーと戦うが、今まで戦闘経験はからっきしらしく、何しにきたと突っ込みたくなるくらい一瞬で敗北し再び退場するほどあまりにも弱かった。
その後、小説『Can't Fear Your Own World』に再登場。キルゲ戦後、虚夜宮でロカ・パラミアの治療を受け、ルドボーンの部下になっていたことが判明。
虚圏を襲撃したゾンビエッタ、ジジ、リルトット相手に帰刃し交戦したが、リルトットに百刺毒娼の一部を喰われるなど相変わらず弱かった。
あまりにも小物で残虐な性格のせいでかなり嫌われているが、見た目は中々に可愛らしいため、出番の少ない敵キャラとしては一部から人気がある様子。
帰刃
能力名は【百刺毒娼】(エスコロペンドラ)。
解号は【毒せ】。
普段はダガー状の斬魄刀だが、解放すると両腕が無数の刃を持つ巨大なムカデの胴体の様な形状に変わり、触れた物を溶かす毒を発する。
尤も、毒関係無くヤミーの巨拳に叩き潰されて退場しまったのだが。
千年血戦篇では久し振りに出たと思いきや帰刃することすらなくキルゲに瞬殺されたり、小説『Can't Fear Your Own World』でも帰刃の一部をリルトットに食われた上、リルトットに逆に帰刃能力を使われ、奪ったリルトットの偽帰刃の方がロリの帰刃よりよほど大活躍しているなどの不遇ぶりを見せる有様となった。
なお、ヤミーやキルゲの部下からも指摘されているが、斬魄刀をどこに隠し持っていたかは不明。ただしヤミーはその疑問を投げかけた直後に「やらしい女だぜ」と言っているため、おそらくそういうことなのだろう…