CV:大原さやか
巻頭ポエム
罪無きあなたは 太陽のよう
罪深きあなたも 太陽のよう(第60巻)
※アニメ千年血戦篇の次回予告ポエムでは上の句を真咲が、下の句は一心が朗読している。
概要
6月9日生まれ。6月17日没。作中では既に故人。
生前の真咲について、一護は「ウチはおふくろを中心に回っていた」、一心も「全てを引きつけ、全てを許し、全てを照らす太陽のような存在」だったと語っており幾度か真咲を見たことがあった有沢たつきからは「ウソみたいにキレイなお母さん」と評されるほどの美貌の持ち主でもあり、一家の中心であったが、当時9歳だった一護を庇い、虚の一体・グランドフィッシャーに殺害された。
黒崎家のリビングには現在も「真咲フォーエバー」と書かれたポスターの様な巨大な遺影(夏梨曰く「アホみたいな遺影」)が壁に貼ってある。また命日である6月17日には毎年、全員で真咲の墓参りに行くのが黒崎家の習慣となっている。
上述のように、家族からの愛は亡くなって多くの時間が経った現在でも、全く色あせていない。それゆえに一護は死因はわからないながらも長年「俺が家族の中心であるおふくろを奪い取ってしまった(=自分のせいでおふくろが死んだ)」と自責の念に駆られるほどに内心で思い詰めていた(命日を前にした日にはルキアに対し「明日はおふくろが死んだ日じゃなく『殺された日』」とも語っていた)。
なお、物語開始時点から霊を見たり干渉したりが当たり前だった一護に対して、父である一心は「霊も見ることも感じることもできない」という点が強調されており、真咲の方が何らかの霊能力を持つ、あるいはその血を引く人物であることは序盤からほのめかされていた。
実際、回想の中でグランドフィッシャーの疑似餌に騙され寄っていこうとする一護を大声で制止しようとしており、グランドフィッシャーの本体も見えていたと思われる。
過去(※ネタバレ)
以下、最終章・千年血戦篇のネタバレ注意
「___私は黒崎真咲」
「滅却師です」
実は純血統の滅却師・黒崎家の最後(両親は死去し、兄弟はいない)の生き残り。同じく純血統の家系である石田家で養われ、石田竜弦が婚約者であった。
その実力は高く、特に静血装の力は桁外れだった。滅却師の仕来たりを無視して虚を倒しに飛び出すなど、強い正義感も秘めていた。
高校時代のある日、当時の護廷十三隊十番隊隊長だった志波一心(後の黒崎一心)と、藍染惣右介が実験で生み出した人造虚「ホワイト」との戦闘に割って入り、自身の身体を囮にホワイトを撃破する。
「つーかまーえたっ!」
しかし、この戦闘で受けた傷が元で虚化を発症し、浦原喜助によって一心の魂魄を真咲及び彼女の中の虚に繋ぐことで症状を抑えることに成功して、何とか事無きを得た。やがて高校卒業後、石田家を追放され、大学に進学。自分を救うために死神の力を失った一心とはその後も交流を続け、やがて結ばれ一護たち3児の母となった。
高校時代の性格は、虚に飲み込まれそうになって一心が助けに来た時もお気楽にはしゃいで名前を教えて貰おうとするなど楽天的な性格であり、助かった後も能天気に寝ていたほどという、どこか井上織姫を思わせる人物だった。ちなみに当時の夫は今より息子の一護に顔立ちが似ている。
彼女の死の真相はグランドフィッシャーに襲撃された日に、滅却師の始祖・ユーハバッハによる"聖別"が行われ、虚が混ざっていたことで"不浄"と見なされてしまい、滅却師の力を全て奪われ、戦う術を失ってしまったためだった(なお、一心曰く滅却師の力が奪われなければ、グランドフィッシャーに傷を負うこともなく勝利できたとのこと)。
アニメでは補足シーンが追加。グランドフィッシャーの攻撃を静血装で防御しようとするが、聖別によりそれらが使えなくなり、逃げるしかなくなったとのこと。